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澪田貴「熟女【スウィート・フレグランス(匂い)】」

澪田貴「熟女【スウィート・フレグランス(匂い)】」
(フランス書院文庫、2003年7月、表紙イラスト:西村春海)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

夫を失い5年が過ぎた未亡人の綾乃は、息子の担任の倉本との密会を重ねていく。一方物分かりの良い息子を演じていた孝志は、叔母の美津子の手解きを受け倒錯した性交にのめり込む。それが愛する母への代償行為とは気付かずに…。

【登場人物】

坂上孝志
16歳。高校1年生。母親の綾乃と二人暮らし。無意識の内に彼女に対し女性としての興味を抱いていたが、叔母の美津子に誘われ性の奥深さを知り成長していく。童貞。

坂上綾乃
36歳。孝志の実母で5年前に夫を過労で失っており、現在は保険外交員として家計を支えている。元来生真面目な性格だったが、倉本と出逢ってからは倒錯した関係に嵌まり込んでしまう。むっちりとした身体付きでDカップの美熟女。

多崎美津子
33歳。綾乃の実妹で生涯一独身を宣言しており、姉からは男遊びが過ぎると勘違いされ半ば絶縁状態にある。都内でランジェリーショップを複数経営しており、男子社員を従わせているものの、身持ちは固く経験は少ない。スレンダーながらもFカップの美女。

倉本誠一
20代で孝志の担任教師。大学を出て数年と若さを前面に出した好青年を演じつつも、綾乃だけでなく複数の保護者にアプローチを掛けている。匂いフェチでかつ露出やアナル調教に興味を抱くSっ気たっぷりな性格。

【展開】

孝志が高校に入学して2ヵ月後のある夜、ビルの最上階にあるラウンジバーで倉本とキスを交わし、濃厚な口唇奉仕で精液を飲み下す綾乃。そのまま階下のホテルの一室に泊まり倉本に自分の腋の下や秘所の匂いを嗅がれると、綾乃もお返しとばかりに逸物の臭いを楽しんで一戦交えた後に口内で射精を受け止める。

一方理解ある息子を演じていた孝志は苛立ちを募らせて美津子に連絡を取りオフィスへ向かうと、社長室に立ち込める彼女の濃厚な体臭にクラクラしながらも下着開発のアドバイザーになることを了承する。そしてお祝いにと着飾って中華店で美津子の腋の下の匂いに酔いながら口内へ射精すると、正常位で立て続けに交わり童貞を卒業する。

倉本に命ぜられるままに淫らになっていく綾乃だが遂には三者面談にて息子の見ている前でバイブの二穴責めでヨガる姿を披露すると、倉本にドライブへ連れて行かれ見知らぬ若者たちの前で際どい水着を着用して露出プレイをさせられる。そしてラブホテルにやって来るとすっかり興奮し倉本に立ちバックで貫かれて愉悦に溺れるが、帰宅すると息子が電話で美津子と仲良さそうにしているのを聞いて喧嘩となり険悪な仲に陥ってしまう。

そんな孝志は週末になると美津子と逢瀬を繰り返し、この日はオフィスにて両手を鎖で繋がれたまま前立腺を刺激されながら口腔に精を放出する。そして中華店のオーナー母子がやって来て隣の部屋で繰り広げている情交を覗き見て興奮すると、美津子に連れられてアダルトショップへやって来る。そこで倉本を見掛けた孝志は購入したグッズを見て母に使うつもりかと疑問を抱き、美津子と共に後を追う。
孝志は倉本がこれから母と逢うのだと早とちりして絶望し美津子にオフィスへ帰ろうと告げ、母への怒りをぶつけるが如く荒々しくスパンキングしながら彼女を犯してしまう。しかしイク時に母の名を口走ったのを聞いた美津子は別れを切り出し綾乃の元へ帰るように告げると、姉に連絡して倉本の不貞や孝志の想いを話し受け入れてあげるように説得する。

美津子の話を聞き思い違いをしていたことに気付いた綾乃は、今度の密会旅行を終えたら倉本との関係を清算しようと決意する。二泊三日の旅行で彼に調教を繰り返され肉交三昧の後で別れた綾乃は、孝志の夏休みの合宿先が偶然にも亡き夫との思い出の地と近いと知り、母子の再出発の舞台にと宿の予約を取る。

ホテルへ前入りした綾乃は、結婚のお祝いにとかつて妹に貰ったまま未開封だった衣装に着替え、合宿を中断してやって来た孝志に披露する。そして互いに元パートナーから何を教わったかを話し合った母子は、互いの体臭を嗅ぎながら交わり絶頂に至るが、更に綾乃は全てを見て欲しいと浣腸を所望する。そして倉本にも許していない後ろの処女を捧げると、これまでにない愉悦を覚えるのだった。

【レビュー】

未亡人となり子育てをしながら仕事に専念して来た母親が息子の担任教師と出逢い、若さに任せた責めに溺れていく。一方の息子は理解ある振りをするものの、嫉妬に駆られてしまい母親に容姿の似た叔母に対して惹かれていくものの、情交の最中に母親の名を呼んだことから元のさやに収まるまでが本作の流れである。そこに腋毛やその部分の匂いの要素を加味したのがこの作者の特徴的な部分と言えるだろう。

当時のフランス書院文庫の流れに沿って相姦・倒錯をしっかり盛り込んでいるが、現在から見るとその「らしさ」は誘惑作品とは言えないだろうし、仮に今出したら微妙な違和感を抱くのだと思う。個人的には母親が辱しめを与えられてマゾヒスティックな喜びを感じるというのはともかく、その行為自体はちょっと抵抗のあるところであり、今の読み手としてはそんなにハードでなくても…という気がする。
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tag : 高校生主人公 童貞 母子相姦 デビュー作品

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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