FC2ブログ

北條辰巳「女薫の寝室【兄嫁の匂い】」

北條辰巳「女薫の寝室【兄嫁の匂い】」
(フランス書院文庫、2008年9月、表紙イラスト:静子)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年6月26日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

大学受験の為兄夫婦宅で世話になる事となった和也。由香里の入浴姿を見て更に思いを募らせるが、一方で同居している由香里の2人の妹からも誘惑されてしまう。

【登場人物】

根本和也
18歳。大学受験を控えた浪人生。母を亡くしている。予備校通いの為兄夫婦宅で世話になる事に。痩せ型でやや内気な所が有り、童貞。

中川由香里
38歳。夫である和也の兄は入り婿で暫く海外出張の為不在。肩越しまで伸びた黒髪と熟女の魅力をふんだんに感じさせる、中肉中背で和服の似合う美人。普段は活け花の講師をしている。

中川沙織
30歳。由香里の妹。整った小顔にショートヘアだが、時折見せる笑顔に性格の良さを感じる。外資系企業に勤めるキャリアウーマン。アダルトな黒系の服装が似合う女性。

中川若菜
21歳。由香里の妹。女子大の英文科に通う愛くるしさが魅力の女性。テニスサークルに所属しているので小麦色に日焼けしている。姉妹の中では最も恵まれたバストの持ち主。

【展開】

同居生活を始めたその晩隣室の兄夫婦の情交の声を聞き、和也は押し入れの壁に耳を近付けながらオナニーをしてしまう。そしてある日の夕方に入浴中の由香里の裸体を覗こうとそっと外から庭に回ると、彼女がまるで覗いているのを意識するかの如く激しいひとり遊びをしておる、和也はその動きに併せてぺニスを扱くのであった。

由香里が不在の折りに部屋に侵入し華やかな下着をオカズにして手淫していた和也であったが、ある日彼女が部屋を掃除しているとゴミ箱に処理したちり紙が沢山あることに気付いてしまう。和也に興味を抱いた彼女はある晩遅く部屋を訪ねると、オナニーしていたのを誤魔化そうとしていたことに気付き、お詫びも込めて仮性包茎のぺニスの皮を剥いて手で射精に導く。

次第に由香里への想いが募っていた和也はある日遅く洗濯機を覗き、彼女のショーツの匂いを嗅ぎながらオナニーするが、その様子を沙織に見られてしまう。数日が過ぎて沙織の部屋で一緒にビデオ鑑賞をするが、無防備な姿に触発され勃起しているのを指摘される。そして下着オナニーの件を材料に彼女の身体をマッサージする羽目になるが、すかさず沙織は女性上位のシックスナインの体勢になり相互絶頂へと至るものの、そこへ由香里に呼び出され本番はお預けとなってしまう。

翌日曜日から若菜による英語のレッスンが始まるが、当の本人は朝和也を起こしにいった時の朝勃ちが気になり、挑発するかのような姿勢になると彼がモジモジし出したのを見て微笑ましく感じる。そして自ら和也の唇を奪うと触ってとばかりに巨乳を晒すと、乳房への愛撫の返礼にパイズリで射精させるが、流石に本番までには踏み切れずに素股から口唇奉仕で二度目に導いてしまう。

相次いで二人と性的な体験をした和也は、ある日の晩由香里と二人きりで一夜を過ごすことになり、勉強を終えると隣室の襖が少し開いていることに気付く。中を覗くと彼女が自分の名を呼びながらオナニーしているのを知り、部屋に入ると自分も一緒にフィニッシュしようとぺニスを扱き出す。そんな彼に気付いた由香里は一度は追い返すものの、立ち去る前の彼の表情を見て不憫に思い一回だけならと抱かれる覚悟を決めて部屋に向かう。正常位で呆気なく果てた彼を可愛いと思い、少し意地悪な気持ちに駆られて全身を愛撫すると、今度は自ら跨がり情交を楽しむかのように腰を振るのだった。

一回だけの約束はあっさり破られ毎日のように由香里を求める日々を送っていた和也は、ある日帰宅した若菜に情交を覗かれていたと知る由もなく、その若菜は沙織に事情を話し土曜日に二人で誘惑しちゃおうと約束する。そして土曜日ラブホテルに連れて来られた和也は二人から誕生日祝いだと歓待され、浴槽の中のソーププレイやWフェラ、更には姉妹で交互に騎乗位で跨がられて立て続けに射精させられる。

そして翌日曜日の深夜、若菜に客間の洋室へ誘われた和也は後から合流した沙織とともに全身をくまなく愛撫されて可愛がられていたが、そこへ寝付けずにトイレへ向かおうとしていた由香里が現れる。和也を独占したいと豹変した姉に驚きながらも、二人の妹は交合を眺めながらレズビアン気味に身体を弄り合い、次は沙織、その次は若菜と次々に精を搾り取られてしまうのだった。

【レビュー】

序盤から和也は兄嫁の由香里とその二人の妹である沙織や若菜から可愛い弟として扱われ、1人1章ずつの割合で誘惑されるという構図である。いわゆるショタコン気味とも言えるほどの愛され方ではあるが、初回はいずれもまた機会があるからと中断させられたり、或いは焦らしたりとなかなか本番には至らずに終わってしまう。ここまでで全体の半分程度が費やされているのだが、再び由香里の番が巡って来ると漸く初体験を迎えるのである。

その後からは展開が急加速し、若菜が由香里と主人公との情交を覗き見てからもう一人の姉の沙織と共同戦線を張り、主人公を連日に渡って誘惑する形で描かれる。そこに由香里が現れて…というのは、出歯亀的に雪崩れ込み複数でする形がお得意なフランス書院文庫らしいのだが、あまりにもいきなりなのでその辺りは丁寧な描写が欲しかったような気がする。

とここまで書いてみて、作者はこの時期に3人ヒロインの誘惑作品でお馴染みの如月蓮氏からの影響を強く受けているのではないかと感じたのだが、いかがであろうか。序盤で寸止めの繰り返し、中盤から加速して終盤では雪崩れ込むような複数プレイと、読んでいて気になるほど不自然な流れが非常によく似ているように感じたのだが…。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2008/9/22 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>今夜だけよ、あなたの望みをかなえてあげられるのは…。豊麗な38歳の裸身を近づけながら囁く兄嫁。禁断の女体から漂う甘い匂いに、少年は昂っていた。欲望を慰めていた下着の下には、こんな秘境があったなんて。兄嫁と二人きりの寝室で、白い指がペニスを膣へと導く。熟れた女体の奥まで教えてくれる、最高の蜜夜が...
女薫の寝室-兄嫁の匂い(著:北條辰巳、フランス書院文庫)

関連記事

tag : 大学生主人公 童貞 デビュー作品 姉妹丼

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

女薫の寝室-兄嫁の匂い(著:北條辰巳、フランス書院文庫)

2008/9/22 発売 → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍> 今夜だけよ、あなたの望みをかなえてあげられるのは…。 豊麗な38歳の裸身を近づけながら囁く兄嫁。 禁断の女体から漂う甘い匂いに、少年は昂っていた。 欲望を慰めていた下着の下には、こんな秘境があったなんて。 兄嫁と二人きりの寝室...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR