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鏡龍樹「僕を狼にした三人の女教師」

鏡龍樹「僕を狼にした三人の女教師」
(フランス書院文庫、2003年1月、表紙イラスト:小玉英章)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

音楽教師の美春に密かな想いを寄せる達宏だが、ある日学年主任の紀子に呼び出され、退学を免れたいなら私のペットになりなさいと命じられ好き勝手にされるが、それを知った担任の由里から紀子の誘惑に乗らず美春に想いを打ち明けなさいと諭される。

【登場人物】

阪東達宏
16歳。高校1年生。可愛らしい顔立ちから女子の人気が高いが、本人は年上好みの為興味を抱いていない。美春に想いを抱いている。童貞。

風間紀子
42歳。学年主任の英語教師で独身。好みの男子生徒を選りすぐっては摘まみ食いしている。腰まで伸ばしウェーブの掛かった茶色い髪型に、グラマラスな体型の妖艶な女性。

越水由里
34歳。国語を教える担任教師で既婚者。肩までで切り揃えられた黒いストレートヘアの淑やかな女性。紀子の悪い噂を耳にして、達宏を諌めようと身を差し出して説得しようとする。

佐倉美春
27歳。音楽教師でお嬢様を思わせる清楚な雰囲気を漂わせる独身女性。達宏が想いを寄せているが、美春自身は片想いの男性がいるからと少年の告白を1度は断っている。

【展開】

紀子から生徒相談室に呼び出された達宏は夏休み中のアルバイトを咎められ退学処分もあり得ると告げられるが、彼女は自分のペットになりなさいと命じ達宏に脚やパンティ越しの秘所を舐めさせると、少年の射精を見届けるのだった。
達宏が美春に片想いを抱いていると見抜いた紀子は音楽の授業を終えた達宏を音楽室の隣りのLL教室へ誘うと、再び達宏を言葉で責めながら服従宣言をさせ正常位で受け入れる。

1週間後由里は達宏を生徒相談室に呼び出すと紀子との不適切な密会を咎め悪い噂を耳にしていると諭しながら甘える教え子に身体を許すと、美春に告白するようアドバイスする。
放課後の音楽室で美春に告白するも撃沈された達宏は、直後に紀子に誘われるままに彼女の部屋で後ろ手に縛られ騎乗位で跨がられ精を搾り取られるが、数日後由里に茶道部室で悩みを打ち明けると、再び身体を捧げられ自信を取り戻すのだった。

紀子に別れを告げた達宏は彼女のアドバイス通り音楽室に呼び出した美春に強気に迫り続けると、実はエッチな事ばかり考えているいけない教師だと受け入れられ、正常位で立て続けに交わるのだった。

【レビュー】

タイトルの通り学校を主な舞台にした誘惑作品で、奔放で少年愛の願望を秘めた40代の学年主任、人妻で淑やかな30代の担任教師、可憐な20代の音楽教師とヒロインの年代も幅広く、オーソドックスな作りとなっている。

作品中は主人公目線での描写が中心で、不思議なほど3人の女教師からの心情描写は見られない。これは作者が意図して描いたものと思われるのだが、
学年主任の奔放な行動に振り回されセックスを重ねる主人公を見て知っていると後に担任教師も音楽教師も語っている時点で何故?と疑問が浮かぶ。

主人公に関心を抱いた経緯も女性側の心理もよく分からないまま話を進めるのはやはりぎこちなく、これだけのキャリアがある作者なのにどうしてこんな展開になってしまったのか、個人的には疑問の残る作品だったなと思う。
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tag : 高校生主人公 童貞

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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