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相馬哲生「力ずくの隣人狩り【四匹の牝奴隷】」

相馬哲生「力ずくの隣人狩り【四匹の牝奴隷】」
(フランス書院文庫、2016年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

大学進学を機に兄夫婦の暮らすマンションの隣室に越して来た亮司だったが、兄嫁の詩織の身体を求めようとする獣欲をまずは隣人の美奈子に向ける。続いて美奈子の元教え子の里沙、詩織の友人のはるかの弱味を握り力ずくの関係を結ぶ。そして遂に詩織を抱く機会を得るが…。

【登場人物】

西尾亮司
19歳。大学進学を迎えたばかりの青年。5年前に両親を事故で失って以来、10歳年上の兄によって高校、大学と援助を受けている。事故によって社会全体に不信感を抱いて斜に構えたところがあり、根の部分はそれなりのワルである。20cmクラスの巨根。

松嶋美奈子
32歳。高校教師。亮司の隣室である401号室の住人で、何かと管理人に苦情を申し出たりと性格に難がある独身美女。かつて別の赴任先を探していた時に、里沙の家庭教師として勉強を教えていた。肉感的な身体付き。

野崎里沙
ミッション系の女子高に通う少女。父親は輸入家具を扱う商売人で、亮司たちの住むマンションの南側の向かいにある白亜の豪邸で暮らす。美奈子と出会ってから少しずつ社交的になり、恩人のように感じている。男子との付き合いはない。

山森はるか
26歳。亮司のマンションから見て北側の新興住宅地の一角にある住宅に夫と二人暮らし。生真面目だがエッチには熱心な彼によって被虐性を開発され、やや露出癖があるのを亮司に見破られてしまう。歳も近いことから詩織と仲良くなったばかり。

西尾詩織
28歳。亮司の兄嫁で3年前に結婚、亮司の隣室である403号室の住人。流石の亮司も兄には頭が上がらず、高嶺の華のような扱いで手を出せずにいた。

【展開】

亮司が引っ越して早々に兄夫婦による歓待を受けるが、そこへ美奈子から静かにして欲しいと苦情を言いにやって来る。詩織のいる手前従順そうな振りをしたものの、美奈子の気の強そうな振る舞いを見て堕とし甲斐があるなと決意する。一週間後隣室の兄夫婦が外出した際にわざと大音量でAVを流し、美奈子を部屋に誘い込むとスタンガンで気絶させ、下着姿にして四肢をベッドに拘束してしまう。盗聴器を使い二日前の夜のオナニーの話を切り出し、勤務先や教え子の名簿など全てを調べたと告げると、美奈子は弱味を握られ観念した様子で口唇奉仕や正常位での中出しを受け入れる。

美奈子が里沙と会っているのを見て亮司は反対する彼女のアナルを犯し、次の標的に定めると告げる。ある日三人で買い物へ出掛けると里沙を美奈子の部屋に連れ込み、睡眠薬を仕込んで眠らせると四肢をベッドに拘束する。目覚めた彼女にローターを使い羞恥を与え、10分間我慢できたら解放すると告げて舌と器具を駆使して陰核責め遭わせるて、降参を認めた彼女は拘束を解かれても抵抗を見せない。そして美奈子が部屋に入ると当て付けるかのように口唇奉仕を続け、破瓜の痛みに耐えて剛直を受け入れる。射精を迎える瞬間に美奈子から口に出してと求められ、亮司はリクエストに応えるのだった。

亮司は部屋の北側から山森家を覗くと、夫婦での交わりの際にいつもカーテンを開け放っていることから露出癖があると見抜き、次の標的に定める。宅配業者を装いスタンガンを使ってはるかを気絶させベッドに四肢を拘束し、目覚めるとバイブを使って秘所を、唇で乳房を愛撫して潮を吹くほどの絶頂を与える。拘束を解かずにパンティの股布をずらして挿入した亮司は彼女に中出しだけはと拒まれ外に出すが、浴室に移動して泡姫プレイを要求し騎乗位で交わると腰をガッチリ抑えて中出しし恥辱を与える。

