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松田佳人「【妖精と小悪魔】二人の制服美女」

松田佳人「【妖精と小悪魔】二人の制服美女」
(フランス書院文庫、2006年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

下校途中の邸宅に住む双葉と知り合った慎一はキスを求められ、戸惑いつつも恋心を抱く。一方クラスメイトの麻衣からもエッチな事をして欲しいとねだられいよいよ本番となるものの、英語教師の留美や双葉の家庭教師の美津子などの邪魔が入り上手くいかずにいるのだった。

【登場人物】

津山慎一
15歳の高校1年生。成績は優秀だが真面目という訳でも無い普通の少年だが、双葉や麻衣と仲良くなり何故か女性にモテモテとなってしまう。童貞。

水野麻衣
慎一のクラスメイトで席は隣同士で、校内トップクラスの美少女。慎一に恋心を抱いていたがなかなか振り向いてもらえず、ある日下校時に積極的にアプローチを掛ける。平均よりやや大きめのバストでスタイルも良い。処女。

三村双葉
慎一と同い年だが生まれ付き身体が弱く、最近まで療養所で入院していた。現在は外界に慣れようと自宅に戻っている。通り掛かりの慎一を見て優しそうと興味を抱き、自宅に招き友達にと誘う。華奢な割に女らしい身体付き。処女。

中井美津子
20代後半の大学院生で将来は渡米して研究に励みたいと考えている。学校に行けない麻衣に勉強を教えているが、彼女の体調を気遣いつつも慎一にも関心を持ち代わりに性欲処理をするからという口実でエッチな事を繰り返す。

横井留美
28歳。慎一たちの学校で英語を教えている美人教師。夫はいるものの興味のある男子生徒を次々につまみ食いしており、慎一も標的にされるものの麻衣を庇おうと最初は本番は拒否する。グラマラスボディで女王様然としているが、実は被虐的な趣味の持ち主。

近藤麗子
慎一の1つ上の先輩で常に首席を取り続けている。校内でトップの美貌と大人顔負けのボディの持ち主。気位が高い為か男子から見ると近寄り難い雰囲気を感じさせているが、性体験はある様子。留美を崇拝しており、彼女の誘惑を撥ね付ける慎一に興味を抱く。

【展開】

ある日麻衣と一緒に帰宅する事になった慎一は両親が不在なのを承知で家に上がらせてという彼女の積極性に圧倒されるが、更にキスを求められ妖しい雰囲気になった所で勃起を見せ、口唇奉仕までさせてしまい後ろめたさを感じる。
実はその二週間前に慎一は双葉と知り合い、ある日寝入っている彼女の身体に触れたのを美津子に見咎められ、別室で双葉の代わりだと裸体を見せられて口唇奉仕やパイズリをしてもらっていた。

慎一は2人には存在を秘密にしたまま双葉や麻衣と関係を深めて行くが、ある日授業中に留美から不純異性交遊だと糾弾される。口論の末教室を出ていった麻衣を庇えなかった慎一は放課後に進路相談室で対峙するが、留美はいきなり誘惑し始めて性欲には勝てないだろうと勃起を取り出しては口唇奉仕する。
そんな留美の態度に苛立ちを感じた慎一はイラマチオ同然に射精すると、彼女の持ち物であるバイブを挿入させて職員室一周を命じる。焦らされた留美は職員室を出るなり相談室に慎一を引き込むが、後を追った教頭が好色な表情を見せると慎一に言われるまま上司に犯されて悦びを感じるのだった。

学校へ顔を出さずサボっていた慎一はある日双葉の家にやって来ると、デートに行きたいと誘われ遊園地へ向かい、その帰り道にラブホテルを指差して中に入りたいと求められる。いきなり勃起を見せてという彼女の積極性に戸惑いつつも、慎一も双葉の裸を見せてもらい相互愛撫を行う。
その後容態が急変した双葉を連れ帰ったものの、厳しい表情を浮かべる美津子に自宅まで送って貰うが、途中で慎一は彼女の部屋に行きたいと要求する。自分が焦らしたからだと犠牲を口にする割には実は単にセックスをしたいだけと、わざと挿入を遅らせて彼女の本音を言わせると童貞を卒業する。

数日後麻衣と仲直りし学校帰りに公園でデートをする事になるが、夕闇に乗じ悪戯を仕掛けていると女子中学生たちが冷やかしにやって来る。そこで慎一は彼女たちに麻衣の秘所を舐めさせるように命じると、自分は高みの見物とばかりに眺めていたが、やり過ぎたせいか麻衣が学校へ来なくなる。
そんな中留美の呼び出された慎一は再び進路相談室にやって来ると麗子までいるのを見て疑問に思うが、留美の意図を汲み取り麗子を抱いた後に留美を四つん這いにし一度限りの情交に及ぶのであった。

双葉の容態が気になった慎一は邸宅を訪ねると、彼女は待ちかねていたかのように窓から顔を出し部屋に招かれる。このまま何も知らずにいたくはないと抱いて欲しいと求められた慎一は、彼女の体調を気遣い正常位で破瓜へ導く。
後にこれが双葉と逢うのが最後だと美津子から聞かされた慎一は、一年後に麻衣をバイクに乗せて双葉の邸宅を訪ねるも既に取り壊された後だった。麻衣は大事にしないとという思いを強くした慎一は高原にやって来ると麻衣を抱きたいと求め、雨が降り出す中で裸になり情交に及ぶのであった。

【レビュー】

学園を舞台にし制服少女や女教師を登場させた作品を出して来た作者の最新の作品で、時に凌辱的な作風を試みたり、美少女文庫で出版したりと現在の巽飛呂彦氏のアプローチに近いと言えるだろうか。ただ他の著作での読者レビューで拝見したのを見る限り、章が変わると脈絡もなく話が展開するのがこの作者らしく、「章間が気になる」のである。

当時は「エロライトノベル」よりは「ジュベナイルポルノ」という呼ばれ方が主流だったかなと記憶しているが、エロゲーから移植したノベライズみたいに各章にエッチな場面を展開している割には、本作の場合には読み終わって何も残らないのが正直な印象である。話の組み立て一つでかなり良くなるはずなのだが、勿体ないなという気がしてならない。
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tag : 高校生主人公 童貞 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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