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森一太朗「調教三重奏 兄嫁&女教師&秘書」

森一太朗「調教三重奏 兄嫁&女教師&秘書」
(フランス書院文庫、2015年1月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

調教三重奏 兄嫁&女教師&秘書
森 一太朗
フランス書院
2015-08-14



作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

家庭教師だった玲子が兄と結婚したものの、事故で未亡人となって二年目を迎えた晩に優斗は兄嫁を力づくで犯してしまう。何故か優斗は玲子が色仕掛けで老役員たちを誘惑し、父や兄が社長を務めた会社の社長の座を奪い取ったと思い込んでいる。執拗に繰り返される肉交に遂に玲子は堕ちてしまうが…。

【登場人物】

仙波優斗
18歳の高校3年生。楽器製造の企業の創業一族の次男で、兄が交通事故に遭って逝去したのに伴い、いずれは後継者として会社を継ぐ予定。童顔で真面目な少年だが、社長秘書の仁美に唆され幼い頃からの憧れの女性だった玲子を犯してしまう。

仙波玲子
33歳。優斗の兄の元家庭教師で6つ上の姉さん女房だが、2年前の夜に自ら運転する車がトラックに衝突され、夫と姑が亡くなってしまう。更に1年前には義父と一夜の過ちを犯し苦悩を深める。義父の尽力で会社の社長に就任したばかり。巨乳。

相澤仁美
26歳。仙波家の楽器製造会社の社長秘書。優斗の兄が健在だった時に密かに想いを寄せていたが、叶わぬ結果に。優斗の父と玲子の関係を裏付ける会話を録音し、玲子が色仕掛けで社長の座を奪い取ったと嘘をつき優斗を誘惑して、玲子に罰を与えようと目論む。優斗を弟のように可愛がっている。巨乳。

倉本美咲
23歳。優斗の通う高校のクラス副担任だったが、担任教諭の不祥事により、二学期から担任に上がったばかりの新米教師。真面目な印象しかない優斗が、無断欠席を続けているのを不審に思い自宅を訪ねるが…。男性経験はそこそこある様子。巨乳。

【展開】

夫を失って二年目の夜、義父の計らいで夫の遺した会社の社長に就任することが決まった玲子だったが、リビングに現れた優斗から色仕掛けで会社の役員を誑かしたのだろうと詰られ、押し倒されてしまう。抗弁する間も無いままに手を縛られ敏感な乳頭を責められただけで呆気なく絶頂へ導かれた玲子は、義弟に正常位で貫かれ気を遣ってしまう。

1ヵ月間調教は毎晩繰り返し行われ、優斗は玲子と共にイタリア旅行に出掛けた父を見送った後でラブホテルへ直行する。優斗に愛してると言われ玲子は答えに窮していると、牝奴隷になるしかないと言われ快楽を与えてくれるならと何処か救われた思いを抱く。そして裏の処女を奪われ絶頂に導かれると、彼に逆らわないのが当然だと思考が上書きされるのであった。

2週間後学校が夏休みに入り会社の社長室を訪ね玲子と交わる優斗は、これで良かったのかと昨夏の出来事を思い出す。玲子の件でと仁美のマンションに呼び出された優斗は、兄嫁が父と関係を結んでいたことや、彼女が役員たちの家に足しげく通っていたことを聞かされる。愕然とする優斗は仁美に誘われるまま童貞を失い、それから1年間彼女の身体を使ってテクニックを磨き、仁美に唆されるまま玲子を犯したのだが…。結局仁美が言うように、玲子が金目当てで社長に就任したかの真偽を掴めずにいた。

二学期を迎え予期せぬ形で担任になった美咲は、無断欠席をした優斗の話を聞こうと仙波家を訪れる。優斗から玲子をセックス奴隷にしたと聞かされ、目の前で行為を始められて逃げるように立ち去ってしまう。翌週も二人の濃厚な交わりを見て逃げ出した美咲だったが、その週末いけないと思いつつも優斗宅へ招かれ、玲子に音楽のレクチャーを始める。
夜も遅くなり美咲は仙波家に泊まっていくことに決めるが、玲子に誘われ一緒に浴室に向かうと身体を洗ってもらいながら同性に与えられる快感に理性を失っていく。そして始まった優斗と玲子の交わりを見て美咲は彼の奴隷になることを決意し、四つん這いでアナル処女を捧げるのだった。

数日後仕事を終えて直帰しようとした仁美は、優斗が社長室に美咲を招き玲子に音楽の素養を与えようと場を設けているのを思い出す。玲子に野心がある証拠もなく、優斗に犯すように唆したことで自分の身体を求めなくなった為、全ては間違いだったと言えば戻ってくれるのではと考えながら社長室にやって来る。
そして仁美は社長室の奥の部屋で玲子と美咲を並べて前後の穴に射精を繰り返す優斗を見て、自分もされてみたいと羨望を抱く。タイミングを図ったように優斗から三人目にならないかと誘われて仁美が応じると、玲子と美咲に全身くまなく愛撫を受けた後で、アナルを捧げるのであった。

それから1ヵ月後優斗は父が現地で見付けた女性と結婚するのに伴い、屋敷と財産、次期社長の地位を約束され、仁美を呼び寄せて玲子と三人で暮らし始める。毎晩のように二人との関係を続けていたが、秋の文化祭の日に優斗はクラスの出し物でメイド服に着替えた美咲をお持ち帰りする。三人の牝奴隷の前後の穴に中出しする饗宴は、翌朝になっても終わりを迎えることは無かった。

【レビュー】

事故で兄を失った主人公が未亡人となった兄嫁を好きになり、社長秘書に唆されて無理矢理関係を持ち、秘書や担任教師が巻き込まれるまでが本作の主な流れである。三人とも巨乳なだけに、それを駆使したプレイもふんだんに盛り込まれている。

兄嫁とは一応入り口の部分は凌辱ではあるけれど、繰り返される交わりにより主人公のペニス無しではいられない状態になってしまう。夫への貞操や義父への気遣いもあるが、主人公から「奴隷」として扱われることでそのくびきから放たれ、後の二人に対しては「先輩」としてレクチャーする始末となる。

主人公の回想シーンで描かれる秘書との情交はまさに筆下ろしそのもので凌辱作品では無いのだが、主人公のこだわりで順番立てて教えていく流れは個人的には本作で最も良かったと思う場面だった。順序は逆になるが、三番目の「奴隷」として兄嫁や担任教師に巻き込まれる部分も見せ場の一つと言えるだろう。担任教師は性的な経験はあるものの、主人公と兄嫁の濃厚なキスを始めとした情交を三回も見せ付けられ、いけないと思いつつも自宅を訪ね二人に引きずりこまれるまでの流れが特徴的である。

本作では元から暴君とは呼べない優しい少年が兄嫁を堕としたことで自信を付け、一応はご主人様として振る舞うものの、ここで一言申し上げると凌辱作品の要素が無いに等しい。デビュー作品「熟女の群れ【四匹の獣】」と本作と次の作品「夜這いずくめ 妻の母、妻の姉に…」を続けて読んだだけに過ぎないが、森一太朗作品の場合その独特の甘さからわざわざ凌辱作品にしなくてもと感じてしまうのである。
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tag : 高校生主人公

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非公開コメント

個人的には

森作品では「蔵の中の相姦 三匹の義姉」がマイフェバリット。

あんまり「蔵」に拘っているわけでも、「匹」と呼ぶほど獣扱いしているわけでもないのがフランス式で、凌辱要素は極めて薄いです(全くないとは言いませんが、凌辱が苦手でも、許容できると思われるレベル)。

おそらく、当時は義姉モノが多かったのではないかと思われ、それぞれのキャラクターの性格の違いや濡れ場での役割など、自分の嗜好にはビビビッと来たのを覚えています。

Re: 個人的には

通りすがりのHさん

にゃらです。コメントいただきましてありがとうございます。

>森作品では「蔵の中の相姦 三匹の義姉」がマイフェバリット。 

僅か3作品しか読んでいないにゃらですが今月の新刊も気になるし、過去の作品にも手を出そうかな…と考えています。

>あんまり「蔵」に拘っているわけでも、「匹」と呼ぶほど獣扱いしているわけでもないのがフランス式で、凌辱要素は極めて薄いです(全くないとは言いませんが、凌辱が苦手でも、許容できると思われるレベル)。 

>おそらく、当時は義姉モノが多かったのではないかと思われ、それぞれのキャラクターの性格の違いや濡れ場での役割など、自分の嗜好にはビビビッと来たのを覚えています。

「編集部発」において度々「美少女文庫が大好き」と仰っているようですし、森一太朗さんの創作観に反映されているのでしょうね。ライトで凌辱作品と言ってもきっかけが無理矢理なくらいで、後はヒロインが関係に溺れていく甘々展開。食わず嫌いな作品はまだまだありそうです。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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