亮司は隣人狩りの総仕上げとしてはるかを使って詩織を自宅に呼び出し、少し早い誕生日祝いだと美奈子も加えた三人で彼女にシャンパンを飲ませて眠らせる。タイミングを見計らいはるかの家の窓際で3Pを始めると、案の定詩織が薄目を開けて情交を見守っていることに気付きソファーに移動すると、彼女の顔面近くに剛直を近付ける。
詩織は夫から亮司が荒んでしまったのは自分のせいだと聞かされており、自分が代わりになればと覚悟を決め口唇奉仕や正常位での性交に応じてしまう。しかし暴走し始めた亮司がそれで満足する訳がなくある晩兄を睡眠薬で眠らせると、隣室で待たせていた美奈子、里沙、はるかを部屋に連れて来て三人でレズプレイを始めるように要求する。里沙まで巻き込んだのを見た詩織が自分が全て受け入れると告げると、亮司は思った通りだとほくそ笑み寝室へ移動するとベッドで眠る兄のそばに四人を並べて順に貫くのだった。

【レビュー】

創作20作品目を迎えた作者は、本作で初めてヒロイン4人が登場する長編作品を手掛けている。(短編集である9作品は除く)約300頁の分量で全4章立て、各章1人ずつ攻略というスタンダードな流れで手際よく纏めているのは、流石ベテラン作家らしいと感じる。
相馬哲生作品では30代~40代のうだつの上がらない中年男が多いが、本作では【亮司】19歳の大学生が主人公である。以前は素行が悪く兄の世話になっているが、両親を失って斜に構えているのもあり、悪ぶっているだけの青年と言えるだろう。

隣室401号室の住人:【美奈子】32歳(62頁)
引っ越して来た早々に単身で部屋に乗り込み、騒音を訴えてきた気の強そうな女教師。彼女の部屋を盗聴しひとり遊びの証拠を掴み、再び部屋に乗り込むように罠を仕掛ける。スタンガンで気絶させられて弱味を握られたらしく、比較的早めに堕ちる。

南側の豪邸に住む令嬢:【里沙】女子高生(101頁)
美奈子と親しくしているのを主人公に見付かり標的にされるが、美奈子が反対し後ろの処女を奪われる描写もあるので、実質的には80頁弱である。睡眠薬で眠らされて四肢を拘束され、美奈子が見守る中で処女を奪われる。

北側の新興住宅に住む兄嫁の友人:【はるか】26歳(50頁)
兄嫁の詩織に執着する主人公は次に彼女の友人であるはるかを狙うが、夫との情交の際に何故かカーテンを開け放っているのを見て露出願望があると見抜く。スタンガンを使って自宅に侵入し、四肢を拘束して…というのは美奈子と同じである。

隣室403号室に住む兄嫁:【詩織】28歳(79頁)
はるかという手駒を得た主人公は彼女の自宅に詩織を招き、目の前ではるかと美奈子と交わっているのを見せ付ける。主人公が荒んだ原因を知るだけに自分が身代わりになればと覚悟を決めるが、当の主人公は兄へのコンプレックスを晴らさんが為に際どい行為を要求する。

「力ずく」の作風を貫く為にきっかけは気絶させたり、眠らせたりして拘束してから情交を結ぶ形だが、本質的には主人公は悪ぶっているだけのような気がしなくもない。(終盤では兄を眠らせて詩織たちと交わるが、やはり世話になっている兄には頭が上がらないということか?見せ付けるだけの度胸は無いと思われる。)
だからこそパターンが単調になりがちで、兄嫁が最終目的とはいえ時には強く出てみるだけでなく、退いてみたりするなど何かしらの工夫が欲しかったし、肝心の彼女を攻略する描写が尻切れになっていて残念でならない。兄嫁さえ手に入れれば他の3人はもう用済みな扱いなのも同様である。フランス書院文庫では最近ヒロイン4人の作品が増えて来ているのだが、この分量でこの人数は1人多いかなという印象である。人数を減らすか、頁数を増やすか、作品の趣旨によって判断は異なるが、本作は前者の方であろうか。
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tag : 大学生主人公 処女 4人以上ヒロイン

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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