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鏡龍樹「義母の美乳」

鏡龍樹「義母の美乳」
(フランス書院文庫、2001年10月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

義母の美乳 (フランス書院文庫)
鏡 龍樹
フランス書院
2012-08-17



【あらすじ】

聖哉は再婚したばかりの義母の晴美に亡き母親の面影を求めて、彼女のブラジャーの匂いを嗅ぎながらオナニーしてしまう。そんな弟の異変を実姉の亜弓が気付かぬ訳もなく、自分に振り向かせようと生の乳房に触れさせる。義母と実姉との張り合いは次第にエスカレートし…。

【登場人物】

小暮聖哉
16歳。高校1年生。幼い頃に実母を病気で亡くし、心の何処かで彼女の面影を探している。実姉の亜弓に強く惹かれていたが、彼女が一人暮らしを始めてから義母の晴美にも同じように求めるようになり自己嫌悪を抱いている。童貞。

小暮晴美
36歳。聖哉の父親と3ヵ月前に再婚。前の夫とは浮気されて離婚した過去がある。小振りながらもくっきりと谷間が出来るくらいのバストの大きさと、年相応に熟れた身体付き。

小暮亜弓
23歳。聖哉の実姉で父親似だが、当の弟からは亡き実母の面影を求められている。服飾メーカーでブラジャーのデザインを担当しており、就職を機に一人暮らしを始めている。男性経験はある様子。巨乳。

【展開】

晴美はある晩聖哉が浴室で自分のブラジャーの匂いを嗅ぎながらオナニーしているのを覗き見てしまい、次の日に彼の部屋を掃除していてごみ箱に精液の残ったティッシュを発見し思わず秘所を慰めてしまう。それ以来聖哉を男として意識するようになり、亜弓が泊まりに来た日に彼が姉に向ける視線が男女のそれだと気付いてしまう。
その晩夫に抱かれてあられもない声を上げている晴美をよそに亜弓が聖哉の部屋を訪ねると、晴美のブラジャーをおかずにオナニーしている弟を発見する。嫉妬に駆られて自分の下着を使いなさいと聖哉に渡し乳谷へ抱き寄せると、それだけで弟がイってしまったのを感じ幸せな気分に浸るのだった。

次の日聖哉の態度に異変を感じた晴美は入浴中の聖哉を訪ね、亜弓をどう想っているのか探りを入れる。案の定分かりやすい反応を見せた聖哉を振り向かせようと身体を密着させ、スポンジ越しに勃起へ擦り付けて射精に導くと、乳房に触らせてあげると誘い手で二度目の絶頂へ追い込んでしまう。それから一週間晴美から何の話もなく聖哉も我慢していたが、ある晩父の不在の日に晴美の訪問を受ける。乳房に触らせてもらうだけでなく、本番もして良いのよと誘われ正常位で童貞を卒業するのであった。

一度は聖哉と結ばれたものの夫がいる手前自分から手を出せずにいた晴美は、代償として夫にシックスナインや目隠しをした情交を求めるが、その週末に我慢が出来なくなり聖哉を連れて都心のラブホテルで関係を結んでしまう。しかしその密会は亜弓の知るところとなり、次の日に聖哉は姉の住むマンションの部屋に呼び出される。服を脱ぎ露わになった姉の乳房を見て聖哉はこのオッパイを待ち望んでいたと喜び、正常位で姉と結ばれる。

しかし聖哉は自宅に戻ると晴美から亜弓と交わったことを見抜かれ、父親が帰宅するまでの僅かな時間で慌ただしくセックスを求められて拒めず、本当に好きなのはどっちなのかと思い悩む。そして迎えた次の週末に、実家を訪ねた亜弓と晴美が対峙する。亜弓の乳房を欲しがる聖哉の甘え方を見て、亡き実母の面影を求めているのだと気付いた晴美は張り合うのは止めようと考え、亜弓も同じことを悟ったらしく晴美を初めてママと呼び聖哉を甘えさせる。対面座位で交わった姉弟を見守りながら晴美も聖哉に抱き付き、秘所を慰めて同時絶頂に至るのだった。

【レビュー】

2000年代に入りこれまでの凌辱路線や、主人公の少年をペットのように振り回して倒錯した快感を得るヒロイン像の作品など、目まぐるしく変化し続けていた頃に出された誘惑作品である。当時はまだまだ地の文先行であり、5~10ページ間に会話文が全く含まれていないことも珍しくないのだが、これを意識して書いたものだったとしたら、ところどころピースの欠けたパズルのようなものかもしれない。登場人物の気持ちの変化が読み取りにくいためである。

鏡龍樹作品の中にはこうした地の文先行で展開される作品が少なくなく、分かったような分からないような曖昧さが拭えない時がある。何か一捻り入れたいと考えてのことと推察するのだが、もう少しストレートに展開させても良かったのでは…と思う作品の一つである。義母(の乳房)に目を奪われる主人公を取り返そうと、実姉も身体を張って対抗する。そして義母も…で十分分かりそうな気もするが、いかがであろう。
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tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦 姉弟相姦

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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