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弓月誠「寂しがりやの母娘【柔肌バスルーム】」

弓月誠「寂しがりやの母娘【柔肌バスルーム】」(フランス書院文庫、2013年9月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

事有る度晶夫に巨乳を押し当てて来る隣家の母・美紀と娘・杏奈。ある停電の夜美紀の頼みで一緒にいる内に美紀の身体に触れ、互いに衝動を抑えられなくなる。一方幼なじみの杏奈も2人の異変に気付き、素直に晶夫に告白する。互いに関係を知りつつも探り合う母娘と、受験を間近に控えた晶夫との最高の生活が始まる。

【登場人物】

晶夫
18歳。大学受験を控えた高校3年生。父親は出張続きで不在がち。母親はいない模様。童貞。

早瀬美紀
34歳。晶夫の隣に住んでおり、16歳で杏奈を出産した後、夫とは死別している模様。年相応に豊満な身体付きで巨乳。

早瀬杏奈
18歳の高校3年生。美紀の娘で幼なじみの晶夫に気が有り2人の時はベタベタして来るが、普段は素っ気なくしている。母親に似て巨乳だが処女。

【展開】

本作は、第1章で美紀から手や口、素股でしてもらい、第2章で晶夫は初体験を果たします。第3章では杏奈が告白して処女を捧げ、第4章と第5章は互いの目を盗むように学校や晶夫の自宅で美紀や杏奈が晶夫と交互に交わります。第6章では晶夫と杏奈の合格祝いで向かった温泉旅行で3Pとなります。

【レビュー】

登場人物の項で触れているように、弓月作品では人物の描写は至ってシンプルです。今回は晶夫に名字は有りませんし、父親が出張で不在がちというだけですし、母娘に付いても髪型や容姿に付いての描写が少なく巨乳というのがポイントです。一時期はそれが物足りないと感じましたが余計な修辞は不要で、後は読者のイメージで人物像を造って欲しいというスタンスなのかもしれません。

美紀は若くして杏奈を出産したものの夫を早くに亡くしたせいか、実年齢以上に寂しがりな所が有って可愛らしさを感じる一方で、性生活の経験は意外に豊富だったようで晶夫をあの手この手で翻弄します。杏奈の気持ちに気付いており、いずれは娘に譲らなくてはと思い心中で謝罪するシーンも有ります。

杏奈は2人きりになると晶夫に甘える面が有りましたが、いざ恋人関係になると一変して公にするようになります。美紀との関係は容認しつつも嫉妬に駆られる時も有り、優等生なのに授業をサボって晶夫にご奉仕したりと意地らしさも見せます。

晶夫はいつもの通り優柔不断な主人公ですが、大学進学を機に彼なりのけじめを付けようとします。告げる直前で母娘に遮られてしまうので、それが何なのか不明ですが恐らくは杏奈に絞るつもりでいたのかもしれません。最後には合格のお祝いにと美紀からアナルを捧げられています。

今回も比較的早い内から母娘2人との関係が始まり互いに関係を容認してはいますが、単なる母娘ハーレムにするのを嫌ってか温泉旅行まで3Pは有りません。いかにも弓月さんらしい作風ですが、本作は母娘の嫉妬を描きつつも対峙する機会を抑え、一方を選ぶ事で他方が傷付く事を極力避けた展開で絶妙だと思います。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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