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桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」

桐野武士「黒い下着の隣人【危険な熟女】」
(フランス書院文庫、2004年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

恋人の雅美との結婚を控えプレッシャーを感じていた隆之は、ある日ウェディングプランナーの担当者の元へ相談に訪れる。何とその担当者は隆之が度々覗きの対象にしていた隣人熟女の美由紀だと知り、覗きに気付いていない筈と確信を持てずにいたが、美由紀は…。

【登場人物】

布施隆之
22歳。学生時代から付き合っている雅美との結婚を控えてプレッシャーを抱え、華奢で頼りなさげな雰囲気の会社員。1LDKのボロアパートに住んでおり、隣のマンションに住む美由紀の着替えをトイレの高窓から覗き見るのが趣味だった。

藤田美由紀
42歳。ウェディング・プランナーを務める独身美女。ゴージャスな雰囲気を漂わせ、男性経験も豊富に見える。隆之の隣の高級マンションの二階に住んでおり、以前から彼の覗き行為には気付いていた模様。

榊原雅美
22歳。恋人の隆之との結婚式を行うのに当たり、美由紀に色々と相談してもらっている。家業の後継ぎとして彼を婿に取る予定。スレンダーながらも胸や腰回りはそれなりに肉付きの良い身体だが、男性経験は隆之一人だけで受け身がち。

【展開】

部屋で着替える隣人熟女の姿を度々双眼鏡で覗き見ていた隆之は、ある日恋人の雅美と共に結婚式のプランを相談しに訪れると、担当の美由紀が覗きの対象の隣人だと知り動揺を隠せずにいた。
隆之は雅美を抱いていても美由紀の存在が気になり、数日後彼女を呼び出しこれまでの所業を謝罪して一旦は帰宅するが、その直後に美由紀から電話が入り窓越しに下着姿で挑発されこれ以上を見たかったら全裸で部屋に来るようにと誘われる。愚かなほどに命令に従い部屋に着いた隆之は、ストリップショーのように裸体を披露する美由紀に圧倒され馬乗りになられて関係を結ぶのだった。

隆之は美由紀ともう一度関係を結びたいと馴染みのバーに5日間通い詰めていると、やっと彼女が現れる。自分も過去に男性関係で色々とあったし自分もただしたいだけではと言われ隆之は立腹して店を出ると、美由紀が後から追い付き割り切った関係ならと告げられ自分の部屋へ招く。口唇奉仕だけで圧倒された隆之は、布団の上で彼女を組み敷いて二度目の関係に至り、繋がったまま眠りにつく。

結婚式の最終契約で雅美と共に再び美由紀のオフィスを訪ねた隆之だが、契約を終えて雅美とのデートを楽しもうとした時に美由紀から誘いの電話を受けてオフィスに戻る。呼び付けておきながら仕事の電話をしながらパンチラで挑発する美由紀に、我慢出来ずに悪戯を仕掛ける隆之。美由紀は電話を置くとお預けを食らった犬のように求める隆之を楽しませようとアナル舐めをし、自分にもして欲しいと秘肛を晒して奉仕を受けた後でペニスを受け入れる。

隆之は美由紀の部屋に入り浸りになる一方で雅美とは役立たずになってしまい、ある日その悩みを雅美から相談されて明日カウンセリングを行うからと美由紀に告げられる。隆之は仕方無しに雅美と共に相談に訪れるものの、口唇奉仕を教えて欲しいと迫る恋人に動揺して奉仕を受けても全く勃たずにいたが、美由紀に交替するとあっと言う間に完全勃起に至る。そのまま美由紀の見守る前で隆之は雅美を抱く羽目になるが、彼女に肛門を舐められながら絶頂に向かうのだった。

【レビュー】

主人公の覗きの対象がウェディングプランナーの担当者でしかも美熟女、別に聞かなくても良かった筈なのに覗きに気付いているかと尋ねてしまい、後は彼女の手練手管のままに身体に溺れていってしまう…というだけならば90年代のような作風になるのかもしれない。
本作ではヒロインの淫らさを前面に押し出しつつも最後にはウェディングプランナーとして縁結びの役割も悪くないと彼女の気持ちを纏めており、別に主人公と恋人との関係を破綻させる気もないし自分も楽しむだけという割り切り感は2000年代らしいような気がする。

本作のみの刊行である桐野武士名義は、恐らく他の作家による別名義なのではないかと思われる。当時は楠木悠氏が描く熟女系誘惑官能小説が人気を博していた時代であり、同じ方向を模索する作家がいたとしても不思議ではないし、何せ一作品だけの刊行というのも何とも不可解な点が見られる。作中の主人公の喘ぎ声は時に女性を思わせるものもあり読んでいて気になったが、逆に新人に見せようと敢えて描いたのかもしれないと思うのだが…。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
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黒い下着の隣人-危険な熟女(著:桐野武士、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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