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高杉圭「四姉妹風呂【ひとりじめ】」

高杉圭「四姉妹風呂【ひとりじめ】」
(フランス書院文庫、2015年6月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

幼馴染みの四姉妹の父親が抱えた借金の代償として、老舗旅館の経営を任される事になった亮太。想い人である長女の綾乃に対し、妹たちには手を出さない代わりにソープ嬢にさせる為の訓練だと嘘をつき関係を続けるが、結局他の3人にも露呈してしまう。

【登場人物】

藤堂亮太
18歳。父親は風俗店グループの代表を務めており、倉木家が借金を申し込んだ代償として老舗旅館の経営を任される。倉木四姉妹とは幼馴染みで、彼女たちを守ろうと秘密を抱える事に。帝王教育の一環か、トップソープ嬢の美雪の手解きを受けている。

倉木彩乃
24歳。四姉妹の長女で両親が藤堂家から借金を申し込んだ直後に事故死し、借金返済の為ソープ嬢にならざるを得なくなる。2つ年上の恋人がいたが、事情を打ち明ける事が出来ず喧嘩別れしている。墨色の長い髪の美女。亮太の想い人。

倉木絵理
四姉妹の次女で国立大学に通う2年生。黒髪のボブカットに大きな黒縁メガネを掛け、地味な印象を与える。四姉妹の中では一番スタイルが良く、押しに弱いタイプの為、亮太に性癖を看破され言葉責めに遭わされる。処女

倉木ひかる
18歳。亮太と同じ学校に通い、互いに生徒会長と副会長の間柄。亮太に恋心を抱いていたが、素直になれずにいた。姉たちの行動に不審を抱き、自らもソープ嬢を志願する。姉2人よりバストは控え目だが美脚の持ち主。ツインテールで処女

倉木梢
発育が遅く言動もたどたどしい事から実年齢よりも少し幼く見えるローティーンの少女。亮太に対し兄のように甘え、欲望に忠実な故に突拍子な行動に出る事も。ポニーテールで愛らしい処女

【展開】

亮太は旅館に赴任してから間もなく、綾乃の最終試験と称し離れのスイートルームの浴室にてソープ嬢としての奉仕を求める。口唇奉仕や相互愛撫で1度ずつ精を放つが、綾乃に何か隠していると見抜かれ手早く本番を終えるのだった。

綾乃の追試として3日間中出しを繰り返す亮太だが、その翌晩絵理の伝言で姉がおんなの事情で休ませて欲しいと知るが、風俗に関する資料を携えた絵理から姉の代わりになると告げられ、亮太は戸惑いつつも口唇奉仕を受け入れ射精する。
その最中に彼女にマゾの気質があると見抜くと、和室に移動し灯りを消した薄暗い中で絵理の裸体を撮影したり言葉責めに遭わせたりと被虐心を引き出した末に処女を奪うのだった。

数日後亮太は休暇を終えて復帰した綾乃も加え、特別プログラムと称し絵理と2人で口唇奉仕や全身愛撫を要求して満足を得るが、一方で嘘をつき続ける事に罪悪感を抱きながらも、旅館の建て替え工事を変更させようと奔走する。

ある日下校中にひかると待ち合わせしていた亮太は、何故か父親が経営する風俗店に連れていかれる。ソープ嬢の美雪と仲が良い事に驚きながらも彼女のレクチャーを受けながら奉仕を覚えたいという訴えを受け入れる。
美雪の口唇奉仕から本番に至ったところで抑え切れなくなったひかるは、彼女にレクチャーを受けながら同じように口で精を受け止めた後、正常位で交わり処女を卒業する。

翌日亮太は梢に誘われレジャー施設にやって来るが、無意識にジャグジーで刺激を与えて秘所をまさぐる少女に罰を与えようと他人に見られる危険も孕みながらも、指でクリトリス絶頂へ導いてしまう。
亮太は泣きじゃくる梢を落ち着かせようと茂みの影に連れていくと、正気を取り戻した彼女は意味をよく理解せずにソープランドを口にする。姉たちと同じようにしてもらいたいと健気な様子に、見知らぬ少女に見られながら交わるのだった。

数日後亮太は父親と対峙し、旅館の建て替えをソープ施設からレジャー施設に変更したいと交渉するが、ひかるを通じて計画は筒抜けとなっており流石に四姉妹にすがられては堪らぬと父の許しを得られて旅館に戻る。
綾乃から全員を幸せにしなければ許さないと睨まれた亮太は、梢やひかるに跨がられ、既に準備を終えていた絵理や綾乃とはアナルで交わり射精するのだった。

【レビュー】

近作は非熟女誘惑路線の旗手として人気を得ている作者の約1年振りの新作である。これで近作4作品の内3作品が四姉妹作品というのは若干物足りない気もしなくは無いのだが、非熟女ものというのを利用した「お風呂もの」にしたのは興味深い。

元々四姉妹の長女に想いを寄せていた主人公だけに、父親の計画に乗じて自分のモノにしようとするが、頭は良くても何処かで抜けた所があるのか、結局他の3人の妹たちにバレてしまうのはこの手の作風ではお約束と言えようか。

官能小説というフォーマットにライトノベルのような軽いテイストを盛り込もうという試みは上手くいっているし、相変わらずの官能描写の濃厚さは流石だと思われる。
主人公が主導する長女や次女の単体プレイや姉妹による奉仕は休む間もなく続けられており、主人公のタフネス振りやその場の思い付きでやらせてしまう若さの裏返しであろう。

ただその休みの無い官能描写という点がともすればトゥーマッチな印象も否めず、ページ数の関係からかヒロインたちの心情の掘り下げが若干浅くなったように思えたので、もう少し物語性にウェイトを置いた方が良かったのかもしれない。

【参考作品】

借金の代償として主人公が旅館の経営に携わる、ソーププレイをヒロインに仕込んでいくという作品は、以前にも有りましたね。

本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」(フランス書院文庫、2014年9月、表紙イラスト:池田正輝)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】隼人の幼馴染みの凛子の母親・志津香は旅館の借金を立て替えて欲しいと隼人の父親に懇願するが、その見返りとしてソープ旅館とする事と、志津香もソープ嬢として働かせる為隼人を教育係として受け入れるよう求められるが…。【登場人物】黒井隼人高校2年生。父親は風俗企業・黒井グループの...
本城山羊「母娘風呂【初体験づくし】」

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tag : 高校生主人公 姉妹丼 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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