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高竜也「禁忌の運命 先生が僕のママになる夜」

高竜也「禁忌の運命 先生が僕のママになる夜」
(フランス書院文庫、2007年8月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

担任となった静香先生に惹かれ、章吾は授業の分からない所を聞く振りをして距離を近付けていく。しかし章吾は彼女が産みの母親とは知らず、逆に静香は成長した我が子が恋愛感情を抱くのを知って困惑しつつも、女としての本能に抗えずにいるのだった。

【登場人物】

高岡章吾
高校2年生の17歳。両親と腹違いの弟の4人で暮らしている。実は父親と静香との間に産まれたが、身分違いだとして引き離され、伯父夫妻の子供として養子縁組を取られている。幼い頃に結核を患い痩せてはいるものの、性欲は人並みにある。

藤枝静香
37歳。英語担当の教師。神戸市出身で高岡と学生時代に知り合い章吾を身籠っていたが、鎌倉の大地主である高岡の両親の反対に遭い、病床にあった親の治療費として手切れ金を渡された。大阪の進学校に勤めていたが章吾の消息を知り、素性を隠して鎌倉の系列校に転任したが…。

【展開】

静香に英語の分からない所を質問し距離を近付けていた章吾は自分の進路希望先や家族構成まで知っているのを聞き、更に週末に彼女のマンションの部屋で勉強をしようと誘われて喜び勇んで部屋にやって来る。二度も自らの手で性欲処理を済ませていたにも関わらず静香が飲む冷酒に手を付け、酔っ払って介抱を受けている内に再び勃起してしまう。静香は手で射精に導くと章吾を家へ帰すが、一人になると我が子に抱かれるという背徳感に浸りながら一人遊びを始めてしまう。

静香と再訪の約束が取り付けられず苛立ちを募らせた章吾は、悪友から筆下ろしをしてくれる女の住所を教えてもらい部屋に向かうが、いざ本番を迎える前に目にした女性器の生々しさに衝撃を受け逃げ出してしまう。浮かぬ表情の章吾を見た静香は次の週末に部屋に来るように声を掛けるが、やりたい盛りの章吾は手でしてもらうだけで満足出来ず、秘所を見せてとワガママを告げる。かつての恋人と章吾を重ね合わせていた静香は彼を慰めようと咄嗟にぺニスをくわえ、迸りを口内に受けて母としての満足感に浸るのだった。

次第にエスカレートする章吾の要求に静香は偶々来客があるからと断るが、彼は納得がいかずに再び筆下ろしの女の元を訪ねる。しかし彼女は情夫と無理心中をして既にこの世にはいないと知り、やり切れない思いを抱きながら静香のマンションへ戻って来る。客人が慌ただしく帰るのを見て静香は部屋に招き章吾の好きにさせようと決意するが、せっかちに本番をしたいとせがむ息子にオナニーを見せてあげると提案し危機を回避する。

ある日父親から内々に進めていたドイツでの治療の日取りが決まったと話を聞かされ、章吾は夏の思い出にと土曜の晩に夏祭りへ行こうと誘う。その晩章吾は静香に一方的に口唇奉仕を求めるもわざと彼女に触れずに焦らそうと考え、祭りの帰りはカップルの多い所を選ぶ。それでも無理矢理なのは嫌だと考え夏休みに入ったら治療を受ける事を正直に明かすと、静香も覚悟を決めて合鍵を渡し日本にいるまでは恋人になってあげると告げ、騎乗位で母子は結ばれるのであった。

しかし翌週章吾が年上の女と逢い引きしていると噂になり、それが彼の弟を通じて父の耳にも届いてしまう。ある日父親が慌ただしく出掛けたのを不審に思いながらも合鍵で静香の部屋に入ると、遅れて父もやって来るのを見て何かあると確信する。暫くして外出から帰宅した静香が父との話し合いをする為に部屋に戻って来ると、章吾は物陰に潜み出生の秘密やドイツに飛び立った後は二度と逢うことはないと知る。一度は帰宅したもののどうしても静香に逢いたい一心で再び部屋を訪ねた章吾は、真実を打ち明けることなく情交を繰り返すのだった。

【レビュー】

高竜也作品ではお馴染みの母子相姦ものの作品であり、主人公の出生に秘密を持つ内容である。母親の方は事情を知った上で息子に抱かれる感情に戸惑い、主人公の方は性欲と母性への憧れを混同したままで、なかなか本番に辿り着けないもどかしさを感じさせる。悲しい事情を持つ筆下ろし好きな女性も登場こそすれど、主人公とはついぞ本番を迎えずに人生を絶ってしまう。そんなもの悲しさを湛えた作品である。実質的には母子二人だけの作品の為、分量的にもまぁこの位が限度なのかもしれない。
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tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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