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村崎忍「新しい母・新しい姉・新しい隣人」

村崎忍「新しい母・新しい姉・新しい隣人」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

志津子夫妻に引き取られた雅也は、養母の優しさに甘えて手解きを受けるが、気に入られようと性的なお返しをしようとして彼女や理奈、隣人の聡美の3人を振り回す事に。

【登場人物】

広瀬雅也
養護施設に預けられていたが、志津子夫妻の元に引き取られる。小柄で声変わりもしていないので幼い印象を与える。母親は水商売で半ば育児放棄されており、施設に来る前には伯母と「不適切な関係」にあった模様。

杉浦志津子
37歳。一回り上の夫や理奈と3人で暮らしていたが、男児が欲しいという夫の強い希望により雅也を引き取る。気立ての良く若々しい容貌にグラマラスな肢体の持ち主。

杉浦理奈
19歳。大学へ進学したばかり。当初は雅也を受け入れる事に嫌悪というよりは無関心に近い態度を取っていたが、恋人に振られたのをきっかけに自分の都合の良いペットに仕立てようと企むが…。

竹内聡美
29歳。杉浦家の隣人で3年前に交通事故により、夫とひとり息子を亡くしている。和装も似合う枯淡な風情に泣きボクロのある美貌の女性。雅也を息子と重ねて見ていたが、志津子との不適切な関係を覗き見て複雑な感情を抱く。

【展開】

志津子は寂しくてひとりで眠れないと訴える雅也の為に添い寝してあげて母性をくすぐられ、更にオナニーすら知らず夢精し恥ずかしがる様子に一緒に入浴してやり方を手解きする。
しかし志津子は歳に似付かない少年の偉容を目の当たりにして溜まっていた欲求不満を夫にぶつけるものの、拒絶されてトイレで一人慰めていたのを雅也に見られ、特に悪びれる様子も無く口唇奉仕を口にする態度に衝撃を受ける。

翌日雅也と話し合おうと志津子は機会を設けようとするが、既に女体の扱いに慣れた少年に敵う筈も無く口唇で愛撫され、更に玩具を使われて絶頂に導かれる。
意識を取り戻すと既に雅也に正常位で挿入され動揺するが、志津子が望まないのなら施設に帰るからと下手に出られると最早拒む事も出来ずに子宮の奥深くに種付けされてしまう。

一度許したら雅也の悪戯はエスカレートし、夫や娘のいる食卓や出勤前の慌ただしい一時やまだ娘が家にいる中であちこちで身体を求められ、時折見せる少年のあどけない反応に次第に志津子は自分から交合を求めるのだった。

一方プライドが高過ぎて交際相手から別離を告げられた理奈は、良い頃合いだとある日わざと更衣室にパンティを見えるように置いておくと、あっさりと雅也が罠に掛かり自分のペットに仕立てようと呼ばれたら奉仕をするように命じる。
一週間後表面上は従順な態度を取っていた少年に気を良くした理奈は悪戯心から相互愛撫で勃起を口に含むと、自ら馬乗りで跨がり童貞を奪ったと自己満足に浸りながら立て続けにアクメを迎えるのだった。

そんな中隣家のリビングでの志津子と雅也のふしだらな関係を覗き見てしまった聡美は、少年がボールを取りに伺ったのを幸いと捉え話をするが、逆に覗き見を指摘されて反撃され口唇愛撫を許してしまう。
勃起を扱きながら奉仕を続ける雅也に翻弄された聡美は避妊具を使うならと後背位で受け入れるが膣内に生で射精され、騙されたと気付きつつもアフターピルを用意する少年の用意周到さに感心しつつも更なる交合を求めるのだった。

10日後に生理もあって雅也と交わりを断たれて苛立ちを感じる理奈は、携帯に少年からメールが届いたので約束通り隣家に向かうと、聡美が四つん這いにさせられ雅也と交わる場面を目の当たりにする。
あっさりと志津子との関係も認めた少年に乗せられた理奈は、母に対する怒りよりも目の前の聡美に恥を与えてやろうと考え、聡美に自らの秘所を愛撫するよう命じた後で並べられて雅也に貫かれるのだった。

志津子は雅也の命で玩具を使ったまま施設の調査員の来訪をこなした後で娘が外出している安心感から彼を正常位で受け入れるが、居ないと思っていた理奈が聡美と共に現れて自らが使った玩具を用いて快感を得るのを見て愕然とする。
何故娘や隣人まで巻き込んだのかという志津子の強い咎めに動揺し、母親に捨てられたという意識がフラッシュバックしたのか、自分を見捨てないでと甘える雅也を見た3人は揃って優しく受け止めいがみ合うのは止めようと微笑むのだった。

