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相馬哲生「隣りの妻・隣りの娘【力ずくの情交】」

相馬哲生「隣りの妻・隣りの娘【力ずくの情交】」
(フランス書院文庫、2007年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

フリーカメラマンの加賀はある日隣人の由佳が雨でずぶ濡れになっているのを見て車に乗せるが、女らしい身体付きにモノにしたいと衝動が沸き上がり、関係を持ってしまう。更にその関係にある気付いたもう一人の隣人である美菜子には、媚薬を使って親密な関係となるが…。

【登場人物】

加賀隆一
30代?フリーランスのカメラマン。5年前まで出版社に所属していたが、独立したとは言え実質的には保険会社に勤める妻の収入をあてにしている。子供はいない。20cm近い巨根だが、何処にでもいる中年男性。

新木由佳
17歳。加賀の隣の部屋で厳格な父親と母親と3人で暮らしているが、両親が共働きで寂しさを感じており、加賀をおじさまと呼んで慕っている。吹奏楽部に所属する高校生で、バストは意外にもEかFはありそうな女らしい身体付きの美少女。押しに弱くOBの青年に付き纏われていて悩んでいる。処女

間宮美菜子
28歳。新木家とは逆方向の加賀の隣人。元客室乗務員で、Fカップはありそうな豊かなバストを持つスタイル抜群の美女。3年前に夫と結婚して専業主婦となり、子供は欲しいと願ってはいるがセックスレスが続いている。

【展開】

突然の土砂降りに遭いなす術もなく佇む由佳を見掛け車で送り届けた加賀は、マンションで待ち伏せしている青年を見て彼氏だと嘘を付き、両親が帰宅するまでと部屋に招きシャワーを浴びるように勧める。女らしい身体で気の弱い由佳に隙があると見抜いた加賀は衝動的にモノにしたいと思い付き、自分が所有する美少女の裸体の写真集を見せると、警戒しながらも上気した表情を浮かべたのを見てまずは上々だと喜ぶ。

数日後街中でストーカーの青年にいきなり殴られた加賀はわざと周囲に分かるように大袈裟に倒れて、警察沙汰にすると脅し示談にする代わりに二度と近付かないように確約させる。そして大した怪我でもないのに仕事にならないと由佳に恩着せがましく告げると、写真を撮らせることを了承させる。被写体に映えるからと麻縄で後ろ手に縛って自由を奪うと、加賀は少女が秘所を濡らしていると言いながらねぶり、正常位で純潔を奪ってしまう。

関係を持ってから毎日のように送り迎えをし、帰りはラブホテルに雪崩れ込む日々を繰り返していた加賀は、ある日由佳に用事があるからと告げられ後をつける。電車の中で男子の先輩と親しげに話す由佳に怒りを覚えそっと背後に近付き痴漢の如く指で絶頂へ導くと、降車した駅のホームで抵抗した由佳の頬を張りラブホテルに連れていく。拘束具のある部屋で由佳を呼び捨てにした加賀はお仕置きだと立て続けに羞恥を与え、妊娠して両親に関係をばらされたくないだろうと屁理屈をこねながら中出しして服従させる。

数日後元気が無さそうな由佳を見掛けた美菜子は部屋に招き話をするが、豊富な性体験を聞かされ自分の過去を想像しながら、アナルセックスを求められていると知り憤りを覚えて加賀がまさか張本人だと知らずに相談する。加賀は由佳の勝手な行動に怒りを感じつつも美菜子の夫が交際相手であるかのように罠を仕掛けると、予想した通り美菜子は動揺を見せ部屋に連れ込む事に成功する。コーヒーに媚薬を仕込み発情し始めたのを見た加賀は、強気に出て美菜子から身体を開かせるように仕向け関係を結んでしまう。

その晩美菜子は夫から由佳と飲食店で相談に乗っただけだと聞かされて不貞を働いた事を強く後悔するが、次の日から平然と部屋へやって来る加賀の厚かましさに嫌気を覚えこれで最後にして欲しいと懇願する。事前に2発抜いている加賀の余裕に気付かずに、いつの間にか美菜子が先に達したら言いなりになると条件を付与されており、なかなか射精しない加賀に2時間近くも翻弄された彼女はアナルを奪われて絶頂に導かれるのであった。

その頃由佳に「お預け」を食らわせていた加賀は数日振りに部屋を訪ねると、裸エプロンでおさな妻プレイの口唇奉仕やキッチンでの後背位、ベランダでの駅弁と楽しむ一方で、美菜子にはセーラー服を着させて奉仕させていた。それだけで物足りなくなり加賀は三人でしようと目論む。部屋で由佳に口唇奉仕させているところに美菜子が訪れたのから逃れるように、加賀はトイレに隠れ対面座位で交わっているとドアが開き、美菜子が嫉妬剥き出しの表情を見せて現れる。

加賀に命令されてバックで受け入れ中出しされた美菜子を見て由佳は諦念を抱きつつも、四つん這いでアナル処女を捧げると次第に快感が沸き上がり、美菜子より先にアナルアクメを経験する。そして立て続けに射精して一休みしようとした加賀は、少女の腸内に挿していたペニスを美菜子の口に含まれ勃起させられ、女たちの飽くなき性欲に苦笑いを浮かべるのであった。

【レビュー】

相馬哲生名義の初期の頃の作品は短編中心だったが、五作品目からは一冊で完結する作品も刊行するようになった。以後の作品でも頻繁に用いられる「力ずくの××」は、今や作者の代名詞と言えるだろう。

その「力ずく」とは何ぞやという話だが、端的に言うと誘惑作品ほど甘い展開ではなく、凌辱作品ほど暴力や調教などハードなプレイを伴うものではないということであろうか。まだ前者が近親相姦や背徳を、後者が暴力や調教のイメージが色濃く残っていた時期でもある。「力ずく」は新しいイメージでどちらにも受け入れやすい状況だったのかもしれない。

そんな「力ずく」第一作品目は、主人公の部屋を挟んで両隣りの部屋に住む17歳の女子高生と、28歳の人妻が標的にされる。女子高生は主人公がストーカーを追い払ったのをきっかけとして処女を奪われ、人妻は女子高生から交際の相談を受けて主人公に悪用されて身体を開かざるを得ない状況に追い込まれている。こうしたストーリーの組み立ては良かったと思うのだが、肝心な情交場面やヒロインの心理描写はイマイチだった。

例えば凌辱者の逸物がずば抜けて大きかったり、精力に長けていたりとそれはお約束ということは承知しているのだが、文中で「20センチほどの巨根」を多用されている。本作の情交場面は割と口唇奉仕をさせることが多く、ことある度に「20センチ」が出て来ると、大きいことは分かったので他に何か無いのかというのが正直な感想である。奉仕を強制させられるだけでなく、ヒロインが優位に立っての射精をコントロールするような駆け引きが欲しかった。

ヒロインの心理描写に付いては女子高生の方は都合良く馴致されてしまったのに対し、人妻は不貞の事実を写真に撮られて弱味を握られたから仕方なく好きでもない男に抱かれているので、最後まで心を開いてはいない。早々と身体は開かせても心は閉ざしているのに「堕ちた」と言い切る主人公もそうだが、ヒロインもあまり頭が良くなさそうな印象で薄っぺらく見えるのが残念だった。

DSKさんのブログでも本作を紹介なさっています。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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