FC2ブログ

宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」

宗像倫「息子の担任女教師に耽弱(おぼ)れて」
(フランス書院文庫、2015年3月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

作品紹介(公式ホームページ)

【あらすじ】

息子の担任教師に亡くなった妻の面影を見出だし想いを抱く裕太だが、それを見た隣人の女子高生の郁美から性処理を手伝ってあげると言われ困惑する。少女からその気があるならアプローチしてみたらと言われた裕太は由佳に告白すると、付き合いは出来ないと返答されつつも意外な申し出を受ける。

【登場人物】

大庭裕太
33歳。フリーのWebデザイナー兼プログラマー。2年前に乗っていたバイクで事故に遭い妻を失っている。小学2年生のひとり息子がいる。

本多由佳
28歳。裕太の息子の担任教師で小学2年生のクラスを担当。ショートカットの黒髪の似合う理知的な女性だが、男性付き合いは少なく処女のまま。性的な知識があまり無く、裕太の求める事を従順に受け入れがちな面がある。

相沢郁美
大学受験を控えた高校3年生。大庭家の隣に住む美少女で裕太に惹かれてはいるが、付き合っている彼氏はおりセックスも経験済み。小学6年生の時に赴任したばかりの由佳が副担任だった事もあり、彼女に興味を抱く裕太に急接近する。

【展開】

街中で由佳と話をした後自宅に戻った裕太は待ち受けていた郁美から性処理を手伝ってあげると誘われ手コキや相互愛撫を受けるが、その積極的な様子に不審を抱き訊ねると、由佳と話す時の表情から裕太が想いを抱いていると見抜き、彼女と付き合ってみてはと勧められる。

電話で告白するも呆気なく撃沈された裕太だが、2日後の面談の時に由佳から1度きりならとデートしても構わないし処女を奪って欲しいという意外な申し出を受け、週末にリゾートホテルでウブな彼女の反応を楽しみながら破瓜儀式を終えるのだった。

翌日郁美から口唇奉仕を受けた裕太は由佳との進捗を聞かれ顛末を話すが、郁美は戸惑いながらも裕太から差し出されたローターを使って絶頂する所を見せて裕太に股がり、彼氏にすら許していない生での情交を立て続けに受け入れる。

セックスをするだけなら絶対断らないという郁美のアドバイスを受けた裕太は、あっさりと言いなりになる由佳の反応に意外だと感じつつ、水曜日の晩にはホテル、金曜日には真面目な由佳にズル休みさせて彼女の部屋で情交を重ねていく。

次の逢瀬の約束を待ちわびる由佳だが、裕太の息子から父が郁美と仲良くしていると聞かされ翌日の晩に逢う事を決意し、夜の公園の駐車場に停めた裕太の車の中で由佳は郁美との関係を問い詰める。
このままでは喧嘩別れになると危惧した裕太は車の中で由佳を押し倒し快楽を与えてその場を押し切ろうとするが、絶頂を迎えても彼女の頑なな態度は変わらなかった。

日曜日に郁美を連れて由佳の部屋を訪ねた裕太。かつての教え子に裕太と別れるように説得しようとする由佳に、郁美は自分も裕太が好きだが来春進学で上京し逢えなくなるからそれまで付き合わさせて欲しいと懇願され、申し出を受け入れる。
郁美と2人でローターや指で秘所を愛撫し由佳に立て続けに快感を与えた裕太は側面背位で繋がり郁美に見せ付けながら膣絶頂を与えると、取り残された郁美に騎乗位で跨がらせて少女の膣内に精を放つのだった。

翌月息子の為にバイクで温泉に連れていった裕太は示し合わせた通り、息子が寝静まったのを見計らい由佳と郁美を部屋に呼び3Pに興じる。直後に目を覚まし寝惚けた息子に見られたと思い驚いた裕太だが、それも刺激となり2回戦に突入するのだった。

【レビュー】

「強引な和姦」という作風がヒットし4冊目の刊行を迎えた作者の最新刊は、公式HPでは「凌辱」とされて帯にも「息子の先生をM調教」と付され過激な印象を与えるが、内容は凌辱としては穏やかだというよりは、苦味を内包した大人向けの官能作品。

前3作とは異なり息子がいて妻を失った男を主人公に据えており、亡くなってまだ2年と妻への想いも引き摺っている中で息子の担任教師の由佳に密かに関心を抱く所から物語は始まる。
由佳や郁美から受ける奉仕や、反対に成熟しきっていない女陰へ触れる際に、妻と比べて似ていたり異なっていて新鮮さを抱いたりと随所に主人公の心情が描かれ、三十路という事もあり単に獣欲だけに流されない点も好印象である。

一方恋人として付き合いは出来ないが処女は奪って欲しいという由佳の申し出は、隣人の女子高生・郁美から性処理を手伝ってもらうのと共に最初は唐突な感もしなくもないが、後述するヒロインたちの内面を読み進めていけば納得できる所である。

処女のまま30代を迎えたくないというのと主人公に好感を抱いている事から曖昧な態度を取る由佳だが、主人公に性感を開発されて初めは軽いタッチすら嫌がる程度だったのが次第に貫かれて激しく悶えたりと反応の変化が見られて興味深い。
郁美は引き立て役というのもあり要所では存在感を見せているが、由佳が処女な分流石に郁美までとはいかないのだろうか、逆に遊び慣れた少女という一面がクローズアップされ過ぎていたのが残念でもあるし、工夫の余地はあったかもしれない。

フランス書院文庫での凌辱作品はどちらかと言えば青い凌辱者が自らの獣欲に任せて連戦で貫き…といった趣が強いのだが、本作の主人公は30代なのでインターバルをおかないとといった細やかな描写が好感を与える作風である。
関連記事

tag : 社会人主人公 処女

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR