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菊池唯「【Fの誘惑】女教師母・女教師姉妹」

菊池唯「【Fの誘惑】女教師母・女教師姉妹」
(フランス書院文庫、2009年9月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2014年9月21日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)





【あらすじ】

両親の離婚で傷付いた修一を慰めようと初体験の相手をしてくれた玲奈。それを知った妹の七海や2人の母親の響子も教師にあるまじき淫らさで誘惑してくる。

【登場人物】

上城修一
17歳の高校2年生。修一が高校に入学した年に母親が駆け落ちし、父親は家庭を顧みない為、伯父に引き取られた。一時は不登校になっていたが、玲奈の導きで学業優秀で生徒会長になるまでに回復。基本的に優柔不断で場の雰囲気に流されやすい。響子の初恋の男と瓜二つらしい。

香坂響子
40代前半?玲奈や七海の母で修一のクラスの担任。高校生の時に初恋の男との間に玲奈を、見合い結婚した相手とは七海を授かるも、夫が玲奈に手を付けようとした為離婚。親戚が運営する学園で娘2人と共に教師を務め、学年主任を兼務している。初恋の男と瓜二つの修一の事を気に掛けている。Fカップ。

雨宮玲奈
26歳。修一が1年生の時の担任で生活指導を行うテニス部の顧問教師。夫がマザコンで男性不振に陥り離婚協議中だが、何故か他人とは思えない雰囲気の修一と出逢い変貌した。スーツ姿の似合うシャープな雰囲気の女性。Fカップ。

香坂七海
23歳。響子の娘で玲奈の異父妹。新米教師で英語を担当し、修一のクラスの副担任。女性らしい丸みを帯びた容姿の女性。清楚な雰囲気を漂わせているが、義姉の玲奈とは常に張り合っている為か修一の事になると性格が一変し場に流されやすい面も。Fカップ。

【展開】

修一は玲奈に女子更衣室へ連れ込まれると、朝練で汗にまみれた秘唇を舐め清めてと要求された上、自分が穿いていたパンティを穿くように命じられる。一方七海は授業中落ち着かない様子の修一を昼食へ誘い、進路相談室で姉の下着を身に付けているのを見咎めると、立て続けに口や乳房を使い射精させてしまう。

そこへ抜け駆けは許さぬとばかりに玲奈が現われ七海と共に保健室へ連れ込まれた修一は、包帯で目隠しをされたまま玲奈が上になった重ね餅の状態で味見をするように要求される。先に七海、次に玲奈へと代わる代わる挿入し都合6回も射精した修一は保健室のベッドの汚れたシーツを交換していたが、先に出ていった姉妹に不審を懐いた響子に性的な関係があったのだと気付かれてしまう。

それを知らず教室に戻った修一は自分のリコーダーを男性器の如く扱いオナニーする響子の姿を目にするが、いち早く立ち直った彼女から娘たちとの関係を追及され2人とは姉のような存在で響子にはママのように甘えたいと返答する。その流れで香坂家で夕飯をご馳走になるが、帰宅した七海とは入浴前に前立腺を刺激されながらフェラチオされ、更にその晩に独占欲の強い玲奈から部屋へ連れ込まれ顔面騎乗でマーキングされ飲尿させられてしまう。翌日も玲奈の朝フェラで精を抜かれた修一は授業前の教室で必死な様子の響子に応えて勃起させると、一晩中自分のリコーダーの先端を膣内に入れていたのに退きつつも後背位で彼女を貫くのだった。

昼休みに玲奈に呼び出された修一は、フェラチオをする際に自分たちとは長さの違う恥毛を見付け響子との浮気の動かぬ証拠だと突き付けられ、罰として顔面騎乗で愛蜜だらけにされた上に唾液を塗りたくられた挙げ句に彼女の自宅に連れて行かれる。修一の居場所を突き止め携帯電話に連絡した七海がやって来る前に玲奈は腸内に仕込んだゼリー飲料を修一に食べさせた後でアナルで交わり、後から来た七海にも同じようにゼリーを腸内に仕込みアナルを貫かせるのだった。

