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花邑薫「熟女の沼 未亡人義母と兄嫁と独身伯母」

花邑薫「熟女の沼 未亡人義母と兄嫁と独身伯母」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:丹野忍、白表紙版:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

夫の三回忌の晩、義理の息子の至といつか間違いを起こしてしまうと危惧し、大学進学を機に籍を抜く事を告げるが、それは至の凌辱計画を早める結果となり、自分だけでなく兄嫁の瑛子や姉の由結子まで巻き添えにしてしまう。

【登場人物】


19歳。大学受験に失敗し現在浪人中。一回り歳上の兄と折り合いが悪く、現状に苛立ちを募らせる一方で、瑠璃子に対する思いを募らせている。新宿で声を掛けた行きずりの女と性交を済ませている。世田谷の自宅に瑠璃子と2人暮らしで、兄は再婚を機に横浜に移り住んでいる。

瑠璃子
36歳。8年前に至兄弟の父親と結婚したが、3年前に死別している。瓜実顔の美貌と熟れた身体付き。夫の亡き後に至が自分を見る目に底知れぬ恐怖を抱き、夫の三回忌の晩に彼が大学へ進学したら籍を抜く事を告げるが…。

瑛子
29歳。至の兄の妻で完璧超人で冷たい印象を与える夫とは違い、神経質で線の細い義弟の至に対して好意的に可愛らしいと見ている。日本人離れした彫りの深い美貌とムチムチとしたスタイル抜群の肢体。Dカップ。

由結子(ゆうこ)
38歳。瑠璃子の実姉で石川県で実家の小料理屋を営んでいる。妹が上京し一人で母親の看病をしていた為か、男とは浮いた話の一つも無い模様。背が高くスラッとした細身の肢体と、淑やかな瓜実顔の美人。Cカップ。

【展開】

夫の三回忌を終えて帰宅した瑠璃子だが音も立てずに背後から近寄って来た至に恐怖を抱き、大学進学を機に籍を抜く事を告げる。ところがそれは至の凌辱計画を早める結果を招き、喪服姿のまま後背位で犯されてしまう。
三日三晩至に犯された瑠璃子は更に後ろの穴も開発されて、彼が予備校へ通っている間は拘束され自由を奪われる。更に失禁させたりや剃毛したりするなど次第に狂気じみた事を強要され、表面上は恭順を示しつつも瑠璃子はある日隙を見て逃げ出すのだった。

横浜の自宅にやって来た至から瑠璃子の失踪を聞かされた瑛子は彼女の実家を教えてあげるが、至の様子が気になり金曜日に世田谷に向かうとオナニー三昧の義弟を目の当たりにして階下のキッチンへ逃げ込む。
そこへ薄ら笑いを浮かべた至が現れ抱き寄せられるが、元より彼に好意を抱いていた瑛子だけに表面上は抵抗しつつも優しく受け入れる。繋がったまま二階の至の寝室に移動した瑛子は、何度射精しても衰えない義弟に逞しさを感じながら、一晩中後背位や騎乗位と体位を変え交わるのだった。

一方瑠璃子から事情を聞かされていた由結子は週末に至が訪ねて来るのを予測してはいたが、想像した以上に美形で繊細そうな外見に突き放す事が出来ず、その虚を突かれて拘束され刃物を持ち出され脅されてしまう。
馴れ馴れしく呼び捨てにする至に恐怖を抱く由結子は徹底的に口や秘所を犯され、あまつさえ中出しされ屈辱を味わうが、至が自分の携帯電話を使って妹を誘い出すのを受け入れる。
観念したように至に抱かれる瑠璃子を見た由結子は次第に理性が崩壊し、縛られた妹を見てカラカラと笑い声をあげるまでに変貌するが、瑠璃子はこの先の世田谷での生活に不安を覚えつつ至には逆らえないと諦念するのだった。

【レビュー】

「第14回フランス書院文庫官能大賞」新人賞受賞作品で、373頁にも渡る大質量である。作者は長年に渡り「官能大賞」に応募し続けており、裏を返せば熱烈な愛読家でもあるのだろうから、本レーベルの凌辱作品好きに取っての「ツボ」が何処であるかを熟知なされているのではと感じられる。

本作は典型的な悪魔少年による義母との連日に渡る調教を描いた初盤の3章、兄嫁側の誘惑的なアプローチ主体の一夜を描いた中盤3章、場面転換で地の文主体の1章、終盤2章は義母の姉(伯母)の元を訪ねた主人公が再び暴君となり、義母も加えて狂気の乱交という纏め方である。

義母との凌辱調教では主人公と義母の心理描写が交互に描かれており、凌辱というからにはやはり双方の思惑がなかなか一致しない中で、それでも義母の心に次第に諦めの思いが増幅されていく過程には興味深いものはあったと思う。
兄嫁との一夜は先とは違ってヒロイン側の思惑が強調されており、義弟である主人公が表面的にはペラペラと意気がっているだけと見抜き、自らの性的渇望を満たそうと言いなりになっているのが窺えて個人的には一番良かった場面である。
伯母とのパートでは先の1章で主人公の歪んだ性格の一端を説明した上でも、あまり面識が無いはずの年上女性を呼び捨てにする傲岸さにイマイチ付いていけず、これまでの描写量から鑑みれば蛇足ではという印象が拭い切れなかった。
個人的には出奔した義母が自宅に戻ると兄嫁と変態紛いの事をしているのを見掛け自ら身体を差し出して…という方が、作品全体で述べられている兄や兄を偏愛した父親への復讐という題材にフィットした纏め方になったのではと思う。

会話文を主体にした近年の作品とは逆で割と地の文が中心でかつてのフランス書院文庫の王道的な作風を思い起こさせるし、調教凌辱でも誘惑でも両方バランス良く描けているだけに作者のこれからの動向に注目していきたい。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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熟女の沼-未亡人義母と兄嫁と独身伯母(著:花邑薫、フランス書院文庫)

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tag : デビュー作品 母子相姦 姉妹丼 熟女限定

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熟女の沼-未亡人義母と兄嫁と独身伯母(著:花邑薫、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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