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弓月誠「熟妻女教師・三十九歳」

弓月誠「熟妻(マダム)女教師・三十九歳」
(フランス書院文庫、2016年1月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

いじめに遭って引きこもり生活を送っていた勇人の前に、母親の元同僚の智子が個人教師として現れる。裸を見せたら勉強するという勇人の無理難題をあっさりと受け入れた智子に甘えるようになったが、当の智子も勇人への想いを抑え切れなくなり…。

【登場人物】

中嶋勇人(ゆうと)
高校二年生。(第一章スタート時)一年生の時にいじめに遭って以来登校拒否を続けていたが…。共働きの両親と三人暮らしで現在は引きこもり中。童貞。

向井智子(さとこ)
39歳。勇人の母親が教職に就いていた頃の友人で、勇人の家庭教師を務める事になった。十数年前に結婚を機に退職し家庭に入っている。巨乳で母性溢れる優しさと、肩までの黒髪に色白で整ったクールな美貌の持ち主。

小谷美雪
27歳。勇人の一年生の時の担任教師で親身に接していたが、逆にいじめを悪化させる原因となり心を痛めている。学校一の美人で英語を担当し、学生時代に水泳で鍛えた経験から水泳部の顧問も務めていた。三年前に結婚している模様。

【展開】

怠惰な生活を送っていた勇人は、突然現れた智子から一方的に勉強を教えると言われて動揺するも、ハプニングで破れたスカートから覗くパンティ越しの熟尻に興味を抱く。数日後初授業で勇人は智子の裸を見せてくれたら勉強すると無理難題を突き付けると、彼女が恥じらいつつも下着姿になったのを見てブリーフを脱ごうとする。智子は聳え立つ若竿に圧倒されつつも手で扱き、迸りを顔面で受け止める。

勉強のご褒美にと智子は1ヵ月間愛戯を続けていたが、次第に勇人の初めての女性になりたいという気持ちが沸き上がっているのに気付き、その日は散々焦らした末に遂に教え子の口からセックスを知りたいと言わせることに成功する。しかしタイミング悪く家庭訪問に訪れた美雪と初対面に及んだ智子は、勇人を自分のものにしたいという思いから正常位で誘い、初体験へ導くのであった。

初体験から10日ほど過ぎて三年への進級を間近に控えた頃、智子は勇人に精神的にもう大丈夫だからと復学を勧めるが、勇人から復学を拒まれた上美雪から英語の授業を提案されていると聞かされ不安を抱きつつ了承する。そして2日後市民プールで初授業が行われるが、勇人は極小水着で現れた美雪から繰り返し身体を密着され誘惑されていると気付き、向かい合って水の中で繋がり膣内へ射精する。

美雪のレッスンの成果もあって次第に持続力が増して来た勇人に複雑な想いを抱く智子と教え子の為に精一杯大胆に振る舞う美雪の二人は、勇人が三年に進級し秋を迎える頃には顔を合わせていなくても不思議な連帯感を持つようになる。その一方では二人とも大学受験が終わったら関係に区切りを付けねばならないと理解しているが故、勇人とは今を楽しもうとますます淫らになっていくのであった。

そして受験を前日に控えた雪の日に美雪との逢瀬を済ませた勇人は、いくら待っても智子が来ないのを不審に思い彼女の自宅へ向かうと、風邪で寝込んでいるのを見付け一晩中看病する。翌朝試験会場に向かうまでの慌ただしい時間で、智子を抱き勇気付けられた勇人はめでたく第一志望に合格する。

新学期を迎え智子と美雪にお礼を言おうと自宅に呼び寄せた勇人は、最後の想い出に全員でしたいと提案する。マダムたちから常に同時にと求められた勇人は白濁を二人に浴びせ、はたまた彼女たちも潮を吹かせて明け方まで乱れた情交を繰り返す。入学式を迎えた翌朝勇人は、別れも告げずに立ち去った二人にいつか成長した姿を見せるのだと決意を固めるのだった。

【レビュー】

いじめに遭って引きこもりとなった主人公の為に、母親の同僚だった39歳の元教師と主人公の元担任だった現役教師27歳の二人の熟妻(マダム)ヒロインが2年近くにも渡り甘々な個人授業を繰り広げている。前者は熟妻だけに母性溢れる優しさと巨乳を活かした部屋の中での甘い描写が多く、後者は水泳で鍛えた身体を駆使してプールやヨガエクササイズでの情交と溌剌とした印象を与えており、終盤で総括するかのように三人で区切りを付けるというのは「いつも通り」の流れである。

弓月作品では既に王道の二人ヒロインの誘惑作風であるのだが、ここ数作の流れと同じく官能面での描写は熟妻との関係が始まった第二章以降終盤までフルスロットルに入りっ放しの状態であり、物語らしい部分は極めて少ない。従ってヒロイン二人とも人妻である必要性も感じられないのは否めない部分である。夫がいるのに教え子となんて…という背徳感はあまり無いが、重すぎずカラッとした読後感を得られるという点はこの作者らしいと言えそうだ。

一時期は何でもハーレムエンドに偏重し、今またかつての背徳・倒錯路線に回帰し始めているというフランス書院文庫の作品群の変化の中で、デビューして12年目の作者は自らの作風を堅持しており、精力的な活動を続けているので今後にも期待したい。
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tag : 高校生主人公 童貞 熟女限定

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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