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櫻木充「【年上研修】オフィスのお姉さまと僕」

櫻木充「【年上研修】オフィスのお姉さまと僕」
(フランス書院文庫、2008年2月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

義姉の奈々美に想いを寄せる昌希の裏の仕事は彼女のストレス発散の為、慰み者扱いされる事で役得と感じていたが、一方で離婚し出戻って来た実姉の梓からアプローチされ奈々美への愛情を貫こうと苦悩する。

【登場人物】

宮原昌希
19歳。大学2年生。シスコン気味で女性の蒸れた汗の匂いに興味を抱く。元々は梓に強い想いを寄せていたが、結婚を機に奈々美に対象が変わった。両親は豪州で隠居生活を楽しんでおり、奈々美と暮らす中で梓が出戻り複雑な心境に。童貞。

姫岡奈々美
29歳。8年前に実母と昌希の父親が再婚したが、姓は変えず実父姓を名乗っており、自らブライダルプランの会社を設立し社長に就いている。スレンダーでスタイルの良い美女だが、男性とは縁が無く処女のまま。昌希に好意を抱く。

宮原梓
26歳。昌希の実の姉。父親の再婚に納得出来ずに家出し5年前に一度結婚するも、昌希を諦め切れずに半年前に離婚して実家に戻って来ている。昌希に対して小さい頃から性的な接触を許し、特に一人暮らしの時はオナニーの手解きをしていた。Eカップの巨乳。

日向優衣
23歳。奈々美の会社の有能な社長秘書。幼児体型で年齢より幼く見えるのを気にしている。レズっ気があり奈々美を目標としているが、やや陶酔と信仰に過ぎる面も見られる。奈々美が昌希と結ばれたのを知り、梓に寝返るが…。

【展開】

素性を隠し奈々美の会社で画像編集のアルバイトとして働く昌希だが、その裏では奈々美のストレス解消の慰み者としての役目が与えられ自らも楽しんでいた。
昌希は義姉に言葉責めに遭いながら射精に導かれた上に生下着をゲットしていたが、出戻りの梓からも誘惑され拒めずにいた。そんな中梓が奈々美の会社で働きたいと言い出し、大株主の義父の意向もあり奈々美は渋々受け入れる。

知見に乏しいのにいきなり役職に就き社内でやりたい放題の梓に優衣は立腹するが、奈々美は裏で彼女が昌希を部屋に連れ込み蜜戯を交わしているのを重々承知しつつも表面上は無関心を装い、事態を見守るように命じるのであった。
そんな中処女でいる事に重荷を感じた奈々美は立場を利用し梓を会議で社内に拘束している間に昌希を帰宅させ、梓が弟に迫っていた時のような際どいレオタードを穿いて挑発し襲わせようとするも梓の足止めに失敗し未遂に終わる。

ある日社内で残業していた昌希は出張先から戻った奈々美からいつに無く激しく弄ばれ、あまつさえ犯しなさいと迫られる。セックスは遊び半分では無く本気だからと拒まれ、奈々美は焦りを見せ今まで経験者の振りをしていたと謝罪する。
やっと両想いだと気付いた二人は正常位で立て続けに愛を交わすが、無理を言って昌希に残業を押し付けたからせめて差し入れでもとオフィスに戻って来た優衣に見付かり、驚きの表情を浮かべている事に気付かずにいた。

数日後優衣が寝返り協力を得られた梓は奈々美に扮すると書き置きを残してアフター5に昌希をホテルへ呼び出し、気に入りそうなレザースーツで待ち受けるが、訪ねて来た弟は奈々美が本命だからとにべもなく拒否され立ち去られる。
その直後昌希と同じように誘い出されホテルの部屋にやって来た奈々美は梓が自分を嵌めようとした事を知るが、断固として昌希は譲れぬと切り返すと梓は敗北を認め事の真相を自白し優衣の裏切りを知る事に。

帰宅した奈々美は梓から全てを聞いたと昌希に打ち明け徹夜でセックスに溺れるが、翌日の午後に出社すると優衣から退職願を差し出される。引き止める為一度だけ彼女とレズ行為を受け入れる代わりに、奈々美は昌希の同席を求める事に。
優衣の部屋にやって来るなり早速行為を始めた2人を撮影していた昌希だが奈々美の心得たような責めを見て興奮し、ダウンした優衣の側で濃密な情交を見せ付け更には優衣とも一度限りの約束で交わるのだった。

夏期休暇を迎えたある日奈々美の知人の別荘にやって来た昌希だが、ED薬を飲まされプレイだと偽り手足を拘束され立ち去られてしまう。入れ替わりに現れた梓を見て拒絶の意志を示す弟に対し梓は当初の予定を変え、戒めを解くなり好きにしてと逆に縛るように要求する。
拘束された梓に興奮し立て続けに交わった昌希だが薬の影響で萎える事は無く浴室に舞台を移すと姉の恥毛を剃ったり、黄金聖水を浴びたりした後で後ろの処女を奪い、再び寝室に戻って梓が主導権を握り朝まで抱き合う。

迎えに来た奈々美に少しだけ怒りを覚えた昌希は罰を与えようと、ある日の社内会議の場で玩具を仕込み、社員たちの目の前で恥辱を与える。昌希は介抱する振りをして奈々美を1階の店舗へ連れていくと、花嫁姿の義姉と激しく交わり愛を誓いあいいつかはアナルも貫こうと企むのだった。

【レビュー】

現時点において作者の著作における最大量を誇る本作だがお馴染みの「フェティシュ」、「倒錯情交」は健在であり、主人公は二人の姉から加えられる手コキや口戯に喘ぐ一方で、自慢の逸物を使ったポルチオ性感を与え激しい責めを繰り広げている。

情交描写のバランスとしては社長の義姉5:実姉3:社長秘書2という割合で、相変わらずではあるが主人公の態度に反映させてメインとサブ2人との扱いに差を付けるよう配慮しているのが窺える。
義姉の奈々美はストレス発散で義弟の主人公を言葉や手コキで責め、下着越しに3点責めに口唇愛撫されて悦びを感じているが、その一方で性に奥手なのに義弟に気に入られようと性戯を覚える乙女な一面も持っている。
実姉の梓は主人公と性的なスキンシップを受け入れても流石に情交に踏み切る度胸は無く、それでも奈々美に惹かれるのを阻止しようと無理矢理縁故入社するなど、こちらも何処かに可愛らしい一面を持っていて興味深い。
社長秘書の優衣は幼児体型であくまでも情交に彩りを添える程度の扱いで、奈々美とのレズ描写に比べると主人公との交わりは控え目なのは致し方無いのかもしれない。

櫻木作品の特徴の一つだが「3Pは極力描かない」という拘りが見られ、優衣を交えた奈々美との場面では変則的にあるものの、肝心な奈々美と梓との3Pは最後まで見られない。折角の大増量なのだから、敢えて「型」を崩す展開もアリだったのではないか。魅力的な二人の姉キャラなだけに勿体無い気がしてならない。
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tag : 大学生主人公 童貞 姉弟相姦 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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