FC2ブログ

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」

小日向諒「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
(フランス書院文庫、2015年2月、表紙イラスト:醍醐芳晴)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年11月15日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

僕の新生活 おばさまと二人の美娘と
小日向 諒
フランス書院
2015-08-25




【あらすじ】

高校に通う薫は両親の海外赴任に伴い、母親の友人である沙苗が管理するマンションで独り暮らしを始める事になった。母娘が自分に好意を抱く理由が自らの中性的な容姿にあると知りつつも、次第に獣欲を隠し切れなくなり沙苗と関係を持ってしまう。


【登場人物】

如月薫
斎美市立高校2年生の16歳。父親の海外転勤で母親も付き添って行った為、沙苗の管理するマンションで独り暮らしを始めて間もない。身長は165㎝を越える程度で華奢な体格な上に、一見すると少女と見紛うような愛らしい容貌のために、女子に間違えられることもしばしば。生徒会の会計を務める真面目な少年だが、中学の時に告白された少女二人と性体験を果たしているが、持ち前の精力旺盛で巨根なのが裏目に出て上手くいかずそれ以来彼女はいない。

久瀬沙苗
38歳。薫の母親の旧友で薫より頭一つ背が低くほんわかした雰囲気を持つ女性。巨乳。大地主である久瀬家に嫁いだものの、10年前に夫と死別し女手一つで娘2人を育てて来た。性的には渇望しているが、社会的立場もあり他に男を作る訳にいかず悶々とする日々を送る。見た目が非常に若く20代後半を思わせる。

久瀬菜央美
今春大学に入学したばかりの19歳。地元で名門とされるお嬢様学校の慶徳女子学院出身。可愛いものに目がなく同性を含め性交渉もあったが、薫に対しても同じように愛玩し、ある事件をきっかけに倒錯した趣味を剥き出しにする。170㎝近い長身だが母親と同様に巨乳で、そのスタイルの良さに嫌みのないほどの自信を持ち、モデルのバイトをしている。

久瀬結花
高校3年生の17歳。薫が通う高校で生徒会長に就き、幼馴染みである副会長の東堂龍成(建設会社の御曹司)と表面上は恋人関係だと公言するが…。薫に対してはほのかに恋心を抱くも、彼が龍成に片想いしているのでは誤解し素直に口に出せずにいる。(龍成は同姓愛者だが女子に告白されて辟易し、その隠れ蓑として結花に頼んで偽装してもらっている。)Cカップで母姉にコンプレックスを抱く処女。


【展開】

沙苗の管理するマンションに引っ越して来た翌朝、久瀬家の前で結花を待っていた薫は当主の沙苗の可憐さに目を奪われていると、そこへ菜央美が車を唸らせて近付いて来て少年を抱き寄せ愛玩し始める。時間ではと沙苗に促され菜央美が慌ただしく立ち去るとそこへ結花がやって来て、姉に何かされなかったかと訝しげな表情を浮かべながら問われるが、結花に畏敬の念を抱く薫はひたすら彼女の挙動に見とれるだけである。結花は新しい通学路を教える為に薫を学校まで連れていってくれることになったのだが、その途中で龍成とバッタリ出会し何故制服姿で二人でいるんだと問われる。そんな結花と龍成のカップルはお似合いで、薫は相手が相手だけに敵わないと思うしかない。

梅雨も明けたある日薫は沙苗に自炊のために料理を教えて欲しいと請うと、ならば慣れた場所が良いだろうと如月家にやって来るが、教えてもらったお礼は何と沙苗から葛餅を食べさせてもらうことだった。薫が頬張る姿を可愛いと愛玩する余りに沙苗が身体が密着させ過ぎている事に気付いてもらえず、いつしか彼女に欲情を覚え股間をたぎらせるが、ふとした事から勃起に気付かれてしまう。沙苗は自分が慰めてあげると手淫を施し射精に導くが、その偉容に圧倒され自らの性的渇望を満たそうと言葉巧みに薫を誘うものの、彼の手慣れた様子に戸惑いつつ休まずに情交を繰り返す少年に溺れていくのだった。

ある初夏の日に薫は庭仕事の手伝いを終え一汗流そうと久瀬家の浴室に入ると、菜央美が入っているのを失念し裸を見てしまい、その罰として自室で女装するように命じられる。菜央美が待つ間に薫は女ものの下着の窮屈さに巨根を締め付けられ危うい快感を覚え始めオナニーしそうになるが、そこへ部屋に入って来た菜央美から意地悪く言葉なぶりにされながら背後から密着されてしまう。菜央美は不釣り合いな屹立を目にするとまるで新しい玩具でも手に入れたかのように目を輝かせ、鏡に映った女装美少年にぶっかけてしまえと囁き手コキで射精に導くと、今度は自分を犯して欲しいと積極的に騎乗位で受け入れる。元々奉仕することに慣れていない菜央美は一旦休息を取るが、薫にストッキング越しの足指を咥えられると快感を感じてしまい、後は性欲の塊である女装美少年にされるがまま連続絶頂へ導かれてしまう。

勘の鋭い菜央美は薫にカマを掛け沙苗との関係を自白させると母娘での三角関係を受け入れ、ある日留守なのを良い事に久瀬家で情交に及んでいたがたまたま早く帰宅した結花に目撃されてしまう。結花が薫を好きなことを知っているだけに、もう母娘と逢わないで欲しいと無理難題を言っているのを聞いて、菜央美は部屋に乱入し頬を張り素直になりなさいと諭す。姉が立ち去ると結花は事情を打ち明け龍成とはただの幼なじみでしかなく、寧ろ薫が想いを寄せているのではと問うと勘違いだと気付き、両想いだったと知って処女を奪ってと薫に求める。二人とは話をして別れを告げるからという薫に対して、結花は母や姉の気持ちは分かっているから自分もその中に入れてと告げるが、経験者である薫にリードされ倒錯した願望を白状させられる。生徒会長でお嬢様らしくない被虐願望を抱く結花の性癖を見抜いた薫は、やっと想い人と交合出来たことに歓喜し処女相手だからという労りを見せながらも、エス性を露わにし中出しするのであった。

こうして結花と公然と付き合う事が出来るようになった薫だが、沙苗や菜央美の気持ちを考えると関係を清算する訳にはいかず母娘3人の関係を続けていたが、ある日菜央美にバッチリメイクされ女装させられて久瀬家のリビングで母娘3人と交わる。菜央美によって開花させられた倒錯性に目覚めつつも、母娘の中で最も嬉しそうに女装美少年に接するのは結花であった。裸エプロンの沙苗や高校時代のブレザーを着用する母姉が薫を愛していると、一足遅れて帰宅した結花もペニス剥き出しで女装した彼を見ると制服姿のままで我を忘れたかのように撮影に没頭し始める。
四人での乱交は初めてではないものの、沙苗は娘二人にじっくり見られての性交は初めてで、倒錯した状況下において孕ませ願望を口にしてしまう。沙苗に中出しした後で薫に抱かれた菜央美もまた同じことを口にする中、かねてから母や姉を差し置いて薫と付き合う事に悩んでいた結花から恋人関係を解消したいと告げられるが、同時に母娘3人を公平に愛して欲しいからという真意を聞かされる。そんな結花にお仕置きしながら薫は現役女子高生を孕ませるという欲望には抗えず、彼女にも濃い胤汁を注ぎ込むのであった。


【レビュー】

昨年からフランス書院文庫でやけに多くなった主人公の「新生活」や「独り暮らし」という舞台設定に沿った作者の新刊の裏のテーマは、「男の娘を愛でる母娘たちとの倒錯的な情交」であろう。

38歳の母親の友人・沙苗は当然のように母性の象徴であるのだが、それを上回るほどの可憐さを併せ持ち、小柄なのに巨乳というアンバランスさもあって全般的には可愛らしい面が浮き彫りとなっている。見掛けに反して巨根で性体験もある主人公も熟れた女性との初の生での情交に可愛らしく喘ぎつつも、二回目からは大人ぶった余裕を見せたりとインモラルな雰囲気を醸し出している。

そこに長女の菜央美が参戦し、主人公に対しストレートに「男の娘にさせたい」という歪んだ性癖を剥き出しにして女装させてしまう。ここで主人公が女性もののパンティやストッキングを履かされていく内にゾクゾクするような背徳感を味わうのだが、これを彼の目線で描き切っているのが興味深いところである。その後の互いに着衣したままの情交はいつもの小日向諒作品のお約束だが、個人的には菜央美にもう一段階踏み込んだタチとしての主人公への「責め」が見せられるとなお良かったのかなと思うのだが、欲張り過ぎなのかもしれない。

主人公の想い人である1つ上の先輩の結花に関しては、とある事情から幼馴染みの御曹司と付き合っているが、密かに想いを寄せる主人公も彼に「片想い」だと勘違いして回り道している点が多少蛇足な描写にも思えなくもない。それでも品行方正な少女が主人公に対して母姉とはまた違った屈折した願望を抱いているのは非常に分かりやすく、終盤では2人より弾けた面を見せていて良かったと思う。

