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相馬哲生「両隣りの新妻【力ずくの情辱】」

相馬哲生「両隣りの新妻【力ずくの情辱】」
(フランス書院文庫、2014年4月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年9月20日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

両隣りの新妻【力ずくの情辱】
相馬 哲生
フランス書院
2015-01-01




【あらすじ】

しがない会社員の孝治は毎晩アパートの隣人夫妻で繰り広げる情事の声に悩ましい思いを抱いていたが、ある日隣人の若妻麻里と親しくなった事から性癖を見抜き力ずくで関係を結ぶが、反対側の隣室の熟妻美樹に見破られ同じように強引に犯してしまう。更には熟妻の妹の綾乃も巻き込まれ…。


【登場人物】

高森孝治
30前後の会社員で借上社宅としてアパートの302号室に住んでおり、隣室の小日向夫妻の情事の声に悩まされる。恋人はおらずひたすら会社と部屋を往復するだけの寂しい独身生活を送っていたが、麻里と関係を持ってから溜まっていた年休を消化しようと長い休みを取得した。女性経験はそれなりにある。20cmの巨根。

小日向麻里
25歳。小柄でぱっちりとした目に卵形の顔、肩の辺りで切り揃えた髪型で清楚で人懐っこい雰囲気の女性。3ヵ月前に夫と職場結婚し孝治の隣の303号室に越して来た。現在は弁当屋でパートをしている。夫の趣味に合わせ頻繁にイメージプレイをしており、わざと孝治に聞かせようとしているようにも見える。Dカップ。

安西美樹
32歳。巻き髪のようにカールさせた栗色の髪、ふっくらした唇の右端にあるほくろがセクシーさを醸し出している。1年前に夫と結婚し関係は円満だが、密かに欲求不満が溜まっており、孝治と麻里の情交を知り興味を抱く。キャバクラでバイトした事があり、孝治のハッタリに騙され夫に口外されたくなければと弱味を握られてしまう。Eカップ。

北条綾乃
18歳の高校3年生。美樹の実妹で受験を控え1週間前から姉夫婦の部屋に居候させて貰っている。美樹との間にもう一人姉がおり末っ子だが、二人に比べて身体も性格も女らしくないと悩んでいる。身長162、3cm位でスレンダーながらも女らしい身体付きの気の強い美少女。男性経験は無い。Cカップ。


【展開】

四晩続けて情交に及び壁越しに悩ましい声を聞かされていた高森は翌朝ゴミ出しのついでに麻里と会い自分の好み通りの美しさだと喜ぶが、数日後雨のなか部屋の鍵を忘れドアの前で途方に暮れる彼女を見付け部屋に誘う。301号室の物音がする事を知り自分たちのアノ声も通っていると気付いた麻里は高森に謝るが、彼はその様子から自分を挑発していると感じ勃起を握らせる。麻里が強く拒まないのを見ると口唇奉仕に導き尻穴舐めまでさせ射精寸前まで達するが、夫が帰宅した音を聞いて麻里が正気に戻ってしまいお預けを食らう羽目に。

翌日も高森は弁当屋に寄って麻里にアプローチを掛けるが、流石に彼女が部屋に来るはずもなく落胆していると、タイミング良く周辺が停電に見舞われ麻里が暗くて一人きりは怖いから部屋にあげて欲しいと訪ねて来る。ランタンの薄明かりの中で再び麻里に迫った高森は口唇奉仕をさせ言葉巧みに追い込むと、初めはベランダに面した窓際で立ちバックに、次は隣室に面した壁際でバックで貫きながら夫の存在を口にして羞恥を煽る。最後はベッドで騎乗位にさせ好きなように動かせるが、流石に膣内射精には抵抗があるようで、ならば顔に掛けるぞと言うと嫌がる素振りでもなく好き者だと思いながら発射する。

一方美樹は隣室から漏れる高森と麻里の声にまだ見ぬ彼の逸物を想像しひとり遊びに興じていたが、ある日スーパーで高森に馴れ馴れしく声を掛けられ、結婚する前にキャバクラで見たことがあるようなとハッタリを掛けられる。美樹はそれに気付かずに発覚を恐れて店のトイレの個室まで付いてしまい、夫のより遥かに大きいぺニスに引き寄せられ口唇奉仕した後、バックで犯され膣内に射精させられてしまう。

一週間前から姉の美樹夫婦の住むアパートの部屋で居候を始め受験勉強をしていた綾乃は、帰宅した姉が自分に気付かずに義兄とセックスを始めたと思い込み聞き耳を立てていたが、聞き慣れぬ男の声だと知って不倫関係を強いられていると思いドアを開ける。高森は綾乃の登場に悪びれる素振りすら見せずに子供は大人の関係に口を挟むなと一蹴するが、健気なことに綾乃は自分の身体を捧げるからと姉との関係を絶つように求めてくる。美樹は妹が犠牲になるならと自分がと告げるが、結局は自分の横に並んで四つん這いになった綾乃が処女を失って間もないのに性悦の表情を浮かべたことに嫉妬の感情を抱き始める。

