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櫻木充「教え子狩り ふたりの女教師【秘密生活】」

櫻木充「教え子狩り ふたりの女教師【秘密生活】」(フランス書院文庫、2010年10月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

亡き弟の面影を持つ男子生徒の和真に興味を抱いた英語教師の曜子は、個人レッスンを口実に彼に近付こうとするが、後輩教諭の悦美に先回りされて童貞を奪われてしまう。

【登場人物】

木原和真
高校3年生。13年前に母親を事故で亡くしている。輸入家具販売会社の経営者である父親の再婚を機に家を出て転校し独りで暮らしており、卒業後渡米留学する予定でいる。とある事情で義母との折り合いが悪い。童貞。

紺野曜子
28歳。英語教諭で160cm位の慎重でスレンダーな身体とアンバランスで豊かなバストの魅力的な女性。8年前に2つ下の弟を事故で亡くしており、和真に弟の幻影を重ねていて和真を誘惑しようとしているが、表面上は厳しい教師を演じている。Dカップ。

佐久間悦美
26歳。曜子の後輩で1年前から養護教諭に就いている。曜子と対照的に気さくな性格で生徒からの人気投票で1位を取っている。
表面上は優しいお姉さんキャラだが、気に入った生徒を誘惑し摘まみ食いしている。小柄で肉付きの良い体つきでEカップ。

【展開】

休日に街中でいつもとは違い穏やかな雰囲気の曜子と出会った和真はオカズにしようと携帯電話で写真を撮らせて欲しいと頼むと、意外にも彼女から自分とのツーショット写真が撮りたいと切り返され応じる事に。

曜子は和真に近付く口実を作ろうと個人レッスンを提案し土曜日に悦美と共に和真の部屋を訪れ、わざと下着をチラ付かせた後で携帯電話を部屋に置いていくが、和真が足元に仕掛けた隠しカメラに誘惑を仕掛けた証拠が残り却って疑念を招いてしまう。
義母の差し金だと思い込む和真から詰問された曜子は自分の部屋に招くと亡くなった弟の話を切り出して泣き崩れ、和真も疑いを持ち過ぎたと謝罪し義母との経緯を告白すると、曜子から手コキならと奉仕されメガネを掛けた彼女に顔射するのだった。

関係の進展を期待する和真は翌土曜日のレッスン中に曜子に迫るが、その最中に悦美から電話が有り部屋を訪ねると予告された為中断を余儀無くされ翌日に改めて逢う約束をする。
入れ替わるように部屋にやって来た悦美から曜子との関係をばらされたくないのならと口封じに抱いてと誘惑された和真は1度限りと割り切り、正常位からバックで肉欲に任せて立て続けに交わり避妊具越しに腟内で射精する。

翌日書類を渡すだけのつもりがデートをする事になった曜子は、デパートの下着売り場で大胆なランジェリーを購入した後で和真に連れられるがままに家具売り場に移動し、死角になる場所で露出撮影に応じてしまう。
他の客に見付かりそうになり退散した2人は和真のマンションの通路からプレイを再開し交合に至る直前、悦美からの留守番メッセージを聞いた曜子は激情に駆られるも悦美も真剣だと知ると和真を許し避妊具を付けずにセックスに応じる事に。

数日後悦美と共に高級ホテルのエステを受けにやって来た曜子は、和真の義母が他の男とキスをしている場面に遭遇する。浮気の証拠を掴み実家で義母と対峙した和真は色仕掛けで丸め込もうとする彼女に応じず侮蔑の態度を見せて立ち去るのだった。
両親の離婚が確定し逃避目的での留学は止めようと決意した和真はイブの晩に曜子の為に貯金を叩いて購入した高級バッグをプレゼントすると、曜子から自分の女体がプレゼントだと返され何でも好きな事をしても良いと告げられる。
和真の部屋に帰るなり曜子は彼の顔面に跨がって秘所を舐めさせ更には飲尿させると、立場を逆転させ彼の尿を全身に浴びた後イラマチオで絶頂に導かれる。風呂場でアナルセックスにも興味を示した曜子は彼を誘い、腸内で迸りを受け止めるのだった。

【レビュー】

間に短編小説集を挟んで黒本では最新作以来約4年半前の長編となるだけに、櫻木氏が得意とする女性下着へのフェティシュな拘りが随所に見られている作品である。

義母の策略に嵌まり独り暮らしを余儀無くされた主人公なだけに他人に対して疑心暗鬼な一面を持っており、曜子や悦美から誘惑されてもおいそれと応じるでも無く駆け引きを見せるのは他の誘惑官能小説の高校生主人公とは一線を画す点と言える。

曜子に対しては好意を抱いているものの、普段彼女が授業で見せる態度と普段の印象とのギャップに気付いてからもあからさまな誘惑に困惑しつつ、彼女の傷に触れてからの変態的な要求と様々な面が見られて面白い展開だったと思う。

悦美に関しては主人公に取っては曜子を通しての接点しか無かっただけに当初から露骨な誘惑を受けても面食らうだけで、それでも性欲には勝てず1度はセックスに応じてしまう辺りは少年らしいが、何処か醒めた所も感じてしまった。

全般的には櫻木作品らしい女性下着への執着が多くを占める反面で本番はややアッサリというか、主人公の逸物が20センチ級で旺盛な精力に任せて立て続けにというのがやや残念だし、もう少しボリュームが有っても良かったかもしれない。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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