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黒沢淳「熟妻フェロモン 誘惑テニス倶楽部」

黒沢淳「熟妻フェロモン 誘惑テニス倶楽部」
(フランス書院文庫、2006年9月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

人気テニスコーチの玲司は秘書的な存在の貴和子と愛人関係にあったが、ある日彼女から結婚した義姉の面影に似た亜紗美が入部したいと紹介を受ける。ミセストーナメントを前に亜紗美を含む四人と相次いで関係を持つ玲司だが、それを彼女に知られてしまう。

【登場人物】

西城玲司
35歳。元プロテニスプレーヤーで、現在は母方の親戚がオーナーを務めるスポーツクラブのチーフコーチとして女性相手にテニスを教えている。若々しく精悍で女性受けの良い色男。義父の連れ子で義姉の由美子に強い想いを抱いており、人妻を抱く事に悦びを感じている。

桑島貴和子
31歳。資産家の娘で人妻だが、テニスを教えたい一心でアシスタントコーチとなった才媛。Eカップ、H96と熟れてはいるが、長身でスラッとしておりスタイル抜群。玲司と恋人兼秘書の関係にあり、後ろの穴も開発済み。

山口香織
29歳。ショートヘアと長身で引き締まった体躯の元モデル。Dカップ。4年前にIT企業の若き経営者と結婚。自信に満ち溢れており、周囲の男性会員に積極的に脚線美を見せ付けている。

篠田雅代
36歳。夫との間に娘が一人いるが、若い男との浮気が発覚し、現在は実家に戻っている。被虐性が強く、更衣室に仕掛けた隠しカメラで縄痕を見付けた玲司にそれを見抜かれる。バストとヒップは3桁に達しているが、括れたウエストから太めには感じさせない抜群の肢体。Jカップ。

安藤美里
24歳。夫は名門女子校の理事長の息子。小柄で内向的な性格で他の人妻たちと協調性に欠ける面がある。セレブ夫人にしては身体を小麦色に焼いていたりとちくはぐな点も。

水原亜紗美
30歳。夫は大手電機メーカーの会長の親戚筋に当たり、技術者として現在は海外赴任中。由美子の面影に似ており、玲司が一目惚れしてしまう。実は彼女も彼を街で見掛けて以来、同じ気持ちだと後に知るが…。Dカップ。

【展開】

貴和子の紹介で亜紗美と逢った玲司は義姉の由美子に似ていると思い浮かべ、熟妻たちを集めて選手権に向けたトレーニング初日の晩に貴和子をクラブのプールサイドに呼び付けると、義姉を思いながら前後の穴を攻め立てるのだった。

翌日亜紗美が正式にクラブに加入したと知って玲司は喜ぶが、香織が個人コーチを頼むなど積極的に迫って来るのが気掛かりであった。そんなある日足を挫いた振りをして誘惑する香織に抗し切れず、手当てをする口実で部屋に連れて行くとオイルを塗りながら彼女の性感を引き出し、後ろ手に拘束して貫き愛人契約を結ぶのだった。

2人を愛人にしおぼろ気にハーレムを意識し始めた玲司だが、ある日雅代から夫との別居を機にクラブを退会したいと告げられ、強引な手を使ってでも慰留しようと考える。その晩彼女をクラブに呼び出すと東屋の柱を抱えるように手を縛って熟尻を楽しむかのようにバックで貫き、更に拘束を解くと言葉で責めながらパイズリから正常位で犯し退会を撤回させる事に成功する。

二週間後のある日貴和子と共に準備体操の場に現れた玲司は美里が他の3人といさかいを起こし、怒って帰った彼女をよそに練習を終えてクラブに戻ると、亜紗美がやって来て今まで玲司に興味を持っていたと告白される。強引に唇を奪い抵抗する亜紗美のスカートを下ろすが、涙を流し一時の過ちで済ませてと拒絶され断念する。
その晩ダンススタジオに美里を呼び付けた玲司は自分のタオルを使ってオナニーする夫人の映像をネタに亜紗美と上手くやるように命じ、慎ましい秘所に相反して淫核が大きいと言葉責めに遭わせながら四つん這いや駅弁スタイルで失神に導くが、彼女を横抱きにしながら移動する際に亜紗美と遭遇する。

屋内コートに移動し貴和子の密告で玲司の本性を知らされ確かめようとやって来たと亜紗美から聞いた玲司だが、情事を見ても立ち去らないのは好意の現れだと見抜くと脱がせたワンピースで拘束して倉庫へ引き摺り込み休むことなく逸物を叩き付けて絶頂へ導くが…。
想像した以上に意思の固い亜紗美を屈服させようと玲司はマネージャー室奥の浴室に連れ込み、彼女の四肢を拘束すると全身を隈無く愛撫してアナル処女を奪うと、亜紗美もようやく観念して他の女たちと共に玲司に従うと約束する。

トーナメントも無事終えてクラブの新築ビルでの祝賀パーティーでエキシビションマッチを繰り広げた5人の女性たちは居残りと称して夜遅くに尻を並べると、順番に玲司から前後の穴に百回ずつ抽送される。最後は亜紗美と決めていた玲司は彼女の裏穴から前に移ると、熱い想いを抱きながら膣内に射精するのだった。

【レビュー】

本作でデビューした作者は以降に3作品を出版している。タイトルからすると直球の誘惑作品と受け取れるが、主人公の嗜虐性が強くヒロインたちも押し並べてマゾ性を持っている為、物語性としてはご都合主義の感が否めない。後々の作品が調教要素の強い凌辱作風へと転化していくのを見ると、そういう作家の誘惑的アプローチはこうだと窺わせるものがあり面白いと思う。

本作では「熟妻」と言いつつも24歳の若妻から36歳のセレブ妻まで幅広い年齢設定になっているが、一応ヒロイン同士でペアを組んだダブルスの描写もあるとは言え秘書的な熟妻(貴和子)も含めれば流石に5人は多かったのかなという気もしなくはない。特に脚線美の香織とガン黒系若妻の美里はどちらかにすれば、終盤の多人数プレイにも行を割けたのかなと思われる。

デビュー作品とは言え5人を書き分けて途中でヒロイン2人との3Pも盛り込み、各章各ヒロイン撃破のワンパターンに持っていかなかったのはこの時点での作者の完成度は非常に高いと言える。休みなく続く情交描写も正比例して淫らで、頁数の割には密度が高かった。
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tag : 社会人主人公 熟女限定

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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