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西条麗「淫夜【みだらよる】『誘惑』と『恥姦』」

西条麗「淫夜【みだらよる】『誘惑』と『恥姦』」
(フランス書院文庫、2003年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

40代も半ばを過ぎた森口は、友人の娘で職場の部下である理沙が通い妻同然に甲斐甲斐しく家事のをしてくれるのを甘受していたが、ある日亡き妻の看護をしてくれた亜矢子と再会し関係を結ぶ。更に部下の妻であるめぐみとも不倫契約を結ばされ、この世の春を謳歌するが…。

【登場人物】

森口淳
47歳。某デパートの外商部部長を務めており、4年前に妻を病により亡くしている。娘はいるが金の無心でやって来ることが多く、あまりしっくりとはいっていない。

川島理沙
23歳。森口の友人の杉田のひとり娘だが、彼の女癖の悪さで両親が離婚し母親に引き取られている。森口の娘と同い年で互いに行き来しているせいか彼を父親同然に慕い、また男性としての好意を抱いている。Dカップの処女。

結城亜矢子
29歳。亡くなった森口の妻の入院先で世話になった看護師で、妻から後釜にと言われるくらい気立てが良く親しい仲だった。森口の勤務先とは別のデパートでバッタリ再会して以来肉体関係に陥るが、理沙との関係もあって再婚には踏み切れずにいた。独身。

牧原めぐみ
33歳。森口の部下で営業一課の牧原課長の妻。6年前に結婚したが、仕事人間の夫とはここ3年ほどセックスレスの状態。Fカップの熟れた身体を持て余しているが、さりとて離婚するつもりはなく、森口を頼り不倫契約を結ぶことに。

【展開】

部下たちを連れて二次会を終えて帰宅した森口は、翌朝に理沙が甲斐甲斐しく家事をしてくれているのに礼を言うが、土曜の午後にすることが無いからと他のデパートを視察しようと外出する。そこで再会した亜矢子と意気投合し食事とカラオケを済ませるとラブホテルに雪崩れ込み、熱心な口唇奉仕を受けた後に正常位で交わり果ててしまう。一晩だけの想い出にと亜矢子に迫られ、今度は騎乗位にさせて繋がる。

ひと月が経ったある休日亜矢子から連絡があり再び彼女と逢うことになるが、一度きりの約束を反故にしてと謝罪を受けつつも森口も決して悪い気がせず、熱心なまでの口唇奉仕を受けて射精してしまう。一息入れて亜矢子が上になってのシックスナインの後で、彼女を横たえて正常位で交わり意外に呆気なく果てるのであった。

秋も深まり森口は香港への赴任を打診されるが、亜矢子や理沙のことを考えて断るつもりでいた。そんなある日めぐみから呼び出され仕事を終えると、彼女の運転する車に乗り込む。牧原とはセックスレスだと告白しためぐみに対して森口は魅力的なのにと答えると、彼女は高速を飛ばして次のインター近くのラブホテルへ乗り込む。いきずりの男とは不倫する気にならないと夫婦を助けると思ってと勝手な論理に呆れるものの、森口は正常位で交わり一休みして二回戦に挑む。

めぐみとの逢瀬を始めて半月が過ぎ亜矢子とホテルで逢った森口だったが、身体を綺麗にしようと浴室に入ると一度してみたかったと立ちバックでの性交を求められる。そして寝室に移動して正常位で二度目を終えると、亜矢子から別の男にプロポーズを受けているが留保しているのと遠回しに決断を求められるが、独り身の気楽さを捨てる気もならず森口は答えを出せなかった。

めぐみとの逢瀬で洗っていないぺニスを口に含まれ、呆気なく射精してしまった森口は彼女の奔放さに何処か危ういものを感じてしまう。そんなある日ホテルのスイートルームを予約したと亜矢子に呼び出され、ルームサービスで取り寄せたご馳走を前に自分の将来を祝してと嫌味を言われると、いつもとは違い貪欲にセックスを求められ都合四発も精を放ってしまう。そして翌朝目覚めると亜矢子の姿は見当たらず、最後の逢瀬にするつもりだったのかとようやく気付く。

数日後森口は理沙に誘われ泊まりのハイキングへ出掛けるとその晩にベッドインし、自分の為に純潔を守っていたと知り愛おしく感じる。そして通い妻同然に自宅を訪ねる彼女と身体を重ねる日々を送るが、正式に森口が香港行きを断ったのと同時に牧原が赴任することとなり、これを機に夫婦の営みが復活したとめぐみから別れを切り出され最後の夜を過ごす。そしてクリスマスイブの晩、デパートの包装で身をくるまった理沙は私がプレゼントだと甘えてくる。先のことは分からないが、今を大事にしようと森口は彼女を抱くのだった。

【レビュー】

「今夜だけ、私を部長の女にしてくれませんか」 熟妻の願いを聞いた瞬間、男の倫理観は霧散した。
女体を抱きしめ、手指を股間の奥へ潜りこませる。びっしょりと濡れた女陰を確かめ、男は口を歪ませた。
こんなにいい身体の奥さんをほっとくなんて……。部下の妻に誘われ密会――これ以上の魔楽はない!

(公式あらすじより)


あらすじは作品そのものを端的に表したと言えば合っているが、実際のところは妻に先立たれた四十代後半の男が看護師との再会をきっかけに、部下の妻や友人の娘(部下でもある)とそれぞれに情を交わすようになる回春ものである。作者のペンネームを見る限り女性のようにも感じるが、個人的には男性的な視点で描ける方なのではないかと思う次第である。

主人公も年齢からくるものもあり、情交の合間には休息を挟んでいるが、二回戦を挑むくらいだからタフネスと言った方が合っているのかもしれない。それだけ年下のヒロインに触発されてというのもあるのだが、情交描写には作者なりのパターンと言うか初めはお口で、次は交わってという状況が繰り返されていてちょっと勿体ないなと感じた。

年齢を経た主人公なだけに周囲を取り巻く人物は意外に多く、部下の妻だったり友人の娘だったりと背徳の交わりも独特なのだが、情交描写と同様に物語もあっさりしたものである。フランス書院文庫らしく情交場面は多め、あまり重くなりすぎない物語というのもらしいかなと思う。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
2003/11/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。「今夜だけ、私を部長の女にしてくれませんか」 熟妻の願いを聞いた瞬間、男の倫理観は霧散した。 女体を抱きしめ、手指を股間の奥へ潜りこませる。 びっしょりと濡れた女陰を確かめ、男は口を歪ませた。 こんなにいい身体の奥さんをほっとくなんて……。 部下の妻に誘われ密会――これ以上の魔楽はない!★★★★☆ 大人の物語, 2008/10/9最近の誘惑系作品とは趣が異なり主...
淫夜【みだらよる】-「誘惑」と「恥姦」(著:西条麗、フランス書院文庫)

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淫夜〈みだらよる〉-「誘惑」と「恥姦」(著:西条麗、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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