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上条麗南「奴隷相続 未亡人兄嫁と若兄嫁」

上条麗南「奴隷相続 未亡人兄嫁と若兄嫁」
(フランス書院文庫、2014年3月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2017年1月10日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

奴隷相続 未亡人兄嫁と若兄嫁
上条 麗南
フランス書院
2014-12-23




【あらすじ】

父の四十九日法要を迎え、和真は長兄の嫁である由佳里が籍を抜いて新たな人生を送ろうとしているのを知り、次兄の嫁で担任教師の智美や義母の静乃共々自分の雌奴隷にしようとある企みを実行する。


【登場人物】

秋津和真
高校1年生。秋津家の当主だった重信と妾との間に産まれたが、7歳の時母が亡くなり後継者として引き取られている。3年前に父・重信の命で静乃と関係を持って以来母親以上の愛情を抱いているが、心を開かない彼女に対し玩具同然に性交を繰り返している。

秋津由佳里
34歳。秋津家の長男・誠一と結婚した。子を宿す事に執着する重信に慰み物とされ、秀彦とも関係を持った事があり、関係を知った誠一は3年前に交通事故を起こして亡くなった。重信の死を機に新たな人生を送ろうと決意するが…。

秋津智美
28歳。和真の担任教師で秋津家の次男・秀彦と結婚するも、彼の賭博癖と借金を理由に重信より勘当同然の扱いを受けていたが、その当主の死を機に夫婦で秋津家に戻って来た。

秋津静乃
39歳。和真の父親・重信の後妻として嫁いだが子をなさぬ事から、彼の命で和真に性教育を施す事になった。重信に徹底的にしこまれた為か、未だに和真に対しては素直になれず、あくまでも性玩具として振る舞おうとする。


【展開】

父親・重信の四十九日法要を終えた静乃はいつものように和真から関係を求められ絶頂に導かれるが、彼が由佳里に狙いを定めていると知り彼女だけは自由にしてと懇願するが、にべも無く断られる。

ある晩和真は重信が遺した写真集を元に由佳里に関係を迫り立て続けに前後の穴を貫くと、駅弁スタイルで繋がったまま静乃の寝室に向かう。自分が代わりになると告げた静乃が告げると、和真は絶頂して横たわる由佳里の上に四つん這いにさせアナルを犯すのだった。

あと一人と智美を標的に定めた和真は睡眠薬を飲ませ気を失っている内に口枷を付け椅子に開脚した状態で縛り付けると、彼女に由佳里と秀彦の情事の画像を見せじわじわと彼女を言葉巧みに堕とし前後の穴を貫いてしまう。

その頃未だに素直に従わぬ罰として、寝室で拘束されたまま淫具で貫かれていた静乃は和真との爛れた性の日々を思い出しながら、罪の意識を覚えつつも次第に二人の兄嫁にエスカレートさせる彼の悪行を黙って見ているしか術が無かった。しかし明くる朝2人に胤付けして来たと和真に告げられると、静乃は人の道に外れると諭そうとするが、和真から自分の子を孕んで欲しいと哀願されならば一緒に罪を背負うと告白を受け入れ情交を交わす。

和真は奴隷にした3人に貞操帯とアナルプラグを付けさせて1週間禁欲させると秀彦の不在を狙い、浴室で睦み合っていた静乃や由佳里に智美を合流させ、思う存分彼女たちの前後の穴に子種を注ぎ続けるのだった。


【レビュー】

デビュー作品「青獣の烙印 義母と姉が牝になる寝室」からほぼ半年振りとなる作者の二作品目である。女流作家で凌辱作品というもの珍しさも有ってか売上は好調な様で、こうしてスムーズに作品を重ねていくのは編集側の期待の現れだと思う。

舞台は名門の邸宅内という閉鎖空間で繰り広げられる調教凌辱もので、既に他の作家たちに何度も取り上げられている題材なだけに読んでいて特に目新しさは感じられないが、基本的に少年主人公の心理描写は無く女性陣(特に静乃)の側に終始しているのは、恐らく意図的でありこの辺は女性作家ならではと言えるだろう。これでもかと執拗に繰り返す調教責めは確かに官能小説としては合格点以上の内容で、新人作家らしからぬ出来の良さだと感じた。

個人的には静乃に母親以上の愛情をぶつける主人公が魔少年化していくプロセスを彼女の回想視点で描かれている点は、本当は違うのに…というもどかしさも相まってなかなか良かったのではと感じたが、一方で由佳里や智美は本来タイトル通りならメインになる所なのに静乃5:由佳里3:智美2の分量であるせいか、きっかけが短絡的かつ拙速過ぎたように思えたのは残念である。主人公の父親の重信の力が圧倒的に強く、主人公や静乃がその命から逃れられない結果が調教と子作りで、終盤の描写を見ると重信から解放されたと感じられず個人的には読後感が良かったとは言えなかった。

調教凌辱作品なだけにプレイは主人公が一方的な責めで分量はみっちり詰まっているし、由佳里と智美に対しては入り口は違えど1章ずつ使い前後の穴を凌辱し尽くし堕としている。良く言えば官能成分は濃厚だし、悪く言うと脈絡もなく延々と続く描写が中盤辺りで既に満腹感を感じて飽きてしまい、何処かでメリハリが欲しかった気がする。あと個人的にはアナル描写が多過ぎたのも減点対象で、折角孕ませ云々というなら終盤はアナルを排除して愛のある膣内射精にしても良かったかもしれない。主人公は言葉責め中心で喋り過ぎなのも気になった。






「最強の女流作家」との触れ込みで2013年にデビューしましたが、2015年の1月に刊行した下記作品から暫く新作の話を聞きませんでしたね。

の・ぞ・く【六匹の人妻】
上条 麗南
フランス書院
2015-08-14



拙ブログでの紹介記事

上条麗南「の・ぞ・く【六匹の人妻】」


このタイトルは何処かで聞いたことかあると思い検索しましたら、別の作者による下記の作品がありました。





冬野螢さんは「寝取られ」を題材にした作品が多かったように思いますが、上条麗南さんもその短編集では同じ題材を書いていらっしゃいますね。似たような題材もありましたので、もしかするとご参考になさったのかもしれません。

そして上条さんの新刊が2年振りに慣行されることになりました。意外にも「彼女の○○」という題材は初めてで、ヒロインの年齢から考えれば主人公も10代とみられますね。





「静馬様のモノでイカされますッ。舞、許して」獣の体位で熟臀を貫かれ、娘に詫びて極める裕美。
38歳の熟れた肉体めあてに自宅へやって来る青狼。白昼のバスルーム、リビング、神聖な閨房で、
三穴に注がれ、次々に開発される新たな性感。娘への罪悪感は肉のよろこびの前に崩れ去り……

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tag : 高校生主人公 母子相姦 姉妹丼

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

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どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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