FC2ブログ

柊諒馬「ひとつ屋根の下の青獣 義母と兄嫁と義妹」

柊諒馬「ひとつ屋根の下の青獣 義母と兄嫁と義妹」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

交通事故に遭い妻が入院、自らも足を怪我した修二の為に義母の麻里子が毎日通い詰めで家事をこなすが、長年募らせていた想いから力付くで彼女と関係を持つ。ところが修二の元に兄嫁の千佳やその妹の理沙まで押し掛け…。

【登場人物】

塚本修二
24歳のサラリーマン。妻の運転する車で交通事故に遭い妻は入院、自らも足を怪我して自宅療養を余儀なくされる。父の後妻になった麻里子に並々ならぬ想いを抱いており、環境を変えようと実家にほど近い場所に自宅を購入し別居に至る。

塚本麻里子
42歳の看護師。修二の父親の後妻として嫁いで来たが、6年前に死別している。子供は授からなかったが、次男の修二を実の子のように溺愛している。Fカップの熟れた身体に肩までで切り揃えた黒髪で、和服が似合う淑やかな美女。

塚本千佳
30歳。修二と歳の離れた兄の妻で、大手企業の秘書に就いている。子供はいない。スーツの似合うクール系の美女。修二に対しては好意を抱いており、今回夫の浮気で家出するなり彼の元に押し掛ける。義母の麻里子とはまだ他人行儀な所が見られる。

愛田理沙
19歳。千佳の実妹で両親と暮らしている。ショートヘアの美少女だが、オタクかつ乙女趣味な所があり、周囲からはそれさえ無ければモテる筈だと残念がられている。修二と初めて逢って以来意識していたが、姉との関係を知り家出同然に彼の元に押し掛ける。処女。

【展開】

事故に遭って不自由な生活をしていた修二だが、雨に打たれて薄着に着替えて家事をこなす麻里子の無防備な様子に発情し、長年抱いていた想いを打ち明ける。初めは見せるだけのつもりがエスカレートし貫かれた麻里子だったが、元よりほのかな思慕もあってか思いもよらない絶頂に導かれて複雑な思いを抱くのだった。

翌朝気まずい雰囲気の2人の元に千佳が訪れ、夫と喧嘩したから暫く泊めて欲しいと告げる。麻里子は千佳と修二に何かあってはと反対するが、さりとて千佳を実家に受け入れるほど打ち解けてはいない為、結局2人に押し切られる。
その晩早いピッチで酒を煽り泥酔してしまった千佳は修二に抱かれて寝室に向かうが、寝惚けた勢いでスーツに着替え直して縛ってみなさいと挑発する。意識が戻った時には退くに退けない状況となり、後背位で義弟を受け入れる。

数日後足のリハビリにと修二は理沙を呼び、麻里子や千佳と四人でスパリゾート施設にやって来る。ジャグジーに入るなり千佳に悪戯した修二は収まりが付かなくなり、ウッドデッキへ移動し人目も憚らずに情交に及び絶頂に導く。
麻里子の元に戻った修二は関係を訝られ、誤魔化すかのように温水プールの中で秘所に指を這わせると、姉を探す理沙の目を盗みながら交合してしまうが、理沙は二人の間に漂う妖しい雰囲気から全てを察するのだった。

翌日理沙が修二の元に訪れ、親と喧嘩したから泊めて欲しいとやって来る。取り敢えずは千佳の承諾を得るものの、理沙はやけに積極的で遂には麻里子との不適切な関係を切り出し、抱いて欲しいと迫られる。処女と知り修二は慎重に指や舌で時間を掛けて解そうとするがそれが仇となり、予定を切り上げ早めに帰宅した千佳に見付かってしまう。
言い争いになる姉妹だが互いに誤解していたと分かり和解すると、千佳は妹の為に喪失儀式に加わり2回ずつ交わる。翌朝千佳は酔った勢いで姉妹丼なんてやってしまったと後悔しながらも修二を起こしにいくと、早くも朝勃ちしていた彼の逸物を口唇奉仕するが、その晩に嫉妬を剥き出しにした理沙も加わり浴室で3Pに興じるのであった。

数日後父親の七回忌に備え喪服姿で書斎にいた麻里子は部屋を訪れた修二に手を拘束されて半ば無理矢理に抱かれるが、息子に与えられる快感には逆らえず、妻が退院するまでは好きなようにして良いと受け入れる。
その晩に修二宅に戻って来て麻里子を二穴責めに遭わせていた修二だが、そこへ居ないはずの千佳や理沙が現れて愕然とするも、知らぬは本人のみだと千佳にからかわれながら麻里子の愛撫に加わる。
夫も愛しているが修二との関係も続けたいから彼の妻が退院したら全てを話すと言う千佳に押し切られ、修二は奔放な妻ならきっと受け入れるに違いないと新たな生活の始まりに期待するのだった。

【レビュー】

昨年から続く相次ぐ新出の作家の登場で、本作でデビューした作者は取り敢えず「凌辱」ジャンルに属している。
ここで「誘惑」と「凌辱」のジャンル分けは何で決まるのかという話になるのだが、個人的には前者はヒロインが主人公を挑発し情交の主導権を握るもの、後者は主人公がヒロインの意向を踏まえずに自分のしたいようにする作風だと考える。
300ページ近い作品でこのいずれかに特化した作品になるとあまりにも極端な甘々路線か、逆に救いようの無いダークな作風に偏るだろうから、本作でも「凌辱」作品と言いつつもヒロインの挑発も内包されたバランス重視の仕上がりである。

物語は妻が運転する車で交通事故に遭い妻が入院、自身も怪我で不自由な生活を余儀なくされるが、義理の母親に手を出し、兄嫁やその妹からは迫られてという流れで、主人公が妻帯者で成人で無くても成立した内容である。
強いて言えば主人公が家を所有する事で押し掛け要素を演出してはいるのだが、それなら別に実家でも構わないようにも感じるし、主人公の受け答えを見る限りはもう少し若くすればヒロインの年齢もより下げられたかとは思う。

あくまでも設定に関しては疑問を抱くものの、作品としては義母→兄嫁→兄嫁と義母→義妹→兄嫁と義妹→全員という流れがスムーズに描かれており、特に複数プレイでは百合要素も盛り込まれていて興味深い。
但し本番よりは前戯にページを費やしている為、情交場面に重きを置く読者に取っては物足りないかもしれない。
関連記事

tag : 社会人主人公 母子相姦 姉妹丼 処女 デビュー作品

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR