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相馬哲生「両隣りの新妻【力づくの情辱】」

相馬哲生「両隣りの新妻【力づくの情辱】」
(フランス書院文庫、2014年4月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

しがない会社員の孝治は毎晩アパートの隣人夫妻で繰り広げる情事の声に悩ましい思いを抱いていたが、ある日隣人の若妻と親しくなった事から性癖を見抜き力づくで関係を結ぶが、反対側の隣室の熟妻に見破られ同じように強引に犯してしまう。更には熟妻の妹も巻き込まれ…。

【登場人物】

高森孝治
30前後の会社員で借上社宅としてアパートの302号室に住んでおり、隣室の小日向夫妻の情事の声に悩まされる。恋人はおらずひたすら会社と部屋を往復するだけの寂しい独身生活を送っていたが、麻里と関係を持ってから溜まっていた年休を消化しようと長い休みを取得した。女性経験はそれなりにある。20cmの巨根。

小日向麻里
25歳。小柄でぱっちりとした目に卵形の顔、肩の辺りで切り揃えた髪型で清楚で人懐っこい雰囲気の女性。3ヵ月前に夫と職場結婚し孝治の隣の303号室に越して来た。現在は弁当屋でパートをしている。夫の趣味に合わせ頻繁にイメージプレイをしており、わざと孝治に聞かせようとしているようにも見える。Dカップ。

安西美樹
32歳。巻き髪のようにカールさせた栗色の髪、ふっくらした唇と唇の右端にあるほくろがセクシーさを醸し出している。1年前に夫と結婚し関係は円満だが、密かに欲求不満が溜まっており、孝治と麻里の情交を知り興味を抱く。キャバクラでバイトした事があり、孝治のハッタリに騙され夫に口外されたくなければと弱味を握られてしまう。

北条綾乃
18歳の高校3年生。美樹の実妹で受験を控え1週間前から姉夫婦の部屋に居候させて貰っている。美樹との間にもう一人姉がおり末っ子だが、二人に比べて身体も性格も女らしくないと悩んでいる。身長162、3cm位でスレンダーながらも女らしい身体付きの気の強い美少女。男性経験は無い。

【展開】

四晩続けて情交に及び壁越しに悩ましい声を聞かされていた高森は翌朝ゴミ出しのついでに麻里と会い自分の好み通りだと喜ぶが、数日後雨の日に部屋の鍵を忘れドアの前で途方に暮れる彼女を見付け部屋に誘う。
301号室の物音がする事を知り自分たちのアノ声も通っていると気付いた麻里は高森に謝るが、彼はその様子から自分を挑発していると感じ勃起を握らせる。麻里が強く拒まないのを見ると口唇奉仕に導くが、夫が帰宅した音を聞いて正気に戻ってしまいお預けを食らう羽目に。

翌日弁当屋に寄って麻里にアプローチを掛ける高森にチャンスが訪れ、彼女が隣室に入ってすぐに停電に見舞われ怖いから彼の部屋にあげて欲しいと訪ねて来る。再び麻里に迫った高森は初めはベランダに面した薄暗い部屋の窓際で、次は隣室に面した壁際でバックで貫きながら夫の存在を口にして羞恥を煽り、最後はベッドで騎乗位にさせ好きなように動かせた後口内射精する。

一方美樹は隣室から漏れる2人の声にまだ見ぬ高森の逸物を想像しひとり遊びに興じていたが、ある日スーパーで妙に自信に満ちた彼にトイレに引き込まれ、夫のより遥かに大きいぺニスに引き寄せられ口唇奉仕した後バックで犯され、膣内に射精させられてしまう。

姉夫婦の住むアパートの部屋で受験勉強をしていた綾乃は帰宅した姉が自分に気付かずに義兄とセックスを始めたと思い込み聞き耳を立てていたが、聞き慣れぬ男の声を聞いて強姦されていると思いドアを開ける。
開き直る高森の口車に乗せられた綾乃は姉の身代わりを申し出るが、妹を守ろうと美樹が口唇奉仕して四つん這いで受け入れるのを見て自分が変わると処女を差し出し、全く悪びれる様子の無い高森に犯されるのだった。

数日後暫く関係が途切れていた麻里だが高森から夫に告げ口すると脅され、更に美樹の存在を知って密かに嫉妬を覚え関心を向けさせようと夫の眠る寝室に招き、高森だけでなく美樹の存在に驚く間も無く女同士で絡み合う羽目に。高森は目論み通りに女2人が身体を重ねた折りを見て、交互に挿入すると美樹の膣内に射精する。

数日後美樹夫婦に食事に招かれ夫婦と偽り高森と共に訪ねた麻里は高校生の綾乃まで引き込まれていると知って焦りを感じるが、美樹の夫の前で自分だけでなく美樹にもリモコンを使い足で綾乃の秘所を弄ぐるのを見て激しく興奮し、美樹の介抱で寝室に運ばれる。
しかし麻里はリビングから声がして不審に思い覗き込むと、美樹の夫が薬で眠らされた傍で姉妹が競い合うように高森に奉仕しているのを見て仲間に加わる。綾乃を制するように女同士で絡み合う麻里の前で高森は美樹の前後の穴を貫いて肛内へ射精すると、次は麻里、更に綾乃と交わり自分の子を孕めと叫び愉悦に浸るのだった。

【レビュー】

「力づくの○○」というタイトルの多い作者の2014年の作品で、ここ数年は年1作品ペースで刊行を続けている。
草食系に見えて取り柄の無い青年が一人、二人と隣室の人妻に手を出し、最後には孕ませ願望を口にするような典型的な凌辱作品の主人公なのに対し、気位はそこそこ高そうだが意外にあっさりと堕ちてしまう10代~30代のヒロイン3人の関係を見ると、「力づく」作品は読み手次第では誘惑でも凌辱でもどちらにも取れるのかもしれない。

最初の隣人若妻は通信会社に勤める夫がおり、新婚ホヤホヤなだけに主人公から屁理屈を並べられ身体を奪われても、夫に対する気持ちは終盤までは保っている。イメージプレイやM性は夫に仕込まれただけに身体が堕ちるのが早いと言えばそれまでだが、もう一工夫欲しい気はする。

次の隣人熟妻の夫は信金に勤めるお堅い職業だが寧ろここでの要素としては妹の存在であり互いに身代わりになると言いながらも結局は妹の処女を奪われてしまうのだが、この前から唐突とも言える主人公の厚かましさや姉妹とのあまり頭の良さを感じさせないやり取りが逆に興覚めな印象を与えたように思われる。

いずれのヒロインも人妻で各所に夫への後悔を述べてはいるが、積極的に主人公との交わりを望んでいるようにも受け取れる。それならば誘惑的なアプローチでも構わないのではと感じた次第である。
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tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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