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桃山庵「狂愛寝室 美乳叔母と美臀継母」

桃山庵「狂愛寝室 美乳叔母と美臀継母」(フランス書院文庫、2009年1月)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

半年前に継母となった沙也加に興味を抱き悩む甥の祐希に素直になって貰おうと奈保子は彼を誘惑するが、彼の父親との不倫が発覚したのをきっかけに祐希は沙也加とも関係したのを知って、彼女の本心を聞こうと企みを思い付く。

【登場人物】

友枝祐希
17歳。高校2年生。5年前に産みの母親を病気で亡くし沙也加を継母として迎えたばかりだが、彼女に興味を抱く事に何処か罪悪感を抱いている。童貞。

友枝沙也加
30歳。祐希の父親の後妻で半年前に結婚。祐希の良き母親になって欲しいという夫の認識とは擦れ違っている。モデルのようにウエストが括れ、張り出したヒップとのコントラストに祐希が夢中になってしまうが…。

桑島奈保子
36歳。祐希の母親の妹(叔母)。女性向け下着を扱う会社の経営者兼デザイナー。妖艶さを漂わせており、特に豊満なバストに注目を集めやすい魅力的な女性。姉が病死する前から祐希の父親と肉体関係に有った。

【展開】

奈保子の家を訪ねた祐希は沙也加に興味を抱く事に罪悪感を抱き独り暮らしをすべきだと心情を吐露するが、彼女は沙也加が来て以来すっかり自分に関心を持たなくなったと甥を誘惑し、素直になるべきだと口唇奉仕される。

一方結婚して間も無いのに夫から祐希の母親の役目を求められ不満を持つ沙也加は、ある日祐希の部屋を掃除していると、ベッドの下から自慰の痕跡を残したビニール袋を見付け、満たされない思いから秘所をベッドの角に押し付けオナニーをする。
そこへ祐希が帰宅し慌てた沙也加はビニール袋をパンティの中へ押し込めてその場を凌ごうと体調が悪いのだと嘘を吐き寝室に連れて行ってもらうが、上気した様子に当てられた祐希にのし掛かられパンティ越しに性器を密着させて射精されてしまう。

思い詰めた祐希は奈保子に匿って貰おうと桑島家を訪ねると再び寝室で口唇奉仕を受けるが、予め連絡を受けていた沙也加が乗り込み自宅へ連れ戻される。
10日後隠しカメラに写る沙也加の姿をオカズに自慰をしていた祐希はそこに叔母の姿を見付ける。父親と密会していたのを問い詰めた祐希に対し、奈保子は悪びれる様子も無く逆に沙也加との一件を掘り返しての彼女の態度の不自然さを指摘する。
彼女も好きな筈だから改めてアタックしてみなさいと叔母から勇気付けられ騎乗位で繋がり童貞を卒業した祐希。帰宅するなり奈保子に言われたように沙也加に積極的に迫りキスをする所まで辿り着くが、そこへ父親が倒れて入院したとの知らせが入る。

入院手続きを済ませた沙也加は病室へ戻る途中で女医とインターンの青年が空き室で情交に及ぶのを見てしまい、2人の会話から夫の不義を知る。
病室へ戻り祐希を問い質し自分だけが知らずにいた事や奈保子に童貞を奪われた事への憤りから、沙也加は眠る夫の目の前で祐希を誘惑してバックで受け入れ見せ付けるように激しく乱れるのだった。

数日後父親の書斎に忍び込んでいた奈保子と対面した祐希は再び誘惑されるが、そこへ帰宅した沙也加と鉢合わせになり泥棒猫だと詰る沙也加に対し、奈保子は夫に復讐しようと祐希とセックスに及んだのだと言い返す。
更に祐希が襲い掛かった一件は精液の匂いを嗅ぎながらオナニーしていたのを隠そうとしたからだと言い当てられた沙也加は抵抗出来ず、奈保子に身体を愛撫されながら正常位で祐希に抱かれるのだった。

夫が逝去してから半月後、奈保子の訪問を受けた沙也加は約束を破り自慰をした祐希に罰を与えようと先ずは自らが跨がって射精に導くと続けて奈保子を貫くように命じ、絶頂のあまりに失神した彼女の顔に秘所を押し付けて激しい3Pに興じるのだった。

【レビュー】

「叔母と継母(義母)」、「美乳と美臀(びじり)」というように対比する要素を持つヒロインを競演させるのは誘惑作品としては常套手段の1つだが、本作においては主人公への愛情表現にやや倒錯めいた要素を持たせているのが特徴である。
2009年という時期は丁度新旧の作家の世代交代を象徴する年であり、倒錯や近親相姦といった重苦しさから主人公への溢れる愛情とハーレムエンドに導かれる作風へとレーベルが変化していく中での「ちょっと遅れて来た」感のある新人の登場となった。
こうした作風は何度か触れてはいるが2000年代前半の鏡龍樹氏が得意とする路線でも有り、多分に氏の影響を受けたのではと思われる節も読み取れる。

亡くなった母親の妹である奈保子、継母になったばかりの沙也加は共に主人公の父親を巡って奪い合うだけでなくその争いに主人公を巻き込み、時には溺愛したり又は利用したりと女性たちの一筋縄ではいかない心情を描いている。

特に奈保子の愛情表現は婉曲的でかつ倒錯的な側面が強く、主人公をじわじわと言葉で焦らしたり、口唇奉仕で射精に導いた上で口移しに迸りを飲ませたりと受けのシチュエーションが好きならばともかく、読者によっては判断が分かれるのかもしれない。

継母の沙也加に付いてはあくまでも夫との貞操を守りつつも主人公に迫られる前半と、夫の不倫が発覚し主人公にも愛情を見せる奈保子への嫉妬に駆られて主人公を誘い夫に復讐する後半との落差が有ってこれは良かったと思う。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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