全般的に小日向諒作品特有の登場人物同士のドロドロした嫉妬の応酬を控え目にした作風は読んでいて心地好く、それでいて濃密な情交描写にも拍車を掛けられており、本作の趣向が個人的な好みにマッチしていたので大満足である。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。

2015/2/23 発売僕の新生活-おばさまと二人の美娘と著:小日向諒、フランス書院文庫→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(すごい、薫君の××、信じられないくらい気持ち良い)未亡人の空閨にみっちりと埋められていく張り詰めた亀頭。突き込まれ引き抜かれるごとに38歳の躯は悦楽の頂点へ。女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ、生徒会長の結花からは獣の体位での処女喪失をお願いさ...
僕の新生活-おばさまと二人の美娘と(著:小日向諒、フランス書院文庫)






小日向諒さんの作品は互いに共通した世界観を持っており、舞台もほぼ同じという点が特徴的です。これまでの作品で自分の分かる範囲で纏めてみました。


【おまけ】小日向諒作品同士でのリンク

デビュー作品…「姪姉妹【寵愛】」
舞台は斎美市で、主人公・天海良二は公務員。姪妹の天海沙羅の友人が霧崎理沙。

2作品目…「淫蕩る…(とろける) 隣のおばさん・隣の美娘」
娘ヒロイン・霧崎理沙は「姪姉妹」のヒロイン・天海沙羅と同級生。(理沙が別の友人と電話で沙羅に付いて会話している場面があります)

3作品目…「女医とナース【淫虜(とりこ)】」
主人公・吾川隼人は「姪姉妹」の主人公・良二と友人。(少しだけ電話でのやり取りがあります)メインヒロイン・小宮澪は折原由香菜の友人。(同じく電話でのやり取りがあります)綾瀬美咲の同僚が小野原透子。(意外な盲点ですが本作で名前付きで登場し、美咲との会話もあります)

4作品目…「【隣りの果実】幼なじみの母娘」
主人公・滝川洋一と娘ヒロイン・武藤真奈美は斎美市立高校の2年生。真奈美は風紀委員。

5作品目…「喪服の未亡人兄嫁【三十二歳】」
ヒロイン・小河原玲奈は「幼なじみの母娘」の母・武藤響子の部下。

6作品目…本作「僕の新生活 おばさまと二人の美娘と」
主人公・如月薫と娘ヒロイン・久瀬結花が斎美市立高校の2年生と3年生。結花は生徒会長で東堂建設の御曹司・東堂龍成が副会長。

7作品目…「二十八歳の義姉【初夜】」
ヒロイン・折原由香菜の友人が小宮澪。折原駿一の友人が鈴笠康太郎。由香菜の勤め先が東堂建設。

8作品目…「喪服母娘【ひとりみ】」
斎美市が舞台という記述はあるが、人物間リンクは明記されず(恐らく)。

9作品目…「体験学習 隣人母娘と年上ナース」
年上ナースの小野原透子が綾瀬美咲と同僚。

10作品目…「てほどき初体験 女教師未亡人と隣りの未亡人」
斎美市が舞台だが具体的な記述はなし。但し主人公・小林悠斗が斎美市立高校3年生なので、東堂龍成や久瀬結花と同級生?久城春奈は28歳の中学教師。八重樫瑠美は38歳。

11作品目…「母娘休暇 てほどきは義母と美姉妹から」
主人公・鈴笠康太郎と義姉の花蓮の同級生が折原駿一(ともに19歳)で、後輩が東堂龍成(高校3年生)。「表面上の彼女」である久瀬結花とも面識あり?

※慶徳女子高等学院…斎美市立高校に並ぶとも劣らない進学校でお嬢様学校。沙羅と理沙が通い、「幼なじみの母娘」の姉ヒロイン・桃香と本作の菜央美、久城春奈は卒業生。
関連記事

tag : 高校生主人公 母娘丼 姉妹丼 処女 おねショタ

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

僕の新生活-おばさまと二人の美娘と(著:小日向諒、フランス書院文庫)

2015/2/23 発売 → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 (すごい、薫君の××、信じられないくらい気持ち良い) 未亡人の空閨にみっちりと埋められていく張り詰めた亀頭。 突き込まれ引き抜かれるごとに38歳の躯は悦楽の頂点へ。 女子大生の菜央美には甘美で危険な「お仕置き」を命じられ、 生徒会長の結花からは獣の体位での処女喪失をお願いさ...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が300冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
一部で関係者(作家さんや編集者さんなど)と思われているようですが、全くの見当違いです。
官能作品に関わる全ての方に感謝しつつ、読み続けていきたいと考えています。

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
管理人のTwitter