【レビュー】

寡作ながらも21ヵ月振りの新作である本作は、育児放棄を受け複雑な過去を持つ年端もいかない少年と里親となった熟女とその娘、隣家の未亡人とで繰り広げられるストーリー性の高い作品である。
これまでも単に甘いだけではない誘惑路線を貫き、ヒロインの物語性も掘り下げた上で歳に似合わない逸物を持った主人公に子宮の奥深くまで貫かれ快感を得られるなど濃厚な情交描写は健在と言えよう。

本作では主人公の設定にかなりの変化球要素が盛り込まれており、自分で慰める術は知らないのに女性を満足させるテクニックは知っている(躾けられているが的確か)というスパイスがふんだんに用いられている。
序盤で里親の志津子に手解きを受けるまでのプロセスはよくある誘惑路線の王道だが、主人公が彼女の秘密を知ってしまってからは一変してしまい、罪悪感そのものが醸成されていない年頃なだけに明け透けな言動で里親を振り回すのである。
そのプロセスは取りようによっては悪魔少年が義母や義姉を翻弄しているようにも見えるし、前振りがあまり無いままの「魔少年化」に読んでいて若干どころではない困惑を覚えたので、ここだけ★の減点要素としたい。

志津子の娘・理奈は当初は高飛車だったものの、少年の本心を知って優しいお姉ちゃん化するし、隣家の未亡人・聡美はある思惑もあって母娘とはまた違った受け止め方から結末でのある選択に結び付くのだが…。
やはり志津子と比べるとサブヒロインの扱いなだけに、主人公に翻弄されて3Pに興じるプロセスにはやや粗さが見られた。どちらか1人に絞り込んで母娘丼又は「里親vs.隣人」という構図にしても良かったかなとは思われる。

【参考記事】

DSKさん、愛好家Sさんの本作の紹介記事はこちらからどうぞ。

2015/6/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「今夜だけ私をお母さんだと思っていいから……」ブラジャーを外し、熟れた乳房をさらす里親の母。くびれた腰、白い太ももの下に煙る漆黒の翳り。罪の意識に怯えながらも少年に体を与えてしまう。志津子は知らない。愛娘や隣家の未亡人までが雅也に妖しい色目を使っていることを……(引用元:Amazon)★★★★★ 主人公の設定に捻りを加えつつも安定した作者ら...
新しい母・新しい姉・新しい隣人(著:村崎忍、フランス書院文庫)


4086『新しい母・新しい姉・新しい隣人』村崎忍、フランス書院/フランス書院文庫、2015/06 発売●あらすじ里子の少年に早く馴染んでもらおうと接していた里親の熟母が、少年に翻弄されて肉体関係を結ばされてしまう。そして、少年を言いなりにしようとした高慢な里親の娘や隣家の情事を覗き見た未亡人も巻き込まれていく。●登場人物【広瀬雅也】身長は志津子や聡美よりも低い。児童養護施設から杉浦家に引き取られる事になった里子...
4086『新しい母・新しい姉・新しい隣人』

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No title

面白いけどせめて、ナニの大きさ位は表記した方がいいかと思います。
少年だし印象が変わるのよ。
13cmか15cmかでイメージ変わるし。
大きさボカしていいのは青年~中年以上じゃないと。
ブリーフには萌えました。

Re: No title

はる様

にゃらです。コメント頂きありがとうございます。

>面白いけどせめて、ナニの大きさ位は表記した方がいいかと思います。少年だし印象が変わるのよ。

各々のヒロインの視点から、主人公の雅也の逸物がいかに年齢にそぐわない偉容であるかが描かれていますね。
序盤で雅也がいかにも幼く見える外見である事と、性に関して偏った知識を持っているか、そのアンバランスさから来るインモラルな感じは良かったと思います。

>13cmか15cmかでイメージ変わるし。 大きさボカしていいのは青年~中年以上じゃないと。 

色々な作品を読んでいて気にはなりますが、例えば「20cm」と明記された時に、主人公の年齢によってはフィクションだと取るか、あり得ると取るかですね。
どなたとは申しませんが毎回のように、主人公の年齢に関係無く20cm設定にしていたのを見て、「またか」という印象を抱いたものです。
雅也の年齢は明記されていませんが、入学式云々ではなく「新学期」とある事から、私は中学2年生位だと考えています。
この位の少年の平均はよく分かりませんが、敢えて具体的に描かない事で読者の想像に全てを委ねたという事でしょう。

>ブリーフには萌えました。

個人的な経験談ですがブリーフは小学生まで、中学生は何かと背伸びしたい時期だけにトランクスを買って欲しいと親に頼んだのを覚えています。
そういった面からもブリーフが似合いそうで夢精して恥ずかしがる雅也の態度と持っている偉容とのちくはぐさに、絶妙な味付けを加えているように思いますね。
もっとも今はボクサーブリーフもありますから、「ブリーフ=少年」というステレオタイプな考えではいけないのかもしれません。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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