FC2ブログ

巽飛呂彦「美しすぎる大家さん もてなし母娘下宿」

巽飛呂彦「美しすぎる大家さん もてなし母娘下宿」(フランス書院文庫、2014年12月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

地方都市に赴任となった裕樹は会社の手違いで半ば休眠中の古びた下宿に住む事になるが、そこで出会った江莉子とゆきみの母娘と次々に親しい仲になる。互いの関係が露呈した母娘は一時は裕樹を取り合うものの和解し、2人妻として奉仕する事に。

【登場人物】

森裕樹(ゆうき)
25歳。営業マンだが出世コースから外れ、郷里の地方都市の支店に赴任する事に。一時は左遷されたと腐るものの江莉子やゆきみと関係する内に自信を取り戻す。女性経験はあり。

間宮江莉子
38歳。亡き母親から受け継いだ下宿の勇黎(ゆうれい)荘を営んでいる。夫とは10年以上前に離婚している。割烹着が似合い、おっとり天然系の92㎝Fカップ。

間宮ゆきみ
17歳。高校2年生で江莉子の娘。お下げにした髪形の似合う83㎝Cカップ。江莉子とは姉妹のように仲良くしていたが、裕樹と関係していたのを知り奪い返そうと積極的に誘惑を仕掛ける。処女

【展開】

ある晩寝苦しさから夜中に起きた裕樹は汗を流そうと入浴するがそこへ江莉子が入って来てしまい、やり過ごそうとするが湯あたりして気を失う。江莉子の介抱で目を覚ますと勃起に気付かれて口唇奉仕をされて射精するが、裕樹は我慢出来ずに彼女を押し倒し関係を持ってしまう。

翌日から裕樹はゆきみの目を盗んで江莉子と交わる日々を送るも、ある晩ゆきみに見付かってしまう。たちまち口論になり江莉子に頬を張られたゆきみはプチ家出するも、結局家に戻って来た所を裕樹に発見され事なきを得る。

母親に恋人が出来たのを素直に祝福出来ない様子のゆきみからセックスをしてみたいとせがまれた裕樹は自分の言う事を聞くのを条件にホテルで処女を奪い、数日後ゆきみと車中で交わっていた所を今度は江莉子に見付かり修羅場に陥る。

母娘に押し切られる形でホテルにやって来た裕樹は2人と交互に交わるが、形勢不利とみたゆきみがしきりに母親が年増だと揶揄すると、流石に江莉子が凹んでしまう。ゆきみが本心で言ったのではないと気付いた裕樹は仲直りに母娘でレズプレイを提案するが、金欠で時間切れになり射精出来ずに終わる。

翌日お詫びの印にとセーラー服に着替えた母娘と交えた裕樹は、裸エプロンやバニーガール、更に浴室でビキニに着替えたり、マットプレイで癒しを与えられたりと仲睦まじい日々を送るのだが、そんな中でWオメデタを迎えてしまう…。

【レビュー】

2014年のフランス書院文庫も母娘丼作品が多く、そのフォーマットに従った安定の作風だと言えよう。

かつてのフランス書院文庫で誘惑作品と言えば相姦や倒錯を題材にした作品が過半を占める中で、2次元作品から着想を得た「ライトで楽しい」ハーレム作品を生み続けていたが、ここ数年の巽作品は生みの苦しみからか目先の変化に捕らわれ過ぎてイマイチぱっとしない状況である。

本作は割烹着の似合う間宮さんという辺り「あの艦娘作品」からの着想だと思われるが、浴室で鉢合わせから母親と、母親との情交に気付いた娘とも関係を結び、それが母親にも露呈して…という流れはいつも通り。
中盤からは母娘で主人公を取り合いになり娘から年増だと揶揄される内に母親が一度はへそを曲げてしまうも、主人公の命に従い百合要素を交えて和解、その後は母娘で様々なシチュエーションで楽しませてくれるが、その題材はワンパターンである。

巽飛呂彦作品の母娘作品はこれまでにも何作品も出しており、先に母親で次に生娘という順番や、母娘でいがみ合うも和解は百合要素で、母娘で主人公を歓待する際は裸エプロンやセーラー服などのコスプレ要素やマットプレイなのも実はほぼ同じパターンである。
どの場面設定も興味を抱かせるのには充分なのだが、あくまでも深入りし過ぎずにアッサリという作風を堅持する限りは、いずれかに特化した描写を得意とする後進作家と比べて何処か物足りないという感想が先行してしまう。

これはあくまでもフランス書院文庫での巽飛呂彦作品を読み続けて来たからこその個人的な意見であり、もしあまり作者の作品に触れた事のない読者であれば違った印象を受けるかもしれない。

【参考作品】

巽飛呂彦「巫女母と巫女娘と僕」

巽飛呂彦「クラスメイトの美母娘」

【トラックバック】



DSKさんのレビューブログにおいて、本作をご紹介なさっています。

2014/12/22 発売→ Amazonはコチラから。→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。(あの割烹着の下にこんな淫らな躯があったなんて)ずっしりした乳房、くびれた腰、下腹部の黒い翳り……昼は清楚で優しい大家さんが夜はどん欲な美獣に!泡まみれの手コキ、深すぎるフェラ、激しい騎乗位……仕事で疲れた僕を励ます38歳の「おもてなし」床技。母親への対抗心から美娘まで大胆な行動を……(引用元:公式サイト)★★★★☆ ヒロインを母娘の2...
美しすぎる大家さん-もてなし母娘下宿(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

関連記事

tag : 社会人主人公 母娘丼 処女

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

美しすぎる大家さん-もてなし母娘下宿(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2014/12/22 発売 → Amazonはコチラから。 → ハイブリッド書店【honto】はコチラ。 (あの割烹着の下にこんな淫らな躯があったなんて) ずっしりした乳房、くびれた腰、下腹部の黒い翳り…… 昼は清楚で優しい大家さんが夜はどん欲な美獣に! 泡まみれの手コキ、深すぎるフェラ、激しい騎乗位…… 仕事で疲れた僕を励ます38歳の「おもてなし」床技。 母親への対抗心か...

コメント

非公開コメント

プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

〈リンク・トラックバック〉
基本的にフリーですし、特にお知らせ頂かなくて構いません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR