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二神柊「担任女教師と僕【合鍵生活】」

二神柊「担任女教師と僕【合鍵生活】」
(フランス書院文庫、2011年5月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。2016年3月11日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

両親の意向で日本で高校生活を送る事になった健太は、保護者で担任の美奈子の隣室で1人暮らしを始める。しかし彼の部屋の合鍵を使って朝から起こしに来るなど、妙に艶かしく接して来る美奈子にムラムラするのだった。

【登場人物】

山下健太
15歳の高校1年生。進学の為両親の居るインドネシアから離れて、日本での保護者である美奈子の隣室で1人暮らしを始める。165cm、50kgで平凡な容姿と人並みの成績で特に目立たない少年。童貞。

杉山美奈子
25歳。英語担当で担任教師。黒いセミロングの髪型に赤縁のメガネをかけた清純なイメージだがEカップと巨乳の女性。恩師の知人である健太の両親の頼みで彼を隣室で預かる事に。一人っ子の為健太を弟のように可愛がり世話を焼いてくる。

【展開】

来日し美奈子の隣室で生活を始めた健太だったが、緊急用として預けたはずの合鍵を使って彼女が毎朝起こしにやって来て朝勃ちを隠すのに必死になる。そして彼女の部屋で朝食を取るものの美奈子は箸を落として拾わせ、何故かスカートの中が覗けそうなくらい股を開いてはサービスしていることに気付かずにいた。

一方美奈子も健太を見て弟のようだと可愛がるが、次第に異性として感じているのを否定できず、昼休みに所用で外出した際に健太の部屋に忍び込んで性欲を発散させようとしていた。しかしそこに学校を抜け出した健太が一時帰宅し、自分の名を呼びながらオナニーしているのを覗き見ると、美奈子は関係を近付けようと秘策を練る。

美奈子は健太に荷物の受け取りがあるからと合鍵を渡し、セクシーなランジェリーを受け取らせると、今夜はこれを着て寝ようかしらとわざと窓を少し開けて少年に覗かせようとする。企み通りに覗きが発覚し気まずい表情の健太に対し、美奈子は暗がりの中で身体に触らせたり、胸乳に触らせたりした後で正常位で童貞喪失に導くのだった。

翌朝美奈子は一緒に暮らそうと合鍵を渡すと、勃起をひくつかせる健太が可愛いと思いつつ立ちバックで受け入れると、更にはマンションの駐輪場で口唇奉仕、放課後には改装中の校舎の階段を上りながらストリップショーで誘惑し、屋上で再び立ちバックで舌やペニスでの蹂躙を受けて露出性交の快感に浸る。

金曜日の夕方に美奈子の為にと健太から手料理を振る舞われると、彼女も用意したバニースーツに着替えて想いに応える。健太は夢に出て来たバニー姿に興奮しメガネ顔射した後で、これからは避妊具なんて要らないからと美奈子に求められ、四つん這いで交わり膣内射精する。そして二人は週末に郊外の物件を探し回り、愛の住処として同棲生活を楽しもうと決意するのであった。

【レビュー】

本作は「1vs.1」ものであり、他の登場人物にも名前を付けないほど徹底して二人きりの世界観を打ち出している。題名が示す「合鍵生活」自体は始めの内が女教師が一方的に主人公の部屋を訪ねて来て、食事の時は逆に彼女が部屋に招く展開である。互いに性欲を募らせるものの、彼女が偶然にも主人公のオナニーを目撃したことから話は進展していく。そこまでの描写は丁寧なれど、長過ぎるように思える。

女教師が策を練り主人公を誘惑するきっかけに逆に覗きをさせるのも妙味はあるものの、清楚なお嬢様育ちの性格から急変するまでの持って行き方にはやや無理がある気もしないでもない。終盤に雪崩れ込むように露出プレイやコスチュームプレイを盛り込むなど仕掛けるのはいつも女教師で、主人公が草食なタイプなのでやむを得ないのもしれないが、もう少し積極的でも良かったと思う。

女教師ものと言えばこの時期に女教師のヒロインに拘り、作品を相次いで刊行していた本藤悠氏がいたが、本作を読むとまさにその著作をお手本にしたかのような読後感を抱く。主人公にショタコンじみた愛情を抱く女教師は妄想の中で(時として現実の世界でも)暴走気味であり、対する主人公は常に奥手な性格。設定に拘って描き始めた段階ではアイディアが次々に浮かんでも、作品を重ねパターン化してしまうと飽きられやすいリスクもあって、なかなか難しいのかなと感じる次第である。

フランス書院文庫での最新作品はこちらですが、早くも2年が経ちました。また機会があれば読んでみたいものです。

四人の女教師と僕
本藤 悠
フランス書院
2014-12-09

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tag : デビュー作品 高校生主人公 童貞

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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