修一は七海に自宅へ送って貰うが、先の玲奈を交えた変態プレイで彼女が口走った事から響子との関係がバレてしまう。そこへ修一が体調を悪くして早退したと聞き付けた響子がやって来たが、七海の企みで響子を誘惑する羽目に。芝居だった筈の修一は響子と浴室で熱い情交を重ねる内に告白するが陰に潜んでいた七海と彼女に呼び付けられた玲奈に聞かれてしまい、母親が帰宅するなり嫉妬に駆られた姉妹に精力剤を飲まされ前立腺を刺激されながら更に3回ずつ情交を強要されるのだった。

翌朝疲労困憊で遅刻しそうな修一を車に乗せて登校し図書室に連れて来た響子だが、自分に初恋の男とダブらせ勝手に盛り上がる彼女の態度に苛立った修一は激しく責め立て、その男の名前を聞いて自分の父親で有り玲奈が腹違いの姉だと知る。その会話を盗み聞きしていた玲奈は夕方に修一を香坂家へ連れて来ると、七海と共謀してゼリーを使ったプレイを響子に覗かせ、修一が変態的な趣味の持ち主で手に負えないと失望させ諦めさせようと目論む。しかしその後部屋を訪ねて来た響子は何処か取り憑かれた様子で、全身を震わせながら修一の顔面に騎乗し全てを受け入れてと迫られるが…。

【レビュー】

改めて読み直すと、「近年で最強の問題作」というのが感想である。デビュー前にWeb上で先行公開されたのとは大分改編されていたように記憶するが、【Fの誘惑】と聞いて自分は「F(カップ)の誘惑だから巨乳フェチ作品」と思い込んていた節もある。

「F」=「フェティシュ」であり、主人公の修一は性に積極的な玲奈や七海から放たれる愛蜜、唾液、黄金聖水、挙げ句には飲用ゼリーを使った擬似スカトロプレイまで何でも甘受してしまう非常にアグレッシブな設定である。文中に父母から家庭の温もりを与えられなかったので、玲奈や七海は姉のようで響子は母親のようだ(だから甘えたい)という節が見られるのだが、残念ながら自分には愛情の一環としての言動だったのかイマイチ読み取れなかった。それでも殆どのプレイにおいて主人公が嫌がる様子も無く、寧ろ嬉々として受け入れているようなのがせめてもの救いだが、それでも彼女たちに捨てられたくない一心からとも見えるので実に重いものを感じさせる。

逆にヒロイン3人の側から見ると果たして本当に母娘、或いは姉妹なのか、互いに血の濃い者同士にしてはあまりにも生々しい程に利己的で、自ら教え子に授業をサボらせる位だから何も彼女たち全員が教師で無くても良かったと思う。
教職者にあるまじき弾けっぷりだと楽しんでも良かったのだが、玲奈に取っては従わせる喜び、七海に取っては実弟のような溺愛、響子に取っては忘れ得ぬ初恋の男への依存、それぞれが非常に重過ぎてならなかった。

終盤玲奈との関係を知った主人公は父親と関係している他の2人を捨てて七海を選択しようと試みるし母娘の中ではまだ常識的な彼女も受け入れるが、玲奈に都合良くペットに使われ、響子は最早初恋の男と混同しているかに見える。今の時代なら彼女たちは「ヤンデレ」としてジャンル付けされそうだが、それにしても過度のセックス依存振りには途中から読みながらも流石に退いてしまった感が否めない。

作者は本作1作のみの刊行となっているが、非常に濃密過ぎる官能描写の組み立てからすると正直新人とは言いづらいし、逆に「濃密過ぎる」描写の反面でメリハリを付けずにダラダラと詰め込むからこそ新人らしいと言えるかもしれないので判断はしにくい。

