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桐島寿人「姉姦」

桐島寿人「姉姦」
(フランス書院文庫、2011年3月、表紙イラスト:霞香織)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

姉姦 (フランス書院文庫)
桐島 寿人
フランス書院
2012-08-17



【あらすじ】

兄嫁の理彩や実姉の久美に並々ならぬ性欲を抱く悪魔少年の俊太は、ある日理彩を襲うが未遂に終わる。それでも次第に二人に毒牙を向ける俊太だったが、兄に見付かり放逐されてしまう。そして四年後荒んだ生活を送る俊太は連絡を立ち続ける二人に再び毒牙を向けることに…。

【登場人物】

橘俊太
16歳。高校1年生でテニス部所属。兄夫妻の家に実姉の久美と一緒に同居している。大人しくて中性的で可愛らしい顔の大柄な少年だが、理彩や久美に対して並々ならぬ性欲を抱いている。同級生とままごとのような性体験(未遂)までは経験した様子。

橘理彩(りさ)
27歳。研究所勤めの夫は俊太の兄に当たり、5年の交際を経て結婚している。身長168cmでスレンダーな身体付きながらもFカップで、清楚で上品で匂い立つ色香があり、肩胛骨まで伸びたストレートの黒髪の美女。

橘久美
18歳。高校3年生。テニス部のキャプテンを務める俊太の実姉で、兄夫妻の家に同居している。勝ち気で生意気ざかりだが実は甘えん坊で寂しがり屋で、キュートな魅力を醸し出しており、ショートヘアで理彩よりも背が低く華奢な身体付きの美少女。処女。

※本作の第2章時点での設定で、第3章からはその4年後の話です。

【展開】

帰宅途中の兄嫁の自転車を隠しスタンガンを使って理彩の自由を奪い、廃工場へ連れ込んだ俊太は正体がバレないように挿入を試みるが、女陰にペニスを触れさせただけで自失してしまう。一方の理彩は凌辱者の体臭を嗅いで俊太と目星を付け翌日二度としないように釘を刺すが、その晩に床に布団を敷いて眠る夫がいる中で開き直った俊太に夜這いされ、ろくに声も挙げられないまま蹂躙される。それでも本番だけは避けねばと奉仕を申し出て、口内で精を受け止める。

兄や姉のいる前で理彩に悪戯し、更にはもう一度口唇奉仕を要求する俊太。そんな二人の様子に不審を抱き関係に気付いた久美は翌朝俊太に問い質すと、手首を拘束されて犯されそうになるが、隙を見て反撃しその場を凌ぐ。しかし狡猾な俊太の罠に掛かり、学校の部室で後ろ手に縛られて素股で白濁を浴びせられる。更に自宅に帰っても執拗に迫られる久美だが、帰宅した理彩も巻き添えになり目の前で処女を奪われる。続けて理彩も犯す俊太だったが、そこへ兄が戻って鉢合わせとなり鉄拳制裁を受けた後に、全寮制の高校へ放逐される。

それから4年後荒んだ大学生活を送る俊太は、連絡一つも寄越さない理彩や久美に歪んだ欲望を募らせ、部活の先輩の結婚式に呼ばれて再会した久美をトイレに連れ込み凌辱の限りを尽くす。新郎新婦の前で玩具を使ったり、帰宅するタクシーの運転手に行為を見せ付けたり、更には自室で久美との性交をインターネット中継し辱しめを与える。

次に俊太は理彩に照準を定め兄とのデートを楽しむ彼女と再会し久美の写真を見せて連れ出し、監禁部屋を模したラブホテルの一室へやって来る。天井から吊るした鎖で理彩の手首を拘束し、バックで貫いて中出しを繰り返す義弟の狂気におののきながらも、突然姿を消して訝る夫からの電話に理彩は罪悪感を強めながらも何度も絶頂へ導かれる。

久美とは列車の中で悪戯した後に途中下車した駅のトイレで性交、理彩とは酔い潰れた兄が眠る側で後ろの処女を奪うなど悪事の限りを尽くす俊太だったが、ある日理彩が久美を説得し関係を断ち切らせようと説得しているのを知る。久美がすっかり弟の虜になっており、罠が仕掛けられているとは知らずに理彩はホテルの部屋へやって来る。義妹に秘所を舐められ辱しめを受ける理彩は、目の前で自分と同じく後ろの処女を奪われる久美の姿に被虐美を感じてしまう。

数日後姉2人と兄夫婦の部屋で行為を楽しんでいた俊太だったが、突然暴漢の乱入を受けて久美と共にダイニングで拘束される。後から浴室を出た理彩を暴漢は彼女を縛って俊太が持っていた玩具を使い出す…。実は何かが物足りないと感じた俊太は、理彩に邪な思いを抱く彼女のバイト先の店長を唆し凶行へ至らせ、薄目を開けて姉たちの怯える表情を見つめ興奮しているのを隠そうとするのだった。

【レビュー】

作者の黒本デビュー作品である本作は、兄嫁と実姉の二人に対して歪んだ欲望を秘める主人公が暴虐の限りを尽くす凌辱作品である。この主人公はひたすら自己中心的な言動を繰り返していて正直その心の内は窺い知ることは難しく、兄嫁だけでなく実姉にさえもこれだけ辱しめを与える理由も優秀な身内への劣等感だけでは少々弱いのではないかと思われる。

犯された二人の姉たちに被虐美を感じる主人公の性癖は分からなくも無いのだが、個人的には姉に対する拘りが強いだけに二人とも凌辱的なアプローチで似せるのではなく、後に関係をもった方は他方の身代わりにと流れに甘々要素を加えて変化を付けてみれば良かったのかもしれない。デビュー作品だけに様々な状況で姉二人に被虐美を醸し出させているおり詰め込み感もあるものの、実姉の処女喪失を後述する場面において決定的な齟齬がある点は指摘しておきたい。

愛好家Sさんによる本作のレビュー記事です。
1779『姉姦』桐島寿人、フランス書院/フランス書院文庫、2011/03 発売●あらすじ性欲漲る悪魔少年が、同居している魅力的な兄嫁や実姉に欲望を募らせ、遂に行動に出てしまう。そして、実兄にばれて家を追い出されて四年が経ち、大学生となり大人びた実姉や妖艶さを増した兄嫁を再び毒牙にかける。●登場人物【橘理彩(りさ)】今年で27歳。身長百六十八センチ。Fカップ。和樹の妻。清楚で上品で匂い立つ色香がある、肩胛骨まで伸び...
1779『姉姦』

【おまけ】

本作が刊行された時期が時期だけに作者としては刊行するまでのタイミングや、作風への迷いが見られたのかその辺りはご本人にしか分かりませんが、次の作品までかなりのインターバルを置くこととなります。




レビューはこちらからどうぞ。
桐島寿人「美熟女ざんまい 未亡人、人妻、友人の母、令夫人…」



そして凌辱→誘惑と来た作者の最新刊は、再び凌辱作風に舵を切り直すことになります。




「言いなり」のタイトルからも分かるように、凌辱作風の作品の題名に使われやすいライトな内容かな…と勝手に解釈していますが果たして…。
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tag : 高校生主人公 姉妹丼 処女 デビュー作品

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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