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鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」

鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」
(フランス書院文庫、2015年11月、表紙イラスト:丹野忍)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

高慢令嬢姉妹、堕ちる
鬼龍 凱
フランス書院
2016-04-29




【あらすじ】

妹と二人暮らしの利宏は週末になると、入社したばかりの間垣社長宅を訪れて麗佳や綾香姉妹から使用人同然の扱いを受けていたが、ある日綾香に怪我をさせようとしたと糾弾される。更に実妹に辱しめを与えたと知った利宏は麗佳を犯し、更にその関係に気付いた継母の紗雪、そして綾香にも毒牙を向ける。


【登場人物】

新堂利宏
20代?の会社員。両親を早くに亡くし、高校2年生の妹と二人で苦労しながら暮らして来た。間垣が社長を務める会社に入社したばかりだが、休日には使用人同然に邸宅に呼び付けられ雑用をこなしている。

間垣麗佳
高校3年生。綾香の双子の姉。長い黒髪をストレートに流しており、同年代の少女に比べて成熟した肢体の持ち主で乗馬を趣味としている。典型的なお嬢様気質でプライドが高く、世間知らずで利宏に対しても虫けら同然に扱う。男性経験はない。

間垣綾香
高校3年生。麗佳の双子の妹。長い黒髪で巻き上げを入れてアップにし、眼鏡を掛けて姉より幾分ほっそりとした体型。趣味は読書やヴァイオリン演奏で、男性嫌いで潔癖症の神経質な性格。姉と同じくプライドが高く、ファザコン気味。処女。

間垣紗雪
30代半ば?間垣社長の後妻で嫁いでから2年になる細面の和風美人。元は子会社の社長夫人だったが、夫は経営不振の責を問われて失踪に至り、その代償に間垣が無理矢理モノにしたという経緯がある。娘二人からは財産目当てだと蔑まれ我慢をしている。


【展開】

いつものように休日に間垣邸で雑用をこなす利宏だが廊下で綾香とぶつかりそうになり、それを父親に告げ口され叱責を受ける。紗雪のとりなしで穏便に済ませたが、それで納得のいかない麗佳と綾香はある日利宏の妹に近付き辱しめに遭わせてしまう。
妹の態度に不審を抱いた利宏は翌週末に乗馬クラブに向かい麗佳に問い質すと、全く悪びれる様子もなく所業を告げたのを見て激怒して手近な更衣室に連れ込み押し倒す。後背位で処女を奪い更にイラマチオ同然に口唇で清拭させると、正常位で二度目の中出しを果たすのであった。

翌週末利宏は間垣邸の倉庫で整理をしていると、麗佳が現れ金目当てなら幾ら払えばと凌辱の写真を消してくれるのかと問われる。妹への手出しを止めさせる為だとの言い分に納得出来ない令嬢の反応を見て、それならばと利宏は口唇奉仕で射精した後返礼にクンニリングスで麗佳を淫核絶頂へ導く。
そんな中利宏は乗馬クラブで金持ちのボンボンに口説かれ困った様子の麗佳を助けたものの、邸宅に戻ると礼を言うどころか恩着せがましいと告げる彼女が肉交を求めていると察し、収納スペースで立ちバックにさせて膣内絶頂を与える。

こうして毎週のように脅す者と従う者の関係で麗佳と情交を繰り返していた利宏だったが、ある日の晩に紗雪から社長室に呼び出される。麗佳との関係を止めさせようと手切れ金の話を持ち出した彼女に激怒した利宏はその場で押し倒すと、娘の代わりに性欲処理をするように命じるのだった。
翌週末娘二人が外出中の邸宅で間垣が酔って寝込んでいる間に利宏は汗を流したいからと紗雪に告げて浴室に入ると、程なくして彼女がやって来る。口唇で一度精を放ち股の間を眺めていると、何故かアナルで激しく反応するのを見て、利宏は紗雪が経験者だと見抜き肛内に挿入して絶頂へ導く。
一方麗佳は何だかんだ言いつつもいつしか利宏との肉交を心待ちにしていたが、ある週末に学校から帰宅すると洗面所から男女の睦み合う声を聞き付け利宏や紗雪と鉢合わせになる。すっかり利宏に溺れていた紗雪は麗佳の視線を気にする様子でもなく続きを求めるが、当の麗佳は素直になれず激怒する。紗雪の手で裸にされてこれが女の本性だと愛撫されながら利宏にペニスを挿入され、絶頂を迎えた麗佳は紗雪との和解を受け入れる。

その頃綾香は利宏や紗雪と親しげな態度を見せる麗佳に不審を抱き、その変化が利宏にあると見抜くとその週末に学校の談話室へ彼を連れて来る。綾香は利宏からスマホを借りる振りをして姉とのメール交信を突き付け、再びお前たちを痛い目に遭わせると告げたものの、それが逆効果だったと身体で知る羽目になる。
麗佳とは違い父親に依存しがちな綾香だったが流石に利宏に犯されたとは言い出せず、ならば利宏の妹にも同じ事をしようと企む。しかしその計画は紗雪を通じて彼の知るところとなり、ある日二人にラブホテルへ連れ込まれ身体を洗われながら紗雪に肛穴を舐められて妖しい快感を覚える。そして利宏の目的とする「お仕置き」がアナル性交にあると知って綾香は恐怖を覚えるが、更に利宏の妹に制裁を加えようと用意した性具を継母に使われ二穴責めに遭わされてしまう。

