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内藤みか「三人の美人課長 新入社員は私のペット」

内藤みか「三人の美人課長 新入社員は私のペット」(フランス書院文庫、2004年1月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

新入社員の健一は上司の美和に叱責を受けてばかりの生活を送っていたが、ある晩に彼女と同じ部屋に泊まったのをきっかけに他の部署の課長である千香や比呂子からも誘惑されてしまう。

【登場人物】

安藤健一
大学を卒業して間も無く輸入下着の販売会社に勤め始めたばかり。女心に疎く鈍臭いが処世術は人並み以上で、女社会の職場の為皆にちやほやされている。学生時代には剣道をしており、スリムながらも男らしい体付き。童貞。

樋川美和
営業三課の課長で試用期間の健一の教育係。バリバリのキャリアウーマンで、公私共に常に尖った印象を与えており既に夫婦生活は破綻を来たしている。健一に気を掛けており、何かとモテる彼に苛立ちを覚えつつ次第に惹かれていく。

松原千香
27歳。社長の信頼を受けている秘書課の課長。強かな性格で大手広告会社の御曹司に上手く近付き、半年後に結婚する予定。男性経験が無いのを引け目を感じており、健一の面倒を見る内に気に入り後腐れの無い彼に処女を捧げようと考える。

飯塚比呂子
30歳。営業一課の課長。華やかでプロポーションに自信を持っており、破天荒な性格からライバルも少なくない。一人だけの男子新入社員の健一に関心を持っており、事ある度に誘惑し童貞を貰おうと狙っている。タイプが真逆の美和とは折り合いが悪い。

【展開】

健一を同行させた出張の晩に手違いで同じ部屋に泊まる事になった美和だが、緊張続きですぐ床に就いた彼を見て女としてのプライドが傷付き、思わず彼のぺニスに手を出して射精に導いてしまう。

数日後健一の扱いを巡り一触即発の美和と比呂子を見かねた千香は機転を利かせて彼を連れ出し、社内報の記事にするからと食事の約束を取り付ける。ワインを飲み交わす内に彼に対して婚約者には無い感情を抱いた千香は、帰宅前に思わずキスをする。

ある日会社で扱う下着の選考で遅くまで残業していた比呂子はエレベーターで健一と鉢合わせになり自分の職場に連れて行くと、Gカップ95cmのバストを見せ付けてパイズリで射精に導くのだった。

健一が入社して2ヵ月後千香や比呂子に誘惑されがらも美和と出張した際に再び同じ部屋に泊まると、彼女の手コキ奉仕を受けながらも自分に出来る事が有ればと告白するが、すげなく突き放される。

そんな中徹夜明けで社内の会議室で眠っていた健一は、美和と同じ部屋に泊まったと聞き付けた千香から口唇奉仕された後、比呂子とは社内で童貞を奪われ、嫉妬に狂った美和からは詰られながらもフェラチオされてしまう。

数日後処女喪失の舞台を整えた千香は社長に書類を渡して欲しいと健一をホテルへ来させて一晩の逢瀬を楽しむが、すぐさま美和の知る所となる。嫉妬に駆られた彼女は同行出張にかこつけて健一を誘惑し、社内公認の仲となる。
研修を終え正式に三課に配属された健一は千香や比呂子との関係を清算出来ずにずるずると関係を続けつつ、やはり美和が一番と彼女に秘密が発覚しないように上手く立ち回り逢瀬を続けるのだった。

【レビュー】

グリーンドア文庫やマドンナメイト文庫で実績を積んだ作者は、活躍の舞台を増やそうとフランス書院文庫や更には美少女文庫へ進出、直後にはケータイ小説で大ヒットを収め、現在はエッセイストという一面も見せている。過渡期の作品と言えるだろう。

デビュー作「美乳三姉妹」は元々スポーツ新聞での連載をベースにしており本作もこれに類似した作風で有るせいか、良く言えば代わる代わる誘惑するヒロインのせめぎ合いを楽しめるし、悪く言えばごちゃ混ぜになっているとも思える。

三者三様に課長にまでのし上がったキャリアウーマンなだけに仕事上で反目したり、或いは主人公を取られまいとそこに居ない相手を嫉妬したりとこういうやり取りはなかなか良かったが、
主人公は先に千香や比呂子と関係しているのに美和には最後までそれを否定し隠し通している。チェリーボーイな割には実際は世渡り上手で強かな面が見えていて、美和が一番と言いつつもそこは少々戴けないかなと感じてしまった。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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