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楠木悠「三人の未亡人」

楠木悠「三人の未亡人」
(フランス書院文庫、2003年4月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

職場の上司である有美に想いを寄せる隆義は、以前から身体だけの関係だと割り切っていた叔母の智子の紹介で知り合った彼女の隣人の希美子ともセックスフレンドの関係に。しかし希美子は有美とも知り合いで、隆義との関係を知った有美からデートに誘われるが…。

【登場人物】

谷原隆義
26歳。中堅商社の営業三課に勤めるサラリーマンだが、着々と成績を上げ来春にはプロジェクトチームへの栄転が取り沙汰されている。大学進学を機に上京し、現在は智子の家の近くのマンションに住んでいる。熟女好きの青年。

白金智子
37歳。隆義の母方の叔母で3年ほど前に夫を飛行機事故で亡くし、現在は1人で暮らしている。夫の死後に良くしてくれたイタリア在住の日本人男性と結婚を前提に付き合っており、いずれは日本を離れる予定。Fカップ。

樋口希美子
31歳。智子の隣人で亡き夫との間に息子が1人いる。夫の財産分与を巡り前妻や子供たちと揉めているが、現在は手中に収めている。元モデルで細面にソバージュ掛かった髪型の美人。智子が趣味で始めたランジェリーショップを譲受する予定。

河本有美
34歳。隆義の勤める会社の課長で、全体的には女狐を思わせる理知的で鋭い容貌に、銀縁眼鏡を掛けている。数年前に夫を亡くして以来男性との付き合いは無いが、隆義に目を掛け異動になる前にきっかけを作りたいと願っている。Fカップ。

【展開】

隆義はある週末に智子を訪ね隣人の希美子がオペラグラスで覗いているとも知らずに、智子と激しい情交に及ぶ。その後来訪した希美子から今度テニスを教えて欲しいと誘われるが、当の隆義は有美が気になりその場は素っ気ない返事をする。

月曜の夕方に隆義を呼び付けた有美はデートに誘えず仕事の相談に乗って欲しいと彼に誤魔化されてしまうが、彼女はそんな隆義の態度に微笑ましさを感じつつ帰宅時に痴漢されて発情し部屋に帰ると彼を思いながらオナニーする。
一方智子からランジェリーショップの荷物の片付けを手伝って欲しいと頼まれた隆義だが、そこに際どい格好の希美子が待っており、仕組まれたものと知ると少々荒ぶった態度で彼女を貫く。
そして智子が様子を見に来たと気付くと情交に誘い絶頂に導くが、前から欲しいと思っていたアナルに続けて挿入すると、希美子も同じように裏穴を求め3Pに興じるのだった。

その週末に希美子と一緒に出掛けた有美はディナーの場でセックスフレンドがいると隆義の写真を見せられて衝撃を受けるが、彼女から聞いた彼の好みそうなガードルを購入して身に付け、週明けの仕事の帰りに隆義を食事に誘う。
見計らったように気分が悪いから部屋を取って欲しいという有美の態度から全てを察した隆義だが、キスを交わしても逸物は反応せずに脱兎の如く逃げ出してしまう。元々希美子と逢う約束だった隆義は怒りをぶつけるかの如く、彼女を手荒に貫き失神させるのだった。

ある日希美子と共に別荘地でテニスを楽しんでいた隆義は青姦を求め通行人の視線もスパイスにしながら激しい情交に及ぶが、突然彼女から次の土曜に知り合いの「ユウ」という女性との3Pがしたいと約束させられてしまう。
約束の土曜日に希美子宅を訪ねた隆義は「ユウ」が覗いているのに気付き見せ付けるように希美子を抱いた後、レザーマスクをした「ユウ」と対面する。希美子を交えて激しい3Pに興じた隆義はそろそろ良い頃合いだとマスクを外す。
「ユウ」が有美だと知り一旦は驚く隆義だが、場を察して希美子が居なくなったのを見てまだ有美は抱いていないと告白し、続きがしたいとアナルセックスに興じるのだった。

数日後智子と希美子に呼び出された有美は隆義から突然の別離を告げられたと納得のいかない様子で懸命に謝罪し涙を流すが、慌てた2人から隆義が愛情を確かめようと出来レースの4Pを仕組もうとしたと打ち明けられやり返そうと決意する。
一方そうとは知らない隆義は智子と希美子の手により手枷を嵌められ、手加減して有美まで持たせる筈が容赦なく手や裏穴で立て続けに射精に導かれて肝心な時には役立たずになり、勝負に負けたと有美はホテルの部屋から立ち去ってしまう。
あくる朝目覚めた隆義は自分が罰を受けたと気付き改めて有美に告白するが、智子や希美子から伸ばしていた脇毛を剃って欲しいとせがまれ、魅力的な2人との別れに感慨を抱くのだった。

【レビュー】

「最先端熟女系倒錯すぎるロマンス」と銘打たれた作者の2作品目だが、既に作者の得意とする「熟女・倒錯ロマンス・補正下着フェチ」の三点セットが作中で用いられている。
情交は大人同士の遊びの一環としての立ち位置ながらも、やや荒ぶった性格の主人公には本命ヒロインがいて、彼女に対してはウブさが出てしまい…という展開は本作以降もお約束となっている。

初めは叔母の智子に想いを寄せていた主人公だが彼女とは結ばれぬ間柄でもあり、本命の上司である有美と成就するまでにも希美子との倒錯プレイも有り、全体的にコメディタッチの流れである。
昨今のフランス書院文庫では押し並べて高校生位の青少年がある者は母性の象徴として、別の者は気高く汚す対象として30代の「熟女」との情交を求める作品が多くなって来ており、たまには楠木悠作品のような大人のラブコメディも有っても良いのではと思うが、いかがであろうか。

DSKさんによる本作の紹介記事はこちらです。
2003/4/23 発売→ Amazonはコチラから。→ Kindle版はコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>飢えて、疼いて、たまらないの!…… 青年を見つめる熟女の瞳は蜜戯への期待で潤んでいた! 麗しの叔母・智子と、挑発的な美貌の隣人・希美子。 完熟の肉体を持て余す二人の未亡人を次々と味わい、 憧れの未亡人課長・有美への叶わぬ想いを紛らすが……。 肉欲と切ない真実が交錯する大人たちのロマンスの行方。★★★☆☆...
三人の未亡人(著:楠木悠、フランス書院文庫)

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tag : 社会人主人公 熟女限定

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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