FC2ブログ

鮫島次郎「熟女 桃源郷」

鮫島次郎「熟女 桃源郷」
(フランス書院文庫、2008年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

熟女桃源郷 (フランス書院文庫)
鮫島 次郎
フランス書院
2008-12-22



【あらすじ】

兄嫁の小百合にあからさまな誘惑を受け続けていた岳人は、ある日我慢の限界となり凌辱紛いに関係を結ぶが、元より小百合の望むところであった。そして二人の関係に気付いた叔母の美由紀や、小百合の秘書である真理奈も巻き込んで熟女たちにモテモテに。

【登場人物】

鹿島岳人
15歳の高校1年生。両親は岳人より15歳年上の兄の結婚を機に田舎暮らしを選択した為、兄夫妻の住む自宅で同居している。

鹿島小百合
33歳。岳人の兄嫁で若くして大学教授として勤めているが、夫婦間に子供はいない。栗色の長い髪をアップに纏め、整った美貌とEカップの熟女。

立川美由紀
30代?岳人の父の妹(叔母)に当たり、夫と二人で近くの高層マンションの一室に暮らしている。栗色の肩まで伸ばしカールさせた髪型にコケティッシュな美貌と豊満な肉体を持つ熟女。

樋口真理奈
30代?小百合の秘書で、6年前に夫を亡くしたスレンダーな身体に反して胸やお尻の肉付きが良く、貞淑そうな雰囲気を漂わせている。小百合を尊敬する一方で、同世代の女性として彼女にばかり陽が当たる状況に軽い嫉妬を覚え、岳人を誘惑する。

【展開】

岳人は高校に進学し小百合の誘惑が激しくなってもどうにか自制するが、ある日彼女が電話で凌辱されたと有りもしないことを兄に告げ口した振りをしているのに乗せられ、彼女がその気なら犯してやろうと考えて実行する。勿論小百合は合意の上での性交ではあったが、表向きは灸を据えようと翌日岳人の手足を縛って何度も射精に導く。他の女性も愛するようにと岳人に告げたものの、凌辱ごっこで後ろの処女まで捧げ逆に小百合が関係に嵌まってしまう。

6月に入り鹿島家を訪ねた美由紀は直前まで性的な悪戯をしていた二人を見て怪しい関係だと気付くが、翌月から小百合の海外留学に伴い岳人を預かることに。小百合への対抗意識から美由紀はレオタード姿や大胆なドレス姿で挑発し岳人の関心を惹くと、更に催眠術に掛かった振りをして彼にやりたい放題にさせた後で真相を打ち明ける。酔って寝込む夫の前や、飲み会の帰りに寄った夜中の公園など二人は見られそうな状況でスリルを楽しむのだった。

帰国した小百合に呼び出され勤務先の大学の部屋を訪ねた岳人だったが、凌辱プレイから後背位で交わる様を真理奈に見られる。数日後真理奈の仕掛けた罠に掛かった岳人は危うく凌辱しそうになり、そのお詫びにと食事を共にすることで許される。その食事会で和服で着飾った真理奈は料理だけで済ませる筈もなく岳人ホテルの部屋に誘い結ばれるが、数日後自宅に誘うと義父の趣味だった緊縛写真と同じようにして欲しいと迫り絶頂へ導かれる。

こうして三人の熟女と「凌辱ごっこ」を繰り返していた岳人は、恩師の祝賀会に参加したドレス姿の小百合と着物姿の美由紀を誘って3Pプレイに興じると、今度は真理奈の夫の七回忌法要に参列した後に洋装の小百合と和装の真理奈の二人と交わり喪服姿を堪能する。そして岳人は16歳を迎える自分の為に誕生会を企画する小百合を驚かせるべく美由紀と真理奈に連絡を入れるが、当日真理奈からの電話で自宅に向かうと、着飾った三人が待ち受けていた。逆サプライズを仕掛けられたものの、岳人は贅沢な熟女比べをしながら何度も精を放出するのであった。

【レビュー】

Amazon Kindleストアにて、作者による加筆修正作品が後日出版されている。その一方で本書籍としては既に絶版扱いとなり、フランス書院からの電子化もされていない。そんな経緯を辿っている訳だが作者によると、「作者の思いと編集の考えが一致した題名」とのことである。

熟女桃源郷
鮫島次郎
2013-01-22



本作も以心伝心の言葉がまさに適切なくらい、ヒロインから主人公への想いや、主人公がヒロインへ仕掛ける姦計の意図がことごとく相手に分かってしまっており、強調したい箇所は『』を使った修辞詞を用いている。しかしこれが多すぎるのと、果たして読み手にそれが伝わるのかという点でかなり疑問を持たざるを得ない。

「凌辱ごっこ」を交えた情交描写の数は多いけれども一回当たりの濃度としては薄くなりすぎていて、これに独特の言い回しがふんだんに使われているので、官能小説としてはあまりエロさを感じないのである。但し暴走気味の熟女たちが主人公のごっこ遊びに付き合い、思わぬ絶倫に振り回される様を面白いと感じるならば、この作品は官能面とはまた違った魅力に富んだ作品と言えるのかもしれない。

DSKさんのブログでの本作の紹介記事です。
2008/12/22 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。刺激的すぎる挑発ボディの兄嫁に夜這いを仕掛け…… たぬき寝入りするセクシーな豊乳叔母にやりたい放題…… 和装の未亡人熟女を密会ホテルでたっぷり満喫…… 挑発オナニー、交合志願、前戯がわりの淫猥デート。 熟女たちが見せる痴態は、少年の想像を遥かに超えていた。 心は貞淑、身体は淫ら……僕を狂わせる最高の熟女たち。★★★☆☆ 主人公が好かれまくる出...
熟女桃源郷(著:鮫島次郎、フランス書院文庫)

関連記事

tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR