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絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」

絢瀬簾「人妻温泉ホテル【ふたりきり】」
(フランス書院文庫、2015年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

日帰り旅行でハプニングに遭いホテルのフロントで宿泊出来ないかと押し問答を繰り返す舞梨の前に、かつての恋人である拓実が現れあたかも妻であるかのように機転を利かせ一泊出来る事になった。共に未練を抱く男女が同じ部屋でする事は一つとばかりに、朝まで休まずに身体を合わせるのであった。

【登場人物】

斉藤拓実
舞梨と同じ位の年齢?の会社員で、3年前に半年間彼女と爛れた情交三昧の日々を送っていた。互いの素性をよく知らないまま身体を合わせる事に舞梨が恐れを抱き別離に応じたが、実は未練たらたらで恋人も作らずにいたらしい。20cmクラスの巨根。

奥沢舞梨
30歳。拓実との爛れた生活にピリオドを打ち、2年前に一回り年上の夫と結婚した。90cm超の巨乳で一見すると若妻らしい貞淑さと、可愛らしさが同居する美女。

【展開】

日帰り旅行の途中で友人が急病で倒れ、あれこれ手配している内に終電に乗り損ねた舞梨はあるホテルのフロントで当日宿泊出来ないか交渉していたが、そこに拓実が現れ妻として扱いツインルームに宿泊するように告げられる。
夫に連絡し人心地付いた舞梨だが、いきなり拓実に抱き付かれ手首を縛られる。表面上は一泊の対価と装いつつ、元カレの気遣いに感謝した舞梨は無抵抗のまま正常位で貫かれ、身体は忘れていないとばかりに早々と潮を吹いてしまう。そして巨根に口唇奉仕した後で、相互愛撫しながら口内に放たれた精液を受け入れるのであった。

萎えることの無い拓実のペニスに触れていた舞梨は、露天風呂で公衆の面前に晒す訳にはいかないと自ら背面屈曲位で挿入をせがみ久し振りに拓実の精液を膣内で受け止める。そして日付が変わる頃二人で混浴の露天風呂に入るが、再びたぎらせたのを見て対面座位で繋がり始める。そこへ老人が入浴しようと現れ二人は肝を冷やすが、湯煙と老いでよく見えないのを良い事に二人は交わりを解く事もなく相互絶頂に至るのだった。

部屋に戻った舞梨はベッドに横たわり眠っていると一人ぼっちで荒野を歩く悪夢を見てしまい、目を覚まして拓実が部屋にいないのを見て後ろの穴まで使ってオナニーし失神してしまう。ふと意識を取り戻すと拓実に心配され、実はたった10分しか経っていないのを知ってもう離れないで欲しいと願い、喉奥までペニスを受け入れ精液を胃に収める。

深夜3時を回り舞梨はもう寝ないでチェックアウトするまで拓実を離すまいと体位を変えながら二度の射精を受け止め繋がり続けるが、そこへ夫から卑猥なメールが送られて拓実の嫉妬を招く。夫に電話をする羽目に陥り、テレフォンセックス紛いの行為で夫と拓実の二人に貫かれたようで背徳感を得る。

朝を迎えうっかり眠ってしまった舞梨は拓実から食事を取らずに大丈夫かと問われるが、彼女は自分より食事の方が大事なのと拗ねてみせるとまずは口で、更には乳谷に挟んで精液まみれになる。そしてチェックアウトまで残り僅かとなっても、繋がったままで動こうとせずに30分が経ち…。結局一泊で8回の射精と30回のアクメを迎えた二人は、10時前にフロントを出て別れを告げるのであった。

【レビュー】

絢瀬簾名義の作品刊行はデビュー作品の「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」以来約4年振りという状況で、昨今の売れ行きを見る限り敢えて「新人」として再デビューなさった方が売れる可能性が高いと思われるが、恐らくは本作が作者の独特の文体を活かした舞台設定に他ならないからであろう。
この作者の文体の特徴は登場人物の心理描写となると、まるでポエムのように短文改行と同じワードを繰り返し用いる点にある。例えば舞梨が拓実を受け入れる際に、何度も「三年ぶりの」と数字を出して描写している。流石に同じ頁に多用されると「分かったよ」という感も否めないが、生々しさと臨場感は感じられる。実は一晩だけの逢瀬、この瞬間だけはという本作ならではの舞台設定だと、妙な説得力を持たせているので不思議である。

元々は好き合っていた者同士が何時しか好きモノ同士となり別れを決断したものの、旅先だからこその解放感から一晩交わりまくりの描写が続く。ただ官能小説という属性であまり拘るべきではないかもしれないが、性器のことを卑語でそのまま頭に浮かべるヒロインはそうはいないだろうと思う。
要するに場面によっては、男性人物が二人いるかのような印象を与えるのはちょっと割り引きが必要かもしれないということである。確かに全般に渡って淫猥さは全開で、端的に言えば「いやらしい」ことに違いはないのだが…。何でも明け透けなのは、必ずしもプラスにならないように思える。
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tag : 社会人主人公

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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