それでも綾香の心は折れる事が無く、ある日利宏は麗佳から間垣が帰宅する週末に全てを打ち明ける気だと知らされ、二人で一芝居打つ事になる。当の綾香は父から突然利宏ごとき人間と付き合うとはと叱られ、更に麗佳が利宏を連れて一生の人だと更に間垣を怒らせる行為に出られて唖然とする。
すっかり消沈した間垣が紗雪に連れられ退出すると麗佳は全てを受け入れなさいと綾香に告げ利宏と共に縛り上げるが、肝心な彼の一物が萎えているのを知って自慢の双乳で挟んで奉仕する。後背位で挿入された綾香はなおも抵抗を試みるが、拠り所としていた父親は力にならず姉や継母も既に堕ちている状況を突き付けられて崩壊し、麗佳によって利宏が新たなご主人様だと上書きされ現実を受け入れる。

数日後兄がワイルドになったと告げる妹がすっかり明るくなったと利宏は安心し間垣邸を訪ねると、裸エプロン姿の美姉妹や社長夫人の歓待を受け一体の大きな魔物に全身をくまなく奉仕されている感覚に陥りながら、何か秘密を隠そうとしている姉妹から良い報せを受ける日を心待ちにするのであった。


【レビュー】

2015年も相次ぐ新人デビューの続くフランス書院文庫から、いかにもストレートで分かりやすい題名の作品が刊行されている。憶測となるが「第14回フランス書院文庫官能大賞」最終選考作品の一つによく似た題名の作品があるので、今年3月デビューの香坂燈也氏同様の経緯を辿っていると思われる。

「高慢令嬢」のタイトル通り、高校3年生の麗佳と綾香の双子美人姉妹は父親の部下である主人公を使用人同然に扱い、更に思い付きで他人を弄ぶといった性質の悪いタイプである。前者は身体付きは大人びており活動的で性格も世間知らずで単純直情型、後者は文学的な趣味で身体付きは姉より幼く(姉と比べてであり、同期生と比べれば寧ろ良い方)、耳年増で男嫌いで性格の悪さは寧ろ妹の方である。

凌辱のきっかけは主人公がうっかりして綾香とぶつかりそうになり、その代償に姉妹が彼の妹に制裁を加えた事である。(世間知らずな姉妹だけに拙いが、それでも妹にしたら兄の名を出されて辱しめを与えられたレベル)事もなげに行状を告げた麗佳に衝動的に手を出したものの、主人公としては自分の妹への手出しをさせない為の防衛でしかない。これがその後の麗佳への凌辱から情交へ変化するポイントである。

そんな麗佳との関係に気付いた30代半ばの継母・紗雪が次のターゲットとなるが、元々今の夫によって失踪した前の夫の会社を乗っ取られて妻にさせられた経緯があるだけに、初めの夫に開発された場所を貫かれてからはあっさりと主人公の側に付いている。後に麗佳や綾香への攻略にも関わる彼女に取っては、金目当ての結婚だと蔑まれ続けた鬱憤を晴らすのもあったのかもしれない。

そしてすっかり人の変わった姉に不審を抱いた妹の綾香がいわゆるラスボスであり、主人公に犯されると彼の妹に復讐を試みて継母と二人で二穴調教されると、今度は父親を使おうとしたりと知的で耳年増なだけに姉の麗佳と違った攻略の困難さに遭遇する。それでも最後には堕ちてしまうが、結論に至る前の「双子」だからこそのある仕掛けには思わず唸らされたものがあった。

一節で一場面ごとに情交描写が盛り込まれていて新人作家らしい詰め込み感も否めなかったが、全体的によく練られた設定で何より「妹を守る為」だと麗佳や紗雪への手出しは最小限に抑え、あとはヒロインの側から求めざるを得なかった流れが自分勝手なだけの典型的な凌辱作品の主人公とは一線を画しており好印象だった。

DSKさんと愛好家Sさんによるレビュー記事です。

2015/11/26 発売高慢令嬢姉妹、堕ちる著:鬼龍凱、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(悔しいっ。野蛮な貧乏人に、このわたくしが……)見下していた男に穢される屈辱が令嬢をさらなる絶望へ。女になったばかりの花芯に抜き差しされる野太い剛直。何度も白濁液を注がれて蠢きはじめる女の悦び。「いい声で啼くじゃないか。妹にも聞かせてやろうか」驚愕に顔を歪ませる麗佳。「あなた、ま...
高慢令嬢姉妹、堕ちる(著:鬼龍凱、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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