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七海優「妻の母vs.妻の妹vs.おさな妻」

七海優「妻の母vs.妻の妹vs.おさな妻」
(フランス書院文庫、2016年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

妻の沙織の実家である三河家で同居生活を始めて2ヵ月が経ち、義父の初七日が過ぎて康平は姑の京子に対して欲情を抱き押し倒してしまう。それを知ってか知らずか妻の妹の翼は康平に積極的に迫って来るが…。

【登場人物】

三河康平
26歳。沙織の夫で会社員。2ヵ月前に夫婦で住んでいたアパートの契約更新の折りに、妻の実家である三河家で同居生活を提案される。一緒に暮らす内に妻には見られない京子の淑やかさに惹かれていく。

三河京子
39歳。沙織と翼の母親。夫である三河を亡くしたばかり。娘たちの姉と間違えられるくらい若々しく、淑やかで控え目な性格。年齢なりに熟れた身体付きで巨乳だが、男性経験は夫ひとりだけ。康平のことは普段「婿様」と呼んでいる。

三河翼
18歳。高校3年生。沙織の実妹。ショートカットで活動的で性格で、姉とは別の魅力を放っている。元より康平のことを好いており、普段は「お義兄ちゃん」と呼んでいる。スレンダーながらもDカップの魅力的な肢体の持ち主。男性経験は無い。

三河沙織
21歳。康平の妻だが気が強く、OLで出世を目指して働きづめのせいか、康平とは半年以上も性交渉を持っていない。いわゆるツンデレタイプで彼女なりに康平に愛情を持っているのだが、彼に上手く伝わらずにいる。

【展開】

仕事を終えて帰宅した康平は義父の初七日を終えて喪服姿の京子に色気を感じるが、彼女がふらついたのを支えてあげたのをきっかけに思わず唇を奪う。頬を張られるもののままよとばかりに康平は京子を押し倒すと、妻の沙織と久しく性交渉を持っていないと告白する。京子から娘の不始末の責任を取らねばと言われ、康平は口唇奉仕のやり方を教えて射精した後、正常位で交わると続きを求められ今後じっくりと開発していけば良いと喜ぶのであった。

数日後京子の頼みで翼の家庭教師を始めることとなった康平だが、勉強を始めて30分もしない内に翼が飽きてしまい夫婦仲や京子の話を持ち出して来る。積極的な翼はチャックから康平のペニスを取り出し膨張していく様を観察すると、手でしごいて迸りを顔で受けてしまうが、更に口唇奉仕を求めて飲精する。健気な翼の態度に惹かれた康平は正常位で破瓜へ導くと、妻や義母に対する罪悪感を抱きながらも三度目の絶頂を迎える。

ある日定時で仕事を終えてパートを始めた京子を迎えに職場にやって来た康平だが、彼女が逃げ出し後を追って来た店長のセクハラを知って鉄拳制裁に及ぶ。赤の他人より禁断の関係なのに好意を覚えた京子は、汚されていないかどうか確かめて欲しいと告げ康平と共にホテルに向かう。全身をくまなく愛されて気を遣ってしまった京子は口唇奉仕で飲精するが、どうしても本番だけは受け入れずに膝立ちになってパイズリ奉仕を行って二度目の射精に導く。
衰えを見せない剛直を見て受け入れたいという気持ちを隠せずにはいられない京子に対して、自ら望むまで待っていたと康平の優しさを知って素直に願望を口にするが、彼はこれっきりにはしたくないとベッドで交わり電マを駆使して京子を何度も絶頂に導きながら射精する。それでも京子は最後にするつもりでいたが、康平はこれからを約束したも同然と勘違いする。

