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村崎忍「新しい母・新しい姉・新しい隣人」

村崎忍「新しい母・新しい姉・新しい隣人」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2018年6月21日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

新しい母・新しい姉・新しい隣人
村崎 忍
フランス書院
2016-01-12




【あらすじ】

志津子夫妻に引き取られた雅也は、養母の優しさに甘えて手解きを受けるが、気に入られようと性的なお返しをしようとして彼女や理奈、隣人の聡美の3人を振り回す事に。


【登場人物】

広瀬雅也
養護施設に預けられていたが、志津子夫妻の元に引き取られる。小柄で声変わりもしていないので幼い印象を与える。母親は水商売で半ば育児放棄されており、施設に来る前には伯母と「不適切な関係」にあった模様。

杉浦志津子
37歳。一回り年上の夫・幸造や娘の理奈と3人で暮らしていたが、男児が欲しいという夫の強い希望により雅也を引き取る。気立てが良く30代前半を思わせる若々しい容貌に、グラマラスな肢体の持ち主。夫とセックスレス気味なことに不満を持ち、半ば夫婦生活に諦めの気持ちを抱いている。

杉浦理奈
19歳。大学へ進学したばかり。当初は雅也を受け入れる事に嫌悪というよりは無関心に近い態度を取っていたが、恋人に振られたのをきっかけに自分の都合の良いペットに仕立てようと企む。プライドが高くてわがままで、これまでにも男を取っ替え引っ替えしてきている。栗色にウェーブの掛かった髪型に、豊かな胸にやや控えめな美尻と若い女性の魅力を隠さずに見せ付けている。

竹内聡美
29歳。杉浦家の隣人で3年前に交通事故により、夫とひとり息子を亡くしている。和装も似合う枯淡な風情に泣きボクロのある美貌の女性。雅也を息子と重ねて見ていたが、志津子との不適切な関係を覗き見て複雑な感情を抱く。


【展開】

志津子は寂しくてひとりで眠れないと訴える雅也の為に添い寝してあげると剥き出しにした乳房に甘える様子に母性をくすぐられ、更に翌朝オナニーすら知らず夢精してしまい恥ずかしがる様子を見て可愛いと感じ、一緒に入浴してやり方を教えてあげる。しかし志津子は歳に似付かない少年の偉容を目の当たりにしてその晩溜まっていた欲求不満を夫にぶつけたものの、拒絶されてトイレで慰めていたところを雅也に見られ、特に悪びれる様子も無く口唇奉仕を求めしかもお返しにとクンニで絶頂に導かれてしまい、持っていた携帯で乱れた様子を撮影して見せる様に衝撃を受ける。

翌日雅也と話し合おうと志津子は機会を設けようとするが、既に女体の扱いに慣れた少年に敵う筈も無くリビングのソファーで口唇愛撫され、更に隠していたはずの玩具を持ち出して来て絶頂に導かれる。その晩夫がいないのもあり昼間使われた玩具を使って慰め気を失うほどだったが、意識を取り戻すと既に雅也に組み敷かれていて動揺を隠せない。しかし雅也が志津子が望まないのなら施設に帰るからと下手に出られると、最早拒む事も出来ずに子宮の奥深くに何度も種付けされてしまう。

雅也の呟く言葉に志津子は見捨てる訳にはいかない、エッチなことに付き合いながらも少しずつ更正させていかねばと決意を固め、新学期を迎える直前のある日朝早く起きてきた里子のわがままに付き合わされる。夫のいる目の前で食卓の下で足で悪戯され、夫が身支度を整えている間に台所でバックで貫かれての中出し、更には娘が起きて来るまでの僅かな時間での連続性交と無尽蔵とも言える少年の性欲の強さに溺れていく。

一方プライドが高過ぎて交際相手から別離を告げられた理奈は、良い頃合いだとある日入浴を済ませてからわざと洗面所にパンティを見えるように置いておくと、あっさりと雅也が罠に掛かり自分のペットに仕立てようと呼ばれたら奉仕をするように命じる。一週間後表面上は従順な態度を取っていた少年に気を良くした理奈は悪戯心から相互愛撫で勃起を口に含むと、自ら馬乗りで跨がり童貞を奪ったと自己満足に浸りながら立て続けにアクメを迎えるのだった。