高森が美樹・綾乃姉妹にかまけていたせいか麻里は数日間関係が途切れたことに安堵しつつも、彼が自分に聞こえるように姉妹との性交を繰り返していることに心穏やかではいられなかった。そんなある晩に夫の眠るそばでやらせなければ告げ口するぞと高森にメールで脅され、夫が泥酔して眠りこけているからと部屋に招くが、暗がりの中で自分の身体に触れて来たのが美樹と知って驚きを隠せない。それでも熟妻のペースに乗せられた麻里は夫の眠るベッドに手を付き腰を上げ、美樹と並んで挿入を求める。美樹は高森の心は麻里になびいていると知って渡されたローターで彼女の陰核を刺激してアクメさせると、麻里が中出しに抵抗を見せたのを知り自分ならと高森を誘い膣奥に受け入れるのであった。

高森はまだ麻里の心までは堕ち切っていないのを知り、彼女の夫だと偽って安西夫妻の夕食に招かれると、人妻が予め仕込んでいたリモコンローターを起動させながらも素知らぬ顔をして綾乃の秘所に足を差し向けて愛撫を始める。先に達した麻里を見て美樹はすかさず体調が悪そうだからと寝室で休むことを勧めると、ほどなくして薬で夫が眠りについたのを見て妹と競い合うように高森に奉仕を始めるが、その嬌声は麻里の耳にも届き彼女もリビングへやって来る。美樹がアナルセックスまで許容していたのを見て麻里も張り合うがやはり中出しだけは抵抗があるようで、しかし綾乃までが求めて来ては嫉妬の感情に逆らえず、遂に膣内への射精を受け入れてしまう。最早理性などかなぐり捨てかのような美樹や勉学を疎かにしてまでセックスに溺れる綾乃に迫られ、高森は最初に孕んだ女が第一夫人だと笑みを浮かべ終わりなき性交を続ける。


【レビュー】

「力ずくの○○」というタイトルの多い作者の2014年の作品で、ここ数年は年1~2作品ペースで刊行を続けている。草食系に見えて取り柄の無い青年が一人、二人と隣室の人妻に手を出し、最後には孕ませ願望を口にするような典型的な凌辱作品の主人公なのに対し、気位はそこそこ高そうだが意外にあっさりと堕ちてしまう10代~30代のヒロイン3人の関係を見ると、「力ずく」作品は読み手次第では誘惑でも凌辱でもどちらにも取れるのかもしれない。

最初の隣人若妻の麻里は通信会社に勤める夫がおり、新婚ホヤホヤなだけに主人公から屁理屈を並べられ身体を奪われても、夫に対する気持ちは終盤までは保っている。イメージプレイやM性は夫に仕込まれただけに、身体が堕ちるのが早いと言えばそれまでだが、意外にも心までは堕ち切ってはいない。だからこその美樹や綾乃という対抗ヒロインを使って嫉妬の感情を招くのだが、話としては何処かに欠けたピースがあるような気がして、もう一工夫欲しい気はする。

次の隣人熟妻の美樹の夫は信金に勤めるお堅い職業だが、寧ろここでの要素としては妹の綾乃の存在であり互いに身代わりになると言いながらも結局は妹の処女を奪われてしまう。この前から唐突とも言える主人公の厚かましさは麻里とのやり取りで自信を付けたという記述があるものの、美樹が堕ちる過程は基本的に麻里と一緒だし、姉妹があまり頭の良さを感じさせない主人公とのやり取りが逆に興覚めな印象である。二人の人妻は各所に夫への後悔を述べてはいるが、とはいえ積極的に主人公との交わりを望んでいるようにも受け取れるので、ならば美樹に対しては誘惑的なアプローチでも構わなかったのではと感じた次第である。





2017年の二冊目となる新刊が9月に発売となります。





柔和な笑顔が男を虜にする弁当屋の新妻・みゆき(32)
上品な雰囲気に似合わぬ豊満ボディの隣人妻・優月(30)
怜悧な美貌を鼻にかける高慢なエリート妻・櫻子(34)
美しい人妻たちを、口説いて、奪って、堕として、
手なずけ、操り、調教し、ベッドで服従を誓わせる!
夫ではない男の腕のなか、人妻は淫らな美獣に変わる!


●もくじ

プロローグ 運命の夜

1 調教願望 新婚妻・みゆき

2 白昼情事 子持ち妻・優月

3 絶頂衝動 ミスキャンパス・未玖

4 最終試練 エリート妻・櫻子

エピローグ 決断の夜

作品紹介(公式ホームページ)




人妻三人と思わせながらも、実は第3章では未玖という大学生ヒロインが登場します。弁当屋の新妻という設定は本作と似ていますね…。弁当屋や子持ちの隣人妻、ミスキャンパス、大学講師というヒロイン設定からすると、主人公は大学生なんて考えてもみましたがどうでしょう。大学生ならヒロイン4人を堕とそうとする欲張りな主人公でも、精力的には持ちそうな気もしますが…。
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tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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