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如月蓮「隣の女は三度、僕を誘う 熟れごろの母・としごろの娘」

如月蓮「隣の女は三度、僕を誘う 熟れごろの母・としごろの娘」(フランス書院文庫、2010年10月、表紙イラスト:新井田孝)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

有紗と再会したのをきっかけに隣家の彩子・真理奈母娘と交流を深める直彦は次々と彼女たