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犬飼龍司「上司の妻、部下の妻、下請けの妻」

犬飼龍司「上司の妻、部下の妻、下請けの妻」
(フランス書院文庫、2016年1月、表紙イラスト:日田慶治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

営業部長の矢崎は部下の女子社員や取引先とのセクハラなど悪い噂が絶えないものの、次期社長候補の専務の懐刀として重用されていた。部下と結婚した新妻の志保、取引先の社長夫人の瞳の身体を自分のものにすると、次は専務の後妻の玲子に狙いを定める。

【登場人物】

矢崎義之
52歳。五石電器の営業部長で脂ぎった顔立ちと肥えた体つきに合わせるかのように、部下や下請けには尊大な態度を取りセクハラやパワハラの限りを尽くし、おおよそ人格者とは言えない。猪突猛進型だが、狡猾な一面も持っている。独身。

森村志保
28歳。艶のあるセミロングの黒髪と垂れ目がちの目付きから日本人形を思わせる新妻。同僚の森村と結婚したのを機に寿退社したが、上司である矢崎のセクハラをあしらえずにいた。玲子とは公私に渡り親しくしている。

坂池瞳
34歳。五石電器を元請けとする坂池製作所の若社長の妻で、取引の責任者である矢崎に関係を求められる。持ち前の気丈さであくまでも取引の為に身体を許すだけで、心は貞淑であろうとするも逆に矢崎の嗜虐心を煽る結果に。

君島玲子
36歳。五石電器の専務の後妻だが、彼の懐刀とは言え悪評ばかりの矢崎を毛嫌いしている。怜悧でクールな美貌で、Gカップはありそうなグラマラスな肢体の持ち主。かつては社員でセクハラの噂が絶えない矢崎を左遷寸前まで追い詰めたことがある。

【展開】

翌朝接待ゴルフがあるからと新婚早々の森村家に厚かましく泊まり込んだ矢崎は、かつての部下であった志保に剛直を握らせながら身体に触れて秘所が濡れていると指摘する。夜中に彼女がトイレに起きたのを見計らい、矢崎は彼女を和室に連れ込み夫の上司だと言外に臭わせながら関係を持つのであった。

翌週も森村家に宿泊した矢崎は眠る夫の隣で志保を貫いたり、別の日には森村が出社した後で志保に裸エプロンでの肉交を迫ったり、更にはその晩にセクシーランジェリーで夫に馬乗りになって隠し撮りしろと命令する。矢崎の意向で一週間森村が海外出張した際には自分が旦那だと乗り込み、泡姫プレイから騎乗位でアナル処女を奪い、危険日だと知ると自分の子を孕めと連日に渡り種付けを繰り返す。

ある日矢崎は坂池夫妻を会社に呼び付け尊大な態度でコストカットを要求し、数日後そのプレッシャーに耐えかねた夫が胃潰瘍で入院すると、瞳の連絡を受けてシティホテルで正常位で犯し坂池の会社との取引は保たれることに。翌日入院中の坂池を見舞うついでに隣の空き病室に瞳を連れ込むと口唇奉仕を要求し射精するが、射精させれば大丈夫という彼女の願いを打ち砕くかのようにたぎったままの剛直を後背位で貫くのであった。

その三日後坂池の工場を訪ねた矢崎は事務所の窓際で立ちバックで瞳を貫き絶頂へ導くが、昼休みを迎えブラインドの不自然な揺れが気になった若い従業員が不審に思いドアから覗き見しているのを見付ける。童貞の若者のペニスを立ちバックで受け入れた瞳を汚すように口唇奉仕から顔射した矢崎は、性欲旺盛な従業員に二回戦は騎乗位でやれと命じると、自らは瞳の背後に回りアナルを奪ってしまう。

他の取引先からリベートを受け取っていると専務から糾弾を受けた矢崎は、志保が玲子と親しくしていると知り先んじて手を打とうと友人が経営している浴場を貸し切りにし、志保に対して玲子を連れて来るように命じる。頃合いを見て睡眠薬入りのお茶で玲子を眠らせ、その間に股を開かせて正常位で挿入する。目を覚ました玲子をバックにして中出しすると別室に移動し、玲子を四つん這いにし志保の身代わりだと言い訳の余地を与えながらアナルを貫く。

翌朝夫を見送った後で君島邸を訪ねた矢崎は次期社長候補である専務に傷は付けられぬだろうと玲子に告げ、反撃の機会を奪って絶望感を味わわせる。正常位で中出しした後、訪ねて来た志保にペニバンを装着させて交わりを要求し二人が高まった頃合いを見て玲子を騎乗位にさせると、自分はアナルに挿入して射精する。それでも矢崎は玲子が強情な態度を崩さずにいたのを見て駅弁でベランダに移動し、外から見えるかもしれないとの恐怖を与え、トドメとばかりに帰宅した専務の先妻の子の前で交合を見せ付ける。志保にはオナニーを命じると、矢崎はこれで二人とも堕ちたと下卑た笑みを浮かべる。

数日後会社の創立記念パーティーの場で着飾った志保、瞳、玲子に玩具を仕込み焦らした後、矢崎は控え室に三人を連れていくと奉仕を求め顔面に精を浴びせ六つの穴を犯す。程なくしてパーティーが終わり、自分の部下たちを隣のビルの一室に集めると、矢崎は次期社長候補の専務を盛り立てようと気勢をあげ、仮面を付けた三人を余興として招き彼らを歓待する。抜け目のない矢崎はその乱交パーティーを隠し撮りし、三人にも部下たちにもいずれ切り札として使えるとほくそ笑むのだった。

【レビュー】

セクハラや下請けいじめと現代的な題材ではあるが、50代の営業部長が野望の為に部下、下請け、上司と属性の違う人妻を堕としていくまでの流れはそれぞれに面白味はあったと思う。
部下の妻は元々対象にしていたが同僚との結婚を機に逃げられ、厚かましく自宅に上がる機会を作り寝ている夫の側で交わり、下請けの妻では従業員との3P、上司の妻とは部下の妻を使って百合プレイとその設定は豊富である。

ただ個人的には主人公の下卑た性格には好感が持てなかったし、凌辱者が全ての手牌を持っていてヒロインに反撃の機会すら与えない流れには興が削がれてしまう。堕ちたとほくそ笑む主人公に対して、ヒロインたちは弱味を握られているから終盤になっても身体だけを許すとのスタンスに変わりがない。心は手に入れなくてもというタイプのようなので、刹那の肉欲と嗜虐心を満たせれば…という主人公だと思えば納得のいくところである。
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tag : 社会人主人公 熟女限定

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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