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久野一成「未亡人叔母と独身叔母と僕」

久野一成「未亡人叔母と独身叔母と僕」(フランス書院文庫、2007年11月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

交通事故で両親を亡くした優哉は、田舎暮らしの佳奈子と東京で働く杏奈の二人の叔母のどちらかに引き取られる事になり、それぞれの家で同居生活を始める。

【登場人物】

小山優哉
16歳。家族でドライブに出掛けた際に交通事故に遭い両親を亡くし、自らも重傷を負い7ヵ月も入院していた。彼の保護者として佳奈子と杏奈の2人の叔母が名乗り出ており、互いの家で同居生活を始める事になった。童貞。

及川佳奈子
36歳。優哉の母方の叔母で3年前に夫を亡くしており、婚家の両親が残した洋館で翻訳の仕事をしながら1人で暮らしている。肩過ぎまで伸ばした髪にたおやかな雰囲気と、西洋人並みのグラマラスな体付きの魅力的な女性。

向井杏奈
27歳。佳奈子の妹でトレーダーの仕事の為単身で都内に住んでいる。クールで鼻筋の通った美貌とスレンダーながらも豊かなバストとヒップを持った女性。男性関係は豊富だが、現在付き合っている男は居ない。

【展開】

佳奈子に体を洗って貰う事になり、勃起に触れる彼女の手付きに焦らされた優哉は寝室で思わずオナニーをしてしまう。
優哉が寝静まった後その痕跡を見付けた佳奈子は、ティッシュに付いた精液の臭いに酔いしれながら浴室で一人遊びに浸るのだった。

数日後水辺に連れて来られた優哉は水着姿になった佳奈子のグラマラスな肢体に惹かれ、眠っている彼女にキスをしようとしてバランスを崩し怪我をする。
怪我の介抱をして貰う為小屋に移動するが、そこで我慢出来ないと佳奈子に迫り手で精を放出させてもらう。

事故の夢を見たという優哉の為に添い寝する事になった佳奈子だが、彼が寝静まった所でぺニスの感触や精液の勢いを思い浮かべついオナニーする所をタイミング悪く目が覚めた優哉に発見される。
互いにオナニーを披露し合う内に一度は絶頂するも再びエレクトした優哉を見た佳奈子は手ではもう満足しないだろうと吸茎し、迸りを口内で受け止めるのだった。

その後進展の無いまま上京した優哉は杏奈と共にプールへやって来るが、彼女の魅力に当てられて勃起してしまいそれに気付いた杏奈に触られて焦らされる。
杏奈は優哉をホテルの部屋に連れ込むといやらしい事をしてしまったという姉の告白を思い出し、対抗意識を燃やしながら浴室で再び寸止めして追い込み寝室にて手で射精に導くのだった。

翌週末仕切り直しとばかりにファッションホテルに連れられて来た優哉は、自分へ振り向かせようとする杏奈にパイズリやフェラチオで熱心に奉仕され立て続けに精を搾り取られる。
本番へ導こうとする杏奈を制し一旦は素股して貰うが、我慢出来ないとセックスしてしまう。

どちらが引き取るか話し合う為佳奈子の元へ向かった2人だが、杏奈は夕食の場で姉に酒を勧めながら言外に甥と親密だと匂わせて嫉妬心を煽る。
杏奈の計らいで佳奈子と2人きりになった優哉は彼女を寝室に連れて行くと改めて好きだと告白し、受け入れた彼女と念願の初夜を迎えると体位を変えながら立て続けに3回も情交に及ぶのだった。

【レビュー】

前作よりブランクを置いて勝負に打って出た感が窺える3作品目だが、基本的には前2作品と流れは変わらず穏やかで優しい雰囲気を湛えた作風である。

始めに引き取られた佳奈子は貞淑さを秘めた30代女性で甥に対して男を意識してしまい、終いには添い寝している主人公の脇で堪らずにオナニーしてしまう所まで弾けてはいる。ここで主人公が怪我をしていて思うようにいかないのが残念である。

次に訪れた杏奈は終始主人公をリードし時には焦らしたりと一筋縄にはいかないものの、基本的には甥の癒しになればと思慮する面から姉への想いを重視したりと優しい性格の方が強調されている。

終始控え目な描写に留まったのは主人公の両親が交通事故に遇い亡くなったという設定が尾を引いた気がしてならず、よく有りがちだが両親が海外赴任中に主人公の不注意で事故に巻き込まれ怪我をしたでも良かったような気がする。
そして佳奈子と杏奈は互いを意識する節は有るが競い合う訳でもなく、主人公の初体験が佳奈子ならともかく杏奈と素股から合体に至ったのならば尚更ハーレムな流れの方がスッキリしたと思われ、実に勿体無い終わらせ方だったかもしれない。

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DSKさんのレビューブログにおいて、本作をご紹介なさっています。

未亡人叔母と独身叔母と僕(著:久野一成、フランス書院文庫)
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にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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