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巽飛呂彦「母娘づくし【女系家族】」

巽飛呂彦「母娘づくし【女系家族】」
(フランス書院文庫、2015年7月、表紙イラスト:ゴトウヒロシ)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

父親の再婚に伴い義理の佐和子の実家に引っ越す事になった公則だが、そこで一族のしきたりだからと祖母の志乃に半ば強引に筆下ろしされ、彼に興味を抱く義妹のゆきみだけでなく、志乃の計らいで佐和子とも関係を持ち仲良く暮らす事に。

【登場人物】

高野公則
高校3年生。生物学者の父親が佐和子と再婚したが研究で海外に出掛けて不在がちな上棲みかを引き払った為に、彼女の実家である「凌雲館」に引っ越す事に。転校続きで彼女を作った事も無く、童貞のまま。

適菜志乃
55歳。佐和子の実母でゆきみの祖母に当たる。20代と見紛うような若々しさだが、「わらわは~じゃ」という古めかしい言葉遣いが特徴。代々婿を取っており性の手解きをする習慣があったが、佐和子から拒否され仲がギクシャクし旅館の離れで暮らしている。

高野佐和子
36歳。かつて高校時代の恩師だった公則の父親と再婚し籍を入れているが、ある事情で男女の営みは無い様子。温泉旅館の「凌雲館」は開店休業状態になって久しく、自身がアルバイトに出て生計を立てている状態。前の夫はゆきみが産まれて間もなく亡くなっている。Fカップ。

適菜ゆきみ
高校生で公則の義理の妹。佐和子の前の夫との間に産まれた。ツインテールで気の強い美少女。初めは公則を警戒しつつすぐに仲良くなるが、その一端には都会への憧憬があり、彼が都会から来たというのもある様子。男性経験は無い。

【展開】

ある寂れた地方に父親の再婚相手の佐和子を訪ねてやって来た公則だが、露天風呂に入浴中の志乃の裸を見て崖から落ちそうになった所をゆきみに見付かる。彼女に連れられリビングで話しているとそこへ志乃が現れ、年齢を聞いて愕然とする。
佐和子とも挨拶を済ませた公則が温泉に入っているとそこへ志乃が現れ、祖母とは思えない裸体を見て勃起する。からかい半分に志乃に勃起をしごかれ呆気なく射精した公則は思わず涙を流すと、彼女から筆下ろししてあげると提案され洗い場で対面座位で交わるのだった。

翌日ゆきみの頼みで旅館内の掃除を済ませすっかり仲良くなった公則はデートに誘われるが、そこで志乃と関係を結んだ事に気付かれた上、自らもセックスを経験してみたいと求められる。その晩寝静まったのを確かめたゆきみが部屋にやって来ると、正常位で交わろうとしてなかなか上手く挿入に至らないものの、処女だと知り安心する。

数日後下校して制服姿のゆきみと自分の部屋で立ちバックで交わっていた公則は、志乃の乱入を受け避妊もせずにと叱られるが、何時しか若いおなごの方が良いのかと泣かれて話は変な方向に。
2人の孫は何とか志乃を説得するがゆきみと服を交換して交わる事になり、公則が制服姿の志乃が可愛いと考えているのをゆきみに気付かれてしまう。そこで志乃はゆきみに口唇奉仕のやり方を教えると、目の前で孫たちの営みを見守る事に。

そして志乃の口から佐和子が長らくセックスをしていないと聞かされ、女としての悦びを与えてやって欲しいと頼まれた公則は、早速その晩遅く入浴中の佐和子を訪ねて単刀直入に情交を求める。
元々一族の方針でおなごは男に付き従うものと教え込まれ、更に夕食の場で志乃から公則が一家の主だと聞かされていたのもあり、佐和子は全く抵抗する事無く正常位で義理の息子になったばかりの公則を受け入れるのだった。

翌朝佐和子と仲良く再戦を挑もうとしていた公則だが、志乃とゆきみの乱入を受け母娘三代でいさかいになりかける。そこで公則が全員が好きだと叫び自分の言う通りにして欲しいと求める。
露天風呂に移動しマットを持ち込むと三人の奉仕を受けた公則は、初めは志乃の口内、次にゆきみ、最後に佐和子の膣内に射精し仲直りさせるのだった。

【レビュー】

ゴトウヒロシ氏の描く母娘三代を配した大胆な表紙イラストの通り、祖母、義母、義妹の三人は全員血の繋がりのある関係である。祖母が55歳、娘世代の義母が36歳、孫世代の義妹が高校生であり、物語の設定上は成立するのだが…。
本作の最大のポイントは母娘三代ものとは言え、外見上はまるで三姉妹のような間柄でもあり、作者の基本的な描写のスタイルから見ても、三姉妹ものだと見て読んでみるとさほどの違和感も無いだろう。

田舎の温泉旅館なので入浴を覗いてしまったり、気の強い少女の義妹と祖母の年齢差を越えたやり取り、一番淑やかな義母の初々しさと巽飛呂彦作品ではお馴染みと言えるコメディ要素満載の作品である。
古めかしい言葉遣いと相反する若々しさの祖母、都会に憧れを抱く義妹、久しく男性経験が無い義母とそれぞれにスパイスが用いられているが、後ろの穴での交わりや主人公が荒ぶったり、ヒロイン同士が嫉妬の応酬を繰り返したりとそういう要素を排したのが巽作品の特徴である。
チャレンジ精神溢れる作風だが纏まりの良さもあって巽作品をよく読んでいる読者に取っては腹八分目位、それ以外の読者に取っては非常に大胆で興味を持つか否かの境目にあるように感じる。
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tag : 童貞 高校生主人公 母娘丼 処女 母子相姦

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母娘づくし-女系家族(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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