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喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」

喜多川亮「溺れ熟女 妻の母・妻の従妹・義母の友人」(フランス書院文庫、2014年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

義父の地方赴任に伴い妻の実家で義母の志乃と同居を余儀無くされた昭雄だが、それに反発して外で遊びがちな娘をよそに志乃と関係を持ってしまう。更に妻の従妹の陽子や義母の友人の七海とも結ばれた昭雄は志乃に不貞が発覚し…。

【登場人物】

藤林昭雄
26歳。中堅の事務機器販売会社に勤めている。2年前に6歳年下の亜矢子と結婚した。義父が地方赴任するのに当たり、志乃の面倒を見て欲しいと同居するように頼まれ転居して来たばかりだが、彼女に秘かな想いを抱いている為これ幸いと喜んでいる。

朝川志乃
38歳。亜矢子の母親で、自らも当時担任だった男性と若くして結婚している。昭雄と娘の結婚には当初から好意的だった。たおやかな和風美人で、Gカップのバストに熟れた美臀とグラマラスで魅力的な女性。娘の奔放さに呆れているが実は…。

新藤陽子
30歳。亜矢子の従弟に当たる4つ下の夫と結婚しており、夫婦仲は良好。外見は楚々とした婦人然としているが、性的には奔放で結婚する前は乱交を経験した事もある様子。

黒澤七海
38歳。志乃の同級生でかつては担任だった彼女の夫と取り合いになったり、乱交に及んだ事も有った。キャリアウーマン然として自信満々そうに見せていて、現在も独身を貫いている。

【展開】

引っ越して間も無く荷物を片付けずに外出した妻の荷物を片付けようと昭雄は志乃に手伝って貰うが、踏み台から転落した彼女を受け止めた際に互いの秘所が触れ合いむらむらとする内に志乃から誘われ騎乗位で関係を持つに至る。

2人きりになると誘う様子を見せながらも撥ね付ける志乃に苛立ちを募らせる昭雄はある日義祖父の法事の場で陽子と出会う。無邪気な妻が従弟と親しげに話している様子に触発された2人は松の気の陰で対面立位で激しく交わり合う。
奔放な妻がカラオケに出掛けたのを見送った昭雄は志乃と共にタクシーで帰宅する中で鬱憤を晴らそうと喪服の中に手を忍ばせて女体を愛撫した後、帰宅するなり志乃と駅弁スタイルで繋がったまま義父の部屋に入り背徳感を得ながら絶頂に導くのだった。

ある週末志乃と朝から交わろうと朝勃ちしたまま階下に降りて来た昭雄は七海が遊びに来ている事にがっかりするが、志乃と淫猥な会話をしたり、トイレでオナニーしているのを覗かせたりする彼女に違和感を抱く。
帰宅した妻が機嫌を悪そうにして八つ当たりするのを見かねた志乃から七海を送るついでにドライブでもして来たらと唆され、昭雄は駅に向かう途中で七海からホテルに誘われるとやはりと感じつつも関係に至るのだった。

年末年始を義父の一時帰省で情交の機会が無く悶々とする志乃と昭雄だが、亜矢子が外泊したある日志乃から七海との不貞を質され、当て付けに娘のベッドでの情交を提案されると、昭雄は自棄気味になりながらも亜矢子のバイブを使って絶頂に導く。
昭雄は情交を始めて間も無く陽子からの電話が入り志乃に不貞が発覚するが、一層淫らになった志乃は陽子とテレフォンセックスをするように要求しながら交わると、わざと彼女に聞こえるように喘ぐのだった。

翌朝会社を休んだ昭雄は志乃のわがままに付き合わされ呼び付けた七海との3P合戦を余儀無くされるが、七海から志乃が義父を交えて3Pに興じた過去を聞かされ、遅れて合流した陽子からも志乃に誘われたと知ると義母の淫らな本性には敵わぬと悟る。
年上2人に後ろの穴は未経験だと告白した陽子に志乃からアナルセックスをするよう唆された昭雄は、半ば自棄になりつつも流れに身を委ねるのだった。

【レビュー】

2014年にフランス書院文庫からデビューした作家はこれで9人目となる。
「だから熟女はすばらしい」という帯のキャッチコピーの通り、30代の熟女たちが26歳の主人公に関心を持ち、やや暴走気味に誘惑する様は少々コメディめいた雰囲気である。

本命の志乃は序盤ではお淑やかな雰囲気を見せつつも、主人公と些細なきっかけで秘所に触れてしまうと、途端に服の上から主人公の乳首を弄って挑発したり、騎乗位で連続膣出しを求めたりとかなりいやらしい雰囲気を出している。
ただ終盤に掛けては母親や人妻としての恥じらいが次第に失われ、七海や陽子とのあけすけ過ぎる会話を繰り広げる位の豹変っぷりの早さには、主人公が終始困惑するのと同様にちょっと付いていけない感じもした。

陽子は夫と従姉に当たる主人公の妻との親密さに当て付けるが如く、法事を抜け出して木陰で関係を持ったり、電話で疑似性交に至ったりとこちらも官能要素はバッチリだがきっかけとしては短絡的で、楚々とさせるのならもう少し練り込んだ設定が欲しい。

七海は3人の中では独身者なだけに慎みが無いのは当然かもしれないが、あけすけな会話も含め志乃に終始主導権を奪われっ放しで影が薄かったような気がする。一人位は味付けの違うヒロインでも良かったかもしれない。

主人公の妻(20歳)があまりに言動が幼くワガママな設定にしたのはともかく、外出してばかりで主人公と母親の情交に疑問を抱いたり、焼き餅を焼くような描写が全く無いので、主人公を既婚者にする必要性が弱くなっている。
物語をスムーズに進めるのには若妻は居るだけの存在でも良いが、逆に都合が良さ過ぎる舞台設定には少々もの足りなさも否めない。但し最初に書いたように暴走気味の熟女たちの言動には面白さを感じたので、後は恥じらいや慎みとのバランスが取れればと思う。
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tag : デビュー作品 社会人主人公 熟女限定

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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