一方二人が情事に耽っている間に連絡が取れないのを訝り、翼は何かあると勘づいて授業参観に康平も一緒に来て欲しいと頼み、京子にはわざと時間を遅く告げる。若い男が参観にやって来たと教室内で母親たちがざわつき康平は担任から退出して欲しいと命じられるが、翼もタイミングを合わせ保健室に行くと付いて来られてしまい、廊下の窓越しに授業を見る振りをしながら口唇奉仕を受けざるを得なくなる。
康平と別の校舎に移動した翼は京子がセッティング通りに授業後に現れたのを見て、康平の気持ちを確かめようとゲームを提案する。服を脱いで教壇の下に隠れ、康平が口唇奉仕で射精しなかったら勝ちという無茶難題を吹っ掛けられるが、そこに京子が現れる。腹を壊している振りをして何とか京子を追い返すことに成功するが、翼に義母と関係を持っていると知られてしまう。

康平と関係を終わらせると決意した京子だったが、唐突に贈られたバイブの始末に困りデパートのトイレに駆け込む。緊張から解放されて温水洗浄器で秘所に刺激を受けた京子は、思わずバイブを取り出してオナニーするが膣奥に届かないもの足りなさに悶々とする。その晩康平の夜這いを受けると思わず自慰の手伝いをしてと求めるが、スローな指の出し入れで敏感なスポットを突かれて潮を吹く。そんな京子の反応を見て康平は関係を確約させようとわざと騎乗位で交わるよう要求し、京子も恥じらいを捨てて跨がると今までにない愉悦を味わいあられもない声をあげる。
そこへ翼が現れ覗き見しながらオナニーしちゃったと明かしながらも、好きな人が他の女を抱いている気持ちも分かって欲しいと言い京子を納得させると、目の前で騎乗位になって交わり京子も康平の顔面に乗って快感を得る。そこへうるさくて眠れないと妻の沙織がやって来る。申し開きの余地が無い康平は、三人を一緒に愛したいと告げるとそろそろ子作りがしたいと提案する。勝手な言い分に呆れながらも惚れた弱みで沙織も出世なんてどうでも良いと開き直り、母や妹のサポートを受けながら快感を得るのであった。

【レビュー】

「第12回フランス書院文庫官能大賞新人賞」を受賞してから1年半で三作品目となる本作も、「下宿」などの居候テイストと母娘丼という流行りを取り入れ、この作者らしい趣向を織り混ぜた現代的な誘惑官能作品と言えるだろう。これまでの作品とは違うのは主人公が妻帯者で、ヒロインを題名の通りに並べると妻の母、おさな妻(おさな妻と言うほど幼くは無いし、主人公よりしっかりしているが…。)と主人公との関係性は違うものの、人数は3人と同じである。

妻の母(姑)は10代で亡き夫と結婚し、彼の望むやり方での情交しか経験していないようであり、お約束とは言えど主人公の尽きない精力と執拗なまでの技巧に翻弄される。予想した以上に貞淑で堕ちないようでもあるが、玩具を渡されて始末に困りあまつさえデパートのトイレで洗浄器を使って愉悦に浸ったりと現代的な要素も描かれている。

妻の妹(小姑)は一途で健気な面もあるが、基本的には奔放的で主人公ラブなところを見せており、時には露出に近い行為で恥じらいを感じつつも興奮を覚えている。処女な割には指で馴染んでいて痛みを感じないというのも現代的な要素だと思うが、個人的には彼女の健気さよりは小悪魔な一面の方が気になったところであり、母と主人公の関係を確信しつつ仕掛けるゲームの描写に冗長過ぎる印象を受けた。ここで母娘対峙にすれば終盤で妻のパートにも行を費やせたように思える。

妻に関しては元々フランス書院文庫では妻や恋人(彼女)との情交描写にあまり重きを置かない方針らしいので、終盤で全員プレイに雪崩れ込む過程でのおまけ程度しかないのは納得だが、仕事に情熱を注ぎ主人公の欲求不満の一因にしたならば、それに反する主人公の「子作り発言」は要らなかったのではと感じた次第である。
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tag : 社会人主人公 母娘丼 姉妹丼 処女

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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