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高竜也「【美熟】三姉妹 トリプルタブー」

高竜也「【美熟】三姉妹 トリプルタブー」
(フランス書院文庫、2007年11月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

夏休みを利用して母の郷里の金沢にやって来た晋平は仕事で母が不在がちなのを良いことに奔放な叔母の遥香と肉体関係を結ぶが、ある日伯母の綾子に関係が発覚しその代わりを求めようとして親しくなる。しかしそんな日々も母の帰宅により終わりを告げることに。

【登場人物】

香坂晋平
16歳。友穂の息子で母と離れ横浜の進学校へ通っている。父は二年前に遥香の夫と同乗していた際に事故に遭って亡くなっている。夏休みの前から同級生のハーフの美少女と付き合っているが、まだ本番を経験しておらず負い目に感じていた節も。

香坂綾子
39歳。三姉妹の長女で金沢にある老舗旅館で妹二人と共に切り盛りしており婿を迎えたものの、早くに病気に掛かって亡くなっており再婚せずに独身を貫いている。

香坂遥香
31歳。綾子と友穂の妹で上京し結婚していたが、二年前に友穂の夫と同じく事故死している。子供はいない事から早々に金沢に戻り一人身の気楽な立場だと周囲から見られているが、酒を口にして深酔いしている場面も多く悲しみを底に秘めている。

香坂友穂
37歳。晋平の実母で三姉妹の次女。晋平が高校に上がってから帰郷し、語学に堪能な事から海外向けの営業や外国人観光客に対してガイドを務めており不在がち。晋平に旅館の後継ぎになって欲しいと願う一方で、叔母からしきりに再婚話を持ち掛けられその気はないと断っている。

【展開】

観光客を見送り酔って帰宅した遥香を介抱しようと寝室に運んだ晋平は彼女の服を脱がせるが、裸体に挑発され勃起してしまう。知ってか知らずか遥香は寂しいから一緒に寝てと晋平を誘い偶然を装ってブリーフの膨らみに触れるが、それだけで射精させてしまう。後始末をと浴室に誘い洗ってあげる振りをしながら二回目の射精に導いた遥香は晋平が部屋に戻った後でオナニーに浸り、勃起を思い浮かべながら絶頂する。

遥香との甘美な一夜を意識した晋平はそれが遥香の仕掛けた誘いとは気付かずに次の日の晩に彼女の部屋に忍び込んでオナニーを覗くが、明くる日に彼女の日記に情交願望が記されているのを知り、彼女も性欲を抱いていると確信しその晩に酔って寝入っているのを確認してから夜這いを決行する。
ベッドに横たわる遥香の全身を観察していた晋平によって晒け出された秘所を舌で愛撫され、遥香は今気付いたとばかりに目覚める。晋平に口唇奉仕をし飲精した後で晋平にクンニされて潮を吹いてしまった遥香は、仕切り直しに浴室で再び晋平を射精に導いて寝室に戻り、馬乗りで交わって腰を遣う内に彼と共に絶頂を迎えるのだった。

晋平の夏休みの間だけと割り切り情交を重ねる遥香はある日休みを取り、能登半島に彼を連れて宿泊先で爛れた一夜を送る。しかしその逢瀬を人づてに聞いた綾子は晋平に自分の寝室の隣室で寝るように命じ、二人が接する時間を少なくしても夜遅く部屋を抜け出して交わりを持っているのを知り、それを盗み聞きしながら秘所を濡らしてしまった綾子は自分もまだ女だと意識するのだった。

翌日から夕食後に晋平に手伝いをさせた綾子は大胆になろうと酒の力を借りてマッサージをして欲しいと告げて狸寝入りしていると、予想通り晋平が彼女の身体に興味を持ち勃起を露出してオナニーしようとする。そこで目覚めた綾子は厳しく叱った後で慰めてあげると告げるが、性的な知識が足りず晋平の言うままに手コキやお掃除フェラをさせられる。遥香にガイドの仕事を与え二人を引き離す事に成功するが、その晩に晋平に押し倒され久し振りの情交の喜びを味わうのだった。

しかしその二日後に友穂が戻って来ると流石に綾子と同じ部屋に寝る訳にもいかず晋平は不満を見せるが、ある日母の見合い話を聞いて再婚するのだと早合点して不機嫌になり酒を口にして泥酔する。それを見付けた友穂は甘えたいのだと勘違いし抱き寄せて眠るが、その間に女体を悪戯されたのに気付き、更に我慢できずに遥香の部屋へ夜這いをしていたのを知る。
翌日晋平の日記を見て自分を罵る言葉が並べられているのを知った友穂は、夕方にワインを部屋に持ち込み酔いの力を借りて晋平の好きなようにさせようとして一夜限りの関係を結び、彼の母親でいようと見合い話は断ることを決意するのだった。

【レビュー】

帰郷した主人公によるひと時の性体験と実母を含めた近親相姦を絡めており、いかにも高竜也作品らしい作風である。上記【展開】にて省いているが、横浜在住の主人公が母の郷里でのひと夏の性体験を振り返り、終盤では同年代のガールフレンドから処女を捧げられるという流れである。やや硬質な作風だけに三姉妹と言えど複数でのプレイや、ハーレムという結末は望めないのは仕方のないところである。

ヒロインは三姉妹で未亡人という設定でメインは三女に当たる主人公の叔母であるが、最年少というのもあって奔放に見せている反面で、その裏に見え隠れする影の部分もまた深いものであろう。とは言え近親である故に情交を重ねていってものめり込む事は無く、ひと夏を楽しもうという割り切り感もあってこその淫らさなのかもしれない。本番までが長いのはやむを得ないところである。

主人公の伯母は二人の妹を思って苦悩し、何とか主人公と三女を引き離そうと試みるが、主人公の性欲の強さに負けて受け身一方だった彼女が花開くまでを描きたかったのかもしれない。しかしページ数が限られているだけに、その直前で終わったのは残念である。実母に付いても同じように、終盤に無理矢理着地させようとするばかりに物足りない描写に終わっている。個人的には夏休みに叔母姉妹の元を訪ねるという形で、二人を対峙させれば良かったかなと思うのだが…。
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tag : 高校生主人公 童貞 母娘丼

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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