作中では僅か3日間でこれだけ「射精させられる」訳で幾らフィクションと言えども流石にこんなには…と感じるし、主人公とヒロインたちで誰一人ハーレムを選択しなかった故、この先にハッピーエンドが待っているとは考えにくくスッキリした読後感とは言えないかもしれない。


DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
2009/9/24 発売Fの誘惑-女教師母・女教師姉妹著:菊池唯、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉→ ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉→ 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。「君は私のいやらしいオッパイでどう責められたい?」女教師の胸元からこぼれ落ちそうなFカップの乳房。二人きりの生徒指導室で密かにつづく特別レッスン。姉の...
Fの誘惑-女教師母・女教師姉妹(著:菊池唯、フランス書院文庫)



DSKさんはFカップ多用だから巽飛呂彦さんとご推察なさっていますが、私は三人とも女教師で異常なハイテンション(褒め言葉です)とくれば本藤悠さんかなと思います。でも三冊目の刊行と近いので、果たしてどうなのか。謎の新人さんではありますね(苦笑)
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tag : 高校生主人公 童貞 姉妹丼 母娘丼 デビュー作品

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Fの誘惑-女教師母・女教師姉妹(著:菊池唯、フランス書院文庫)

2009/9/24 発売 Fの誘惑-女教師母・女教師姉妹著:菊池唯、フランス書院文庫 → Amazonはコチラから。 → Kindle版はコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉 → ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉 → 総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。 「君は私のいやらしいオッパイでどう責められたい?」 女教師の胸元か...

コメント

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この作品、いろいろすごいですよね。

何より一番すごいのは、もう単純に、1冊あたりのエロ濃度が極めて高いこと。
1行目の開幕スタートダッシュのまま、暴走列車のような勢いで突き進み、エロシーンからエロシーンの連続展開で男の欲望をグッと掴んでくる。同調・同情の余地もメリハリもない代わりに、とにかくイヤらしい。
何度も続くエロシーンに差を出すために、「非常にアグレッシブな」プレイが繰り返されることになるんだと思うのですが、結構、普通の(マイルドな?)Hシーンも充実しています。
(まぁ、詰め込み過ぎな感じがするのは間違いないのです。)

ある種、黒本の「えすかれ」的な感じがあるんですよね。
もしくは、エロマンガを小説にした感じというか。

この作者の2冊目を信じているのですが……

Re: この作品、いろいろすごいですよね。

にゃらです。コメントありがとうございます。

> 何より一番すごいのは、もう単純に、1冊あたりのエロ濃度が極めて高いこと。

実際に記事を書く際には大分内容をはしょってはいますが、このような濃度の高い作品を纏めるのはちょっと苦戦しますよね。

> ある種、黒本の「えすかれ」的な感じがあるんですよね。
> もしくは、エロマンガを小説にした感じというか。

エロ濃度において同じフランス書院の中では、今なら間違いなく美少女文庫「えすかれ」が断然でしょうね。
読まない作品などはみきりっちさんのサイトなどでチェックさせてもらっていますが、もはや美少女文庫を名乗る必要は無いのではと思います。
一時期は「ラブ寄せ」でマイルドになりましたが(個人的にはこっちの方が好みです)、やはりある程度激しいものにも需要が有って、それが「えすかれ」ではと見ています。

> この作者の2冊目を信じているのですが……

1作品で終わる作家さんの場合は、基本的に「燃え尽き」か他の作家さんの改名のどちらかと見て間違いないと思います。
菊池唯名義は私も判別は付けずらいのですが、改名の可能性が高いと見ています。フェティッシュなだけに櫻木充さんかと当初は見ていましたが、直近で刊行されているのに改名して出版するメリットは無い筈なので、違うと判断しました。
もしかしたら今の時代なら、受け入れられる可能性も高かったのかもしれませんね。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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