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久野一成「初めての義母 美乳寝室」

久野一成「初めての義母 美乳寝室」(フランス書院文庫、2005年6月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

卒業式を迎え和彦は玉砕覚悟で憧れの女教師の清香に告白しようとするが、何と彼女は父親と再婚すると聞かされ意気消沈してしまう。隣りの熟婦人の美紗子の手解きを受け、和彦は清香に告白するが…。

【登場人物】

松原和彦
15歳。高校1年生。医師の父親と2人で暮らしていたが、中学卒業を機に清香と再婚し義理の母親となった。童貞。

松原清香
27歳。和彦が中学3年生の時のクラス担任で、彼の父親とはPTA会合で顔を会わせる内に親密な関係になり結婚。現在は退職し専業主婦となっている。

宮前美紗子
37歳。資産家の夫と結婚したが、死別して現在は一人暮らし。筆下ろし未亡人と噂され、若者から壮年まで不特定多数の男声と付き合っているが、和彦には隣人のおばさんとして優しく接している。

【展開】

中学校を卒業し義母となった清香との生活を始めた和彦は彼女の着替えや入浴を覗き見てしまい、洗濯前の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーしてしまう。

ある日家の鍵を忘れ玄関に立ち尽くした和彦はふと隣家の玄関先で男とキスする美紗子を目撃するが、彼女の家に招かれると熟れた身体を見せ付けられ勃起してしまう。
清香との経緯を知る美紗子から一度は彼女に告白すべきと提案され、ブラジャー越しに乳房を揉ませて貰いながら彼女の手コキで優しく射精に導かれるのだった。

帰宅した和彦は隣家で夕飯をご馳走になったと知った清香と一旦は口論になるも、ずっと好きだったと告白し力付くでキスを迫る。清香は拒絶するが涙ながらに想いを打ち明ける和彦の熱意に負け、剥き出しの乳房を揉まれながら手で精を放出させる。

一週間後機嫌の良さそうな和彦を見掛けた美紗子は自宅に誘うと、清香とセックスする為の予行練習だとして相互愛撫で何度も絶頂し、本番は好きな人とするべきで、私が何とかしてあげるからと元気付けるのだった。

父親の昇任祝いで温泉旅行へ出掛けた和彦は後から合流する父親が不在の晩に告白すると、清香は一夜だけと条件付きで恋人になると応じる。温泉で秘所をねぶりながら相互絶頂した後、母子は体位を変えながら何度も愛を交わし合うのだった。

【レビュー】

248頁で完結する点、敢えて結末を確定させず読者の想像に委ねる締め方は当時のフランス書院文庫の方向性でも有り、読んでいてもの足りないと感じさせるのは致し方ないかもしれない。

しかし作者の作風からすると、穏やかで性根の悪い人の居ない世界というのが前提に有るようで、例えば美紗子には主人公の童貞を奪いかねない状況を作り出して清香の迷いを振り切る役回りを演じさせるとか、何かしらの起伏が欲しいかなとは思う。

これが現代だと主人公が想い人の為に童貞に拘るのは稀有な話で、寧ろ本命を十分に満足させる為にテクニックを磨こうという男子の方が多いだろうし、初めての女なんて男子が思うほど女子は拘っていないと言われそうな時代である。

良くも悪くも時代性が色濃く出た作品と言えるかもしれない。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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