そんな中隣家のリビングでの志津子と雅也のふしだらな関係を覗き見てしまった聡美は、少年がボールを取りに伺ったのを幸いと捉え話をするが、逆に覗き見を指摘されて口唇愛撫を許してしまう。勃起を扱きながら奉仕を続ける雅也に翻弄された聡美は避妊具を使うならと後背位で受け入れるが膣内に生で射精され、騙されたと気付きつつもアフターピルを用意する少年の用意周到さに感心しつつも更なる交合を求める。

10日後に生理もあって雅也と交わりを断たれて苛立ちを感じていた理奈は、携帯に少年からメールが届いたので約束通り隣家に向かうと、聡美が四つん這いにさせられ雅也と交わる場面を目の当たりにする。あっさりと志津子との関係も認めた少年の挑発に乗せられた理奈は、母に対する怒りよりも目の前の聡美に恥を与えてやろうと考え、聡美に自らの秘所を愛撫するよう命じた後で並べられて雅也に貫かれてしまう。

志津子は雅也の命でリモコンバイブを使ったまま施設の調査員の来訪をこなした後、夫や娘が外出している安心感から玄関に繋がる廊下で受け入れるが、そこへ居ないはずの理奈が聡美と共にリビングから現れて困惑を隠せない。リビングに移動しソファーに横たわって正常位で犯されるが、娘や隣人が自分にも使った玩具を用いて快感を得るのを見て、自分だけだと思っていた志津子は思わず強い口調で里子を咎める。その言葉に動揺し母親に捨てられたという意識がフラッシュバックしたのか、僕を捨てないでと雅也は叫びながら志津子にしがみつき中出しする。
その叫びに女たち三人は雅也の気持ちを理解したようで、特に理奈はこれからはお姉ちゃんと呼んで良いのよとすっかりトゲも無くなった様子である。理奈、聡美と相次いでセックスを求められた雅也は、初めて慰み者ではない愛のある性交に戸惑いを見せながらも、何度も精を放出するのであった。


【レビュー】

デビューして以来ほぼ年1冊ペースでの刊行と寡作ながらも、しっとりとした文体とヒロインたちの女としての業の深さを書き続けているが、本作は前作『両隣の癒し妻』以来21ヵ月振りの新作となる。
本作は育児放棄を受け施設に預けられた複雑な過去を持つ年端もいかない少年と、里親となった人妻とその娘、隣家の未亡人が登場する。これまでも単に甘いだけではない誘惑路線を貫き、ヒロインの物語性も掘り下げた上で歳に似合わない逸物を持った主人公に子宮の奥深くまで貫かれ、快感を得られるなど濃厚な情交描写は健在と言えよう。

本作では主人公の設定にかなりの変化球要素が盛り込まれており、自分で慰める術は知らないのに女性を満足させるテクニックは知っていて(躾けられているが的確か)、無垢なだけに肉欲と精神的な幼さとの解離にヒロインたちが戸惑う描写が多く用いられている。
序盤で里親の【志津子】(37歳)に手解きを受けるまでのプロセスはよくある誘惑路線の王道だが、主人公が彼女の秘密を知ってしまってからは一変してしまい、罪悪感そのものが醸成されていない年頃なだけに明け透けな言動で彼女を振り回していく。

そのプロセスは取りようによっては悪魔少年が義母たちを翻弄しているようにも見えるし、前振りがあまり無いままの「魔少年化」に読んでいて若干どころではない困惑を覚えたので、ここだけ★の減点要素としたい。終盤まで主人公から見た感情の移り変わりは全く描かれておらず、「何を考えているのか分からない」という緊張感は誘惑作品とは異なるためである。

志津子の娘【理奈】(19歳)は当初は高飛車だったものの、少年の本心を知って優しいお姉ちゃん化するし、隣家の未亡人で事故で夫と息子を失った【聡美】(29歳)はある思惑もあって母娘とはまた違った受け止め方から結末でのある選択に結び付くのだが…。やはり志津子と比べるとサブヒロインの扱いなだけに、主人公に翻弄されて3Pに興じるプロセスにはやや粗さが見られた。どちらか1人に絞り込んで母娘丼又は「里親vs.隣人」という構図にしても良かったかなとは思われる。


DSKさんと愛好家Sさんによる本作の紹介記事です。

2015/6/23 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。「今夜だけ私をお母さんだと思っていいから……」ブラジャーを外し、熟れた乳房をさらす里親の母。くびれた腰、白い太ももの下に煙る漆黒の翳り。罪の意識に怯えながらも少年に体を与えてしまう。志津子は知らない。愛娘や隣家の未亡人までが雅也に妖しい色目を使っていることを……(引用元:Amazon)★★★★★ 主人公の設定に捻りを加えつつも安定した作者ら...
新しい母・新しい姉・新しい隣人(著:村崎忍、フランス書院文庫)

