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早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」

早瀬真人「ハーレム・キャンパス 新入生と人妻女子大生と美人准教授と」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

就職活動に失敗したものの、恩師の知人の准教授・紗貴子の助手として働き口が見付かった潤平は、彼女に筆下ろしされた後でゼミ生の愛子ともいい関係となる。ところが紗貴子との関係が愛子に知られて気まずくなる中合宿に向かうと、ゼミ長の美保や新入生の恵里菜とも関係を持ってしまう。

【登場人物】

山口潤平
22歳今春大学を卒業し、紗貴子の助手として働き始めている。生真面目で女性との付き合いは全く無いままだが、2年前に通学の列車で見掛けた愛子に対し一目惚れ同然に好きになった。

水沢愛子
26歳。大学4年生。母子家庭で育ち一度は進学を諦め夫と結婚したものの、母親の死後に社会復帰を念頭に入れて女子大に入学した。真面目な性格で嫌々ながらも夫に開発され淫らな体質になったが、夫の浮気性に嫌悪感を持ち半年近く関係を絶っている。紗貴子が主催するゼミに美保と共に所属する。

友田紗貴子
35歳。女子大の准教授で学長の娘。優しいだけが取り柄の夫が浮気をしていると知り、自らも奔放になろうと潤平に目を付けて関係を持つ。ゴージャスな雰囲気を漂わせウェーブの掛かったマロンブラウンの髪に、グラマラスな肢体を持つ美女。

咲田美保
23歳。大学4年生のゼミ長。ショートボブの髪型に、黒ずくめの衣装を纏い独特の雰囲気を漂わせる。複雑な家庭環境で育ち義父に処女を奪われ、その愛人に性戯を仕込まれた。そのせいか同性愛に目覚め、4年間同級生の愛子に興味を抱いている。

木本恵里菜
18歳。大学1年のゼミ生。良家のお嬢さんらしいが何処か天然な節があり、変わり者扱いされている。性体験は16歳と早く、巨乳でパイパンとロリータめいた雰囲気を漂わせる。

【展開】

5月を迎えたある日潤平は紗貴子から恋人の存在を尋ねられいないと答えると、いきなり口唇奉仕してもらい更に騎乗位で跨がられて童貞を失なう。講義の前の慌ただしい行為に彼女の真意を図りかねるものの、潤平が愛子に惚れているとバレてしまい自分も楽しみたいからテクニックを身に付けなさいと告げられ、割り切った関係なんだと納得する。

数日後美保がセッティングしたゼミコンパの場で愛子と隣り合わせに座った潤平だが、緊張のあまり思ったほど話は弾まなかったものの、紗貴子の勧めで彼女を部屋まで送るとお茶でもと部屋に入る事に成功する。単刀直入に好きだと告白すると愛子もキスに応じるが、生理中もあって口唇奉仕に留められ次の機会を約束される。

ところが潤平は紗貴子とホテルから出て来る所を他のゼミ生に目撃され、噂を聞いた愛子から手のひらを返したかのようにあしらわれる。それでも紗貴子の別荘で行われる合宿には美保や恵里菜と一緒に参加すると知り、同行した潤平は何とか関係修復を果たそうと意気込むものの、初日の夜酔い潰れてソファーで寝込んでいる所に紗貴子に襲われる。そしてその情交はゼミ生三人の知るところとなり、翌朝愛子からは冷たい態度で拒絶されてしまう。

愛子とのやり取りを見ていた美保から仲介してあげると提案を受けた潤平は、別荘から程近い広場に連れて来られるなり自慰をして見せてと命じられる。勃起する筈もないペニスを口唇奉仕され寸止めを繰り返された潤平はやり返そうと美保と繋がるが、アクメを見せるものの一向に尽きない彼女の性欲に押し切られ騎乗位で跨がられると、すんでの所でペニスを抜かれちんぐり返しにされてセルフ顔射させられて弄ばれるのだった。

潤平は自分で何とかしようと講義の休憩時間に紗貴子に関係の清算を切り出すが、午後の講義が始まる10分間で舌で満足させられたらと条件を出され机の下に潜り必死に舌で秘所を愛撫する。しかしあと少しという所でゼミ生三人が紗貴子の部屋に来てしまい時間切れとなるものの、始めから仕組まれていたと気付き指も駆使し絶頂へ導く。紗貴子もその気ではないと落胆し部屋を出た潤平は皆で外出する前に恵里菜の部屋に連れ込まれ、魅力的な肢体に翻弄され遂に全員と関係を持ってしまう。

最終日の晩バーベキューの片付けを終えた潤平の前に美保が現れ、約束した通り愛子と話を付けるからその間に身体を洗うように告げられ浴室に向かうが、直後に美保がやって来て入浴しながら愛子と話をするからとサウナ室に追いやられる。以前から愛子に興味を抱いていた美保はここぞとばかりに熟れた女体に悪戯し、遂には四つん這いにして秘所を攻め立てて彼女に挿入願望を口にさせる。ここで選手交替とばかりに潤平が乗り込むとようやく美保と結ばれ、部屋に戻ると二回も情交を求めるのだった。

翌朝合宿の最終日に紗貴子たちと顔を合わせた潤平は前夜のあの声が聞こえたと冷やかしを受けるが、愛子が今すぐ離婚する気もないのだから気楽に楽しんではと提案を受ける。つまり自分たち三人もセフレにという厚かましさに辟易しながらも、潤平は断れずに乱交を受け入れる。
美保は愛子を奪うと貝合わせで絶頂へ導くと、すかさずディルドーを持ち出して休み無く疑似情交を始め、潤平は紗貴子や恵里菜と相次いで交わりながらも美保のテクニックに嫉妬を覚える。相次ぐ絶頂でおぼろ気な目をした愛子が見ている前で、潤平はかしずく三人の女たちの顔面に向けて盛大に精を放つのであった。

合宿から終えた数日後潤平の部屋に呼ばれた愛子は、自分の立場では責められないが潤平にはあの時きっぱりと乱交や浮気を断って欲しかったと不満を漏らす。謝罪の印だと何でも言う事を聞くと潤平に言わせると、用意したロープで手足を縛って身体のあちこちを嘗め回し快感を与える。更に求められるままに飲尿やアナル性交に応じた愛子に、潤平は実は他の三人よりもエッチなのではと戦慄を覚えるのだった。

【レビュー】

リアルドリーム文庫を始めとして他レーベルで活躍する作者が最も得意とする作風に沿う形で、本作も端的に述べるならば「男子が精を絞り取られる」展開をはらんだハーレム誘惑官能作品と言えるだろう。主人公に取ってはメインの人妻女子大生の愛子に対してはアプローチを掛ける側、後の三人は掛けられる側でもあり、総じて美味しいポジションである。

愛子は結婚した後で進学を決意した意志の強い性格でプレイボーイな夫の浮気を許さない一方で、性的にかなり仕込まれていて物語の終盤ではSっ気を見せたりもするし、主人公との愛を貫くため夫とは別れるという訳でもないようである。
そんな前提からか主人公の筆下ろしをする准教授の紗貴子も人妻ながらも浮気を楽しんでいるし、性的に偏った仕込まれ方を受けたゼミ生の美保、天然奔放な新入生の恵里菜も概ね同じ方向を示している。

唯一生真面目な主人公だけが空回りしているだけでなく、何だかマシーンのような扱いにも見えてしまうのがこの手の作風を読んでいつも気に掛かる点である。誰か一人でも処女だったり、性的にウブだったりすると見方も変わって来るのだが…。
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tag : 社会人主人公 童貞

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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