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櫻木充「独身熟女(シングル)【おいしい寝室】」

櫻木充「独身熟女(シングル)【おいしい寝室】」
(フランス書院文庫、2014年3月、表紙イラスト:松原健治)

ネタバレ有り。御注意下さい。
2016年12月17日レビュー再編集。

作品紹介(公式ホームページ)

独身熟女【おいしい寝室】
櫻木 充
フランス書院
2014-12-26




【あらすじ】

クラスメイトの樹里と付き合っている恭輔はその義母の由華に強い想いを寄せており、密かに彼女の下着に悪戯していた。実は由華はその様子をビデオで隠し撮りしており、満更ではない様子だが…。


【登場人物】

篠本恭輔
18歳。陸上部に所属する高校3年生。かつては隣人だった樹里と恋人同然の付き合いを始めて久しいが実は由華に想いを寄せており、樹里が不在の折りに頻繁に進路相談を口実に遊びに来ている。童貞

西原由華
36歳。7年前に樹里の父親と再婚したが、2年前に夫を亡くしている。陸上選手の経験を活かし、現在はプロアスリート対象の理学療法士として働いている。エキゾチックな顔立ちに身長は170cm近くでスレンダーな体型。Bカップ。

西原樹里
18歳。女子陸上部に所属する高校3年生だが、将来は陸上に進まずに声優やアイドルを目指している。身長162cmでスレンダーながらもCカップと出る所は出ており、表面的には異性に冷たいが恭輔だけには甘える一面も。処女

平島美穂子
28歳。樹里が所属する女子陸上部の顧問を務める体育教師。由華の後輩に当たり、体型やショートボブにした髪型など彼女によく似た姿形をしているが、顔立ちは和風な点が異なる。恭輔の性的な視線に気付いており、童貞を貰おうとある企みを考える。

岩沢梨紗
45歳。樹里の実母でフリーアナウンサー。独立を機に家庭との両立が難しくなり、樹里の父親と離婚した。美魔女と呼ばれるように若々しく、グラマラスで魅力的な輝きを放つ。樹里を引き取る為に恭輔に近付く事に。立場上男断ちをして久しい。


【展開】

西原家を訪ねた恭輔だが由華が外出する事となり、これ幸いにと洗濯物を漁ると彼女の下着に悪戯し精を放ってしまう。何食わぬ顔で戻って来た由華は彼が帰宅すると自らの挑発に乗せられて自分の尻を触って来た少年のうぶな反応を思い出しながら、彼の悪戯の一部始終を収めた画像を見て満足すると精で汚された下着を履いて激しく自らを慰めるのだった。

ある日恭輔は美穂子から週末に受験先である彼女の母校を案内してあげると提案され、ポーチを無くしたので探して欲しいと頼まれるが、見付けたポーチの中に美穂子の下着が入っているのを知り何食わぬ顔をして自宅へ持ち帰ってしまう。土曜日に大学の案内を終えた美穂子から自宅へ来るよう誘われポーチを持ち帰った事がバレるが、元より怒るつもりの無い彼女から下着を何に使ったのかと問い質されながらボクサーブリーフ越しに扱かれ射精に導かれる。恭輔の精力に感心した美穂子はスキンを付けさせ初体験に導き翻弄されるが、教師としての矜持を保とうと一度きりの関係にしたいと告げたのに対し、恭輔は即答せず彼女との関係を続けたいと暗に匂わせるのだった。

梨紗と出逢い樹里との再会のお膳立てをした恭輔は再び樹里の不在を狙って西原家を訪ねると、何故かレオタード姿の由華にペースを握られて下着に悪戯した事を白状させられ、下着の媚臭を嗅がされながら立て続けに手や口で射精させられる。ところが恭輔はふとした拍子に盗撮に気付いて問い詰めると、由華よりこれまでの事は全て自分が仕組んだ罠だと謝罪を受け、立て続けに交わって膣内に射精し絶頂へ導くのであった。

ある日樹里に連れられた恭輔はそこが梨紗の住まいだと知り彼女と初めて会ったかのように振る舞うが、全てを知った樹里から感謝の言葉を掛けられ初めてを貰って欲しいと頼まれ、複雑な思いを抱きつつも優しくリードする。そして西原家を訪れると由華に対し樹里を梨紗の元に住まわせて欲しいと頼み、更に自分も樹里との関係を清算し正式に付き合いたいと告白する。始めは単にセックスをしたいだけと拒む由華だが、激しい情交に屈服させられ告白を受け入れる事に。

数日後恭輔は梨紗からシティホテルの一室に呼び出されアイドル志望の樹里を思い自ら身を退くと告げると口にすると、その報酬とばかりに熟れた女体を武器に誘われる。本当は若い性を貪りたいのにあくまでもしたたかな態度を崩さない梨紗に翻弄されつつも、自分は今モテ期の最中なんだと実感するのであった。


【レビュー】

2012年1月発売の「八人の美熟女」以来、2年2ヵ月振り、47作品目となる本作を発売した作者は1997年デビューのベテラン作家で、熟女・下着フェチに特化した作風でお馴染みである。

主人公と恋人同然の樹里に関わる人物が核をなしており、彼の本命で樹里の義母の由華、顧問教師の美穂子、産みの母である梨紗の3人の熟女がそれぞれの思惑で主人公を誘惑する。由華は主人公の想いに気付いているものの、樹里への深慮も有って敢えて本音は口にせず主人公が自分の下着に悪戯するのを黙認するだけで無く、盗撮したり迸りをオカズにしたりと結構前向きというかかなり弾けている。美穂子も主人公に想いを寄せており、脱ぎ立ての下着を潜ませたポーチをわざと落としてみたりと誘惑してみせるが、あくまでも由華の面影を追っているという主人公に取ってはやや微妙な立場と言える。

樹里と梨紗の母娘は先の2人に比べるとあくまでもサブヒロインの役割に過ぎず勿論情交場面は有るが、主人公の反応を見る限りはあまり愛情を注いでいない点がはっきり浮かび上がっており、個人的には残念に感じた点である。主人公は由華との関係を夢見つつも、据え膳食わぬはとばかりにヒロインからの誘惑は受け身で応じる計算高さや、自慢の精力で抜かずの連発でモノにするのはご都合主義な感じもするが、10代の少年らしい一面も垣間見えて個人的には好印象に感じた。主人公の情交は回数重視でヒロインの反応が押し並べて男に支配されたいという反応に終始するのはやや物足りず、いっその事梨紗くらいは痴女のような設定にして終始主人公を手玉に取り続けるのでも良かったかもしれない。




本作が櫻木充名義としてのフランス書院文庫の最新刊ということになりますが、2016年も新刊が出なかったですね…。近年は他社レーベルも含めて長編の新作が刊行されていない状況ではありますが、短編に関してはコンスタントに書かれており、2016年を振り返るこの特集でも作品が掲載されています。






本特集では『義母の宅配便』という短編が取り上げられており、読んでみるとやはり櫻木作品らしいライトさで流石に根強い人気なんだなと感じました。来年こそは何らかの形で黒本にも復帰…となれば喜ばしい限りです。
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tag : 高校生主人公 童貞 処女

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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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