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星野聖「【三人の美乳】黒い下着の熟妻」

星野聖「【三人の美乳】黒い下着の熟妻」
(フランス書院文庫、2007年2月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年6月20日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)




【あらすじ】

拓己は妻が母親の看病で豪州に向かい1ヵ月間不在にするのに併せて年休を取り、一人の生活を楽しもうとするが、隣室の知代が不倫をしているのを知って関係を結ぼうと決意する。それがきっかけで彼女の友人の志穂里や、大家夫人の綾香ともふしだらな関係に陥るが…。

【登場人物】

宮原拓己
26歳。2つ年上の妻と学生時代から交際しており結婚に至るが、嫉妬深い妻の性格に辟易している面も。妻の母が怪我をした為渡豪する事となり、溜まっていた年休を消化すべく1ヵ月の間羽根を伸ばそうと試みる。子供はいない。

森本知代
35歳。拓己の右隣りの705号室の住人で恩師である教師の夫と高校を卒業して間も無く結婚したが、現在はセックスレスに近い状態で昼間は夫が不在なのを利用し、宅配業者や営業マンを誘い込み白昼堂々と不倫に走っている。年上の熟れた魅力を放つGカップの巨乳熟女。

蓮見志穂里
30歳。拓己の左隣りの707号室に住んでおり、営業マンの夫は不在がち。清楚で気品に満ちた容貌だが、セックスには奥手で満足させてあげられていないのではと不安を抱いており、仲の良い知代のツテを頼り拓己にレッスンを頼む事になるが…。Fカップ。

藤平綾香
38歳。志穂里の真上の807号室に住む大家夫人で、西洋の女性を思わせるグラマラスな肢体。Jカップ。貞淑な性格でテニスなどの趣味で充実した日々を送るが、知代や志穂里とのふしだらな関係に気付き、退去をチラ付かせながらも拓己に関係を迫る。

【展開】

部屋を間違えてうっかり森本家に踏み込んだのをきっかけに知代の不倫を知った拓己は、興信所の人間を装って宅配業者の青年と接触し二度と会わないように釘を差し、貞淑そうな知代が犯され願望を抱いていると知る。約束の日に彼に扮して夜這いを掛けバックにして情交に至るが正体がバレてしまうが、彼女の方が一枚上手で主導権を握られ、毎日のように関係を持つようになる。

ミイラ取りがミイラになりこんな筈ではと思う拓己は、ある日の朝にゴミ出しで志穂里を見掛け興味を持つと、知代の提案でセックスレッスンの場を設定してもらう。先に彼女が口唇奉仕の手本を見せた後で、酔って感覚が麻痺した志穂里に代わってもらうと焦らされたせいもあり呆気なく射精するが、騎乗位にさせられて交わると激しく乱れた彼女の膣奥に射精してしまう。

その二日後積極的に変貌した志穂里から出張中の夫に試す前に三日間でおさらいをしたいと依頼され、知代からもらったビデオで学んだ成果を披露すべく一日目は浴室でソーププレイから騎乗位、二日目はセーラー服に着替えてのイメージプレイでアナル舐めまでさせる。そして三日目の夜に拓己は、後ろの処女が欲しいと求めるのであった。

数日後綾香は人目を盗み両家の人妻の元を訪ねる拓己に不審を抱き自室に呼び出すと、事情を聞きつつも酒で酔わせ勢いに任せて騎乗位で主導し関係を結んでしまう。翌日綾香と共にテニスに出掛けた拓己は何故かたっくんと呼ばれ疑似母子プレイで楽しむが、他の二人には三股を掛けているとは言い出せない。知代とは女教師プレイで搾り取られ、志穂里には女生徒でのお仕置き、綾香にはストリップショーをさせて日替わりでの綱渡り生活を強いられる。

そんな生活も長続きするはずもなく、ある日拓己は外出から戻って来て来ると、自室で泥酔した知代と志穂里から綾香との関係を問い詰められる。共同戦線を張った2人に奉仕された後、珍しく志穂里が主導して知代にアナル初体験をさせると、綾香も呼び出して仲間に加えようと巻き込む。続けて志穂里のアナルに挿入したものの、知代と綾香が交互に拓己の前立腺を刺激して射精に導く。そこへ妻から知らせのメールが入り、勝手に携帯を覗き見た知代から、3人に搾り取られる日々が延長されたと知らされるのだった。

【レビュー】

当時の作者は作風の選択に迷っていた節が窺えて、本作の前後は短編集だし、ある時は誘惑作品だったり凌辱作品だったりとイマイチ統一性が無い時期であったと思う。そんな中で本作は現在の誘惑官能小説としても十分に成り立つような作風で、主人公は言動からすると大学生の設定でも良かったのかもしれないと窺わせるほど、黒本のコンセプトにマッチしている。本作の題名の「美乳」、「黒い下着」は取り立てて強調出来るまでには至らないが、「三人の熟妻」という点では無難な設定だと言える。ただ3人とも人妻の割には夫の存在は希薄であり、これなら未亡人でも独身熟女でも何ら変わりは無い点は気になった。

メイン格は清楚な志穂里で当初は友人の知代にレクチャーされながらの口唇奉仕や騎乗位での情交とお淑やかだったのが、主人公に求められるままに変貌し、最後には年上2人に先んじて体験したアナルセックスを見せ付け彼女たちを巻き込むまでに至っている変化の差に関しては非常に楽しめた。年上である知代と綾香の2人は当初こそ性格的には逆のタイプで志穂里に食われてしまった点は否めないが、2人とも黒い下着を着用しており、それを脱がせていく描写はなかなか良かったのではと思う。

この当時も現在もフランス書院文庫の誘惑官能小説の主人公は少年主人公で童貞な事が多いが、作品によっては青年主人公の方がしっくり来る事も少なくない。官能重視とは言え、主人公の設定ももう少し考慮しても良いのではなかろうか。

DSKさんのブログでも本作をご紹介なさっています。
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三人の美乳-黒い下着の熟妻(著:星野聖、フランス書院文庫)

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三人の美乳-黒い下着の熟妻(著:星野聖、フランス書院文庫)

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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