4086『新しい母・新しい姉・新しい隣人』村崎忍、フランス書院/フランス書院文庫、2015/06 発売●あらすじ里子の少年に早く馴染んでもらおうと接していた里親の熟母が、少年に翻弄されて肉体関係を結ばされてしまう。そして、少年を言いなりにしようとした高慢な里親の娘や隣家の情事を覗き見た未亡人も巻き込まれていく。●登場人物【広瀬雅也】身長は志津子や聡美よりも低い。養護施設から杉浦家に引き取られる事になった里子...
4086『新しい母・新しい姉・新しい隣人』






2010年デビューの村崎忍さんはほぼ毎年1冊ずつ新作を刊行なさっており、今年もその季節がやって参りました。






「色々たまってるんでしょ? 私が全部してあげる」
仕事で留守がちな娘に代わり、婿の面倒を見るため、
栄養のつく食事を作りにやってきた義母・由美子。
服を押し上げる巨乳、柔らかな熟尻、癒しの笑顔……
寝所の「家事」まで気を遣われ、踏み越えた一線。
清楚な熟女が隠していた淫らな本性が露わになり……


 
●もくじ

序章 婿を惑わす義母の柔肌
第一章 行き過ぎた手ほどき
第二章 体で教える夫婦のたしなみ
第三章 お風呂の中での情事
第四章 妻の妹に覗かれていた密通
第五章 再開した淫らな蜜月
第六章 僕と三人の「妻」




ほぼ毎年というところがキーワードでして、本作とその前の間だけ毎年のサイクルではなく1年空いていらっしゃいます。やはり初夏の風物詩ということなのか刊行時期をずらしたのか、それとも…というところはあります。




偶然ではありますが新人不作期であった2013年に、「溺れ○○」という題材で一作限りの新鋭さんが登場なさっています。あらかじめ断っておきますが、村崎さんは2012年と2013年の10月に刊行なさっているので、その空白の時期である2014年には重なりません。別の名義と断じるつもりもございません。歌川さんの持つテイストも良かっただけに、一作限りは勿体ないなあというのが正直な感想です。もしかしたら数年ぶりというのもあるかもしれませんね。


※記事の本文と追記が重複していました。差し替えさせていただきます。
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新しい母・新しい姉・新しい隣人(著:村崎忍、フランス書院文庫)

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No title

面白いけどせめて、ナニの大きさ位は表記した方がいいかと思います。
少年だし印象が変わるのよ。
13cmか15cmかでイメージ変わるし。
大きさボカしていいのは青年~中年以上じゃないと。
ブリーフには萌えました。

Re: No title

はる様

にゃらです。コメント頂きありがとうございます。

>面白いけどせめて、ナニの大きさ位は表記した方がいいかと思います。少年だし印象が変わるのよ。

各々のヒロインの視点から、主人公の雅也の逸物がいかに年齢にそぐわない偉容であるかが描かれていますね。
序盤で雅也がいかにも幼く見える外見である事と、性に関して偏った知識を持っているか、そのアンバランスさから来るインモラルな感じは良かったと思います。

>13cmか15cmかでイメージ変わるし。 大きさボカしていいのは青年~中年以上じゃないと。 

色々な作品を読んでいて気にはなりますが、例えば「20cm」と明記された時に、主人公の年齢によってはフィクションだと取るか、あり得ると取るかですね。
どなたとは申しませんが毎回のように、主人公の年齢に関係無く20cm設定にしていたのを見て、「またか」という印象を抱いたものです。
雅也の年齢は明記されていませんが、入学式云々ではなく「新学期」とある事から、私は中学2年生位だと考えています。
この位の少年の平均はよく分かりませんが、敢えて具体的に描かない事で読者の想像に全てを委ねたという事でしょう。

>ブリーフには萌えました。

個人的な経験談ですがブリーフは小学生まで、中学生は何かと背伸びしたい時期だけにトランクスを買って欲しいと親に頼んだのを覚えています。
そういった面からもブリーフが似合いそうで夢精して恥ずかしがる雅也の態度と持っている偉容とのちくはぐさに、絶妙な味付けを加えているように思いますね。
もっとも今はボクサーブリーフもありますから、「ブリーフ=少年」というステレオタイプな考えではいけないのかもしれません。
プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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