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都倉葉「誘惑・未亡人レストラン」

都倉葉「誘惑・未亡人レストラン」(フランス書院文庫パラダイス、2005年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

過労で倒れた父親に代わり下町のひなびた食堂を任された憲吾。パートでやって来た雪乃のアドバイスで店の活気が戻って来たが、憲吾の周りも賑やかになって…。

【登場人物】

伊丹憲吾
21歳。元はフレンチの見習いコックだったが、過労で倒れた父に代わり実家の食堂を任される事になった。

宮崎美里
21歳。憲吾の幼なじみで女子大生。学費を稼ぐ為駅前のチェーンレストランでウエイトレスのバイトをしている。憲吾を想っているが、素直に口に出せずにいる。

小松雪乃
32歳。憲吾の店でパートとして働くようになった。パリ在住で3年前にフレンチシェフの夫を亡くしている。夫の恩人の息子で有る憲吾の為に一役立とうと積極的に店の売り込みをする。

大館麗香
38歳。夫は強面でソープランドの経営者。思い付きで出前を持って来た憲吾を誘惑しようとする。

能代紗江子
28歳。レストランチェーンの本部より派遣された営業ウーマン。店を繁盛させる為なら手段を選ばないやり手。

【展開】

第1章と第2章は人物紹介、第3章で憲吾のレシピを狙った紗江子に色仕掛けをされてしまいます。
第4章で色仕掛けに乗ったのを知られ、美里や雪江に冷たくされた憲吾は自棄を起こし、麗香の夫の経営する風俗店で風俗嬢と3Pに至ります。
第5章と第6章は素直になった美里に告白されて処女喪失、因縁のレストランと料理対決、
第7章では憲吾が雪乃に告白して結ばれますが、自分が彼女だと主張する美里や暇を持て余した麗香が店へ押し掛けモテモテになります。

【レビュー】

本作で初めて名前が出た都倉葉(とくら よう)さんのデビュー作品です。

話を戻すと、ラブコメタッチを意識した作風で、下町の食堂とレストランチェーン店との対決が軸に据えて官能シーンを織り混ぜていますが、進行がやや不自然に感じられます。
まずメインは美里なのか雪乃なのか、官能シーンの配分を見れば明らかに美里ですが、憲吾は雪乃に心を惹かれています。
これでは美里が浮かばれません。ライトな作風で若年層を意識したので有れば、素直に美里で良かったのではと思います。
後は序盤で思わせ振りに憲吾を誘惑する麗香も明らかに出す必要性は無いでしょう。却ってとっ散らかった印象を受けます。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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