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庵乃音人「未亡人兄嫁・三十四歳【蕩けざかり】」

庵乃音人「未亡人兄嫁・三十四歳【蕩けざかり】」
(フランス書院文庫、2015年4月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。

内容紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

結婚して早々に妻に家出された若い男が兄嫁の取りなしで居室は別との条件付きで実家で共に暮らせるようになるが、元より慕っていた兄嫁や聡明な弟嫁に関心を抱き半ば強引に関係を持ってしまう。

【登場人物】

福田仁
25歳。地元の有士である福田家の次男。高校進学以来は実家に戻っておらず3ヵ月前に友恵と結婚したが、独身最後に通った風俗通いの話がきっかけに家出される。由希子の取りなしもあって半年間実家で友恵と家庭内別居の条件で暮らす羽目に。

福田由希子
34歳。仁の兄の嫁で十数年前に結婚したが3年前に亡くなり、それ以来福田家の家長として采配を振るっている。西洋風ながらも淑やかで整った顔立ちとグラマラスな身体付きが魅力的な美女。中学生の一人息子は寮生活で不在。

福田麻優
19歳。仁の弟の嫁で由希子の親族が運営する名門校を卒業した後結婚、現在は福田家の離れに暮らす。小柄でグラマラスな身体付き。世間知らずの割に聡明な一面もあるが、夫は逆に成熟した女性が良いと会社の先輩と浮気に走る。

福田友恵
24歳。仁の妻で西洋人形のように整った顔立ちとクールな性格、メリハリの付いたグラマラスボディの持ち主。結婚するまで男性経験が全く無かった。仁の不貞に付いては許すつもりだったが、自分から切り出せず彼の方から迫って欲しいと願っている。

【展開】

兄の三回忌の晩に仏間で故人を思い出し涙を流す由希子の喪服姿に欲情した仁は、半ば強引に押し倒し女体のあちこちにキスマークを付け、無理矢理に関係を持ってしまう。

兄嫁と気まずい関係になった仁は一週間後、前夜に浮気の証拠を掴み夫と大喧嘩になったという麻優の話を聞いてあげるが、あまりに無防備な格好でしがみ付かれる内に理性のタガが外れて強引に彼女を押し倒してしまう。

数日後麻優が仁に対する抑えがたい思いを相談した事で由希子に関係が発覚し叱られた仁だが、寝転んで天井の節穴を見ている内に昔したように天井裏に上がろうと決意する。
天井裏から妻の部屋の生着替えを覗いた後兄嫁の部屋も覗くと、彼女はオナニーを始めた所で、次第に激しくなる指遣いに興奮した仁も剛棒をしごくが何故か尻穴に違和感を感じる。
振り向くと麻優が居た事に気付き、代わる代わる節穴から由希子の一人遊びを覗く内に欲情した二人は騎乗位で繋がると、兄嫁の絶頂に合わせてフィニッシュを迎える。

麻優からリトライを勧められた仁は、ある晩に由希子が入浴中に強引に浴室に踏み込み情交を迫る。示し合わせた通り扉越しに麻優が声を掛けて由希子の動きを封じた仁は抱く事に成功するが、やり過ぎた反動からか兄嫁は体調を崩し避けられてしまう。

暫くして麻優から由希子が快方に向かったと知らされた仁はその晩に兄嫁の寝室に夜這いを掛けわざと挿入せずに焦らすと遂に由希子が折れ、身も心も一つになったと子供の頃のような甘え方で互いを呼び合うが…。
そこへ寝室に踏み込んだ友恵から別離を告げられた仁は、廊下で妻が麻優と揉み合いになっているのを発見する。友恵が情交を覗きながらオナニーしていたという麻優の一言で、由希子は友恵の心を開かせようと寝室に連れ込む。

友恵を拘束し屈辱的な体位で秘所が濡れているのを確認した由希子は最後の一押しに中出しされた自らの割れ目を、麻優は仁の勃起に口唇奉仕する姿を見せ付ける。遂に折れた友恵はオナニーしたいと絶叫するが、由希子は別の方法がある筈だと優しく告げる。
ようやく仁に処女を捧げる気になった友恵だが、由希子と麻優が身を寄せて涙を流すのを見て、3人揃って仁に襲って欲しいと告げる。立ちバックで麻優、友恵、由希子と繋がった仁は3人を幸せにすると約束させられるのだった。

【レビュー】

複数のレーベルで活躍する作者は熟女誘惑作品から回春もの、更にはハードな調教ものまでマルチにこなしているが、フランス書院文庫では2作品目からは熟女たちが時に暴走しがちになりつつも、少年主人公をショタコン気味に愛する作風であった。
本作では主人公が妻ともう一度やり直したいと実家で奇妙な同居生活を送るも、子供の頃から慕っていた兄嫁やおさな妻振りが魅力的な弟嫁にも手を出してしまうという男の劣情っぷりが描かれている。

タイトルの通りあくまでも兄嫁の由希子がメインであり、初めは義弟に迫られて仕方なくとは言いながら寝室ではあられも無い声で主人公を求め一人遊びに興じていたが、
終盤では甘えさせたり甘えたりする存在として互いに昔の呼び方に変わっている点が興味深い。
弟嫁の麻優は無防備な格好で夫と喧嘩して傷付いた自分を慰めてと主人公に求める不用意な点はやはり世間知らずだけれど、中盤から主人公の気持ちを汲み取り協力する立場になりつつ、終盤ではやはり本心を窺わせていて可愛らしさを感じた。
友恵は一貫して取り付く島の無い様子だったが、終盤では由希子と麻優に反撃されて散々弄られたのにも関わらず、2人も公平に愛してと正妻だからこその寛大さが見えてこれまでのイメージを覆した様で良かったと思う。

安定した作風で爽快な読後感を与える作者が次はどんな作品を出して来るのか、大いに期待したい所である。
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tag : 社会人主人公 姉妹丼 処女

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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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