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有馬童子「美しき共犯者 ママと先生」

有馬童子「美しき共犯者【ママと先生】」(フランス書院文庫、2012年12月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

息子の真也を溺愛する慶子は、誕生日に童貞喪失の手解きをする事に。一方で彼を気に入った女教師の由梨は、もっと過激な性授業を真也に施す。

【登場人物】

真也
年齢不詳の高校生。カトリック系の寄宿舎の有る学校に通っており、週末に憧れの母と夜を共にするのを楽しみにしている。

慶子
37歳。真也の母で弁護士を務める。キャリアウーマン然とした凛々しさの一方で、真也に対しては基本的に甘い母親。公私ともに親しくしているパートナーがいる。Dカップ。

今井由梨
28歳。真也の通う学校の体育教師でトライアスロンの有力選手。外見は冷たい雰囲気を漂わせているが、真也が母子家庭である事を知り優しく接して来る未亡人。
敬虔なクリスチャンだが、一方では露出狂でMのたしなみを持つなど性に発展的な面が有る。

【展開】

第1章と第2章では母の下着を持ち込んでオナニーしている現場を由梨に見られ、告げ口されると焦った真也は慶子と関係を持とうとしますが挿入未遂に。
第3章では母子の誕生日の晩に決心した慶子が真也の童貞喪失の手解きをするが、第4章で家出して由梨の自宅に押し掛けた真也は彼女の弱味を握りセックスへ。
第5章では更に調教しようと企む真也に対し、由梨は逆調教して主導権を奪い、第6章で婚約を解消し息子と交わり懺悔する慶子を受け入れ3人で愛する事に。
第7章では由梨の導きで慶子からアナル処女を捧げられ、真也はセックスの自由さを知る事に。

【レビュー】

これまで凌辱作品寄りだった有馬童子さんの3作品目で、誘惑作品へのアプローチという触れ込みに惹かれて読んでみた次第です。

前半は性的にませた魔少年の主人公の真也が慶子に甘えながらも自分のモノにする展開で、
婚約者の存在も有って頑なな彼女が母性に負けて女の顔を見せる部分は良かったです。

後半は変わった性癖だと噂される由梨の弱味を握った筈の真也が逆に彼女にリードされます。
由梨の性癖からすれば、単に付け焼き刃の知識の少年では太刀打ち出来る筈が有りませんね。

こうした味わいの違う2つの流れを纏めるのに3人で互いに仲良くなるという展開には驚きを感じましたが、作風としては悪くないと思います。
作品全体に漂う宗教的な要素は高貴さを感じさせる反面、やや取っ付きにくい印象も感じさせます。作者さんの趣向を交えてストレートな誘惑作品にならないように心掛けたのだとは思いますが…。

【トラックバック】

本作に付いては既にDSKさんがレビューされております。流石と唸らされます…。

DSKの官能レビュー整理箱 美しき共犯者-ママと先生(著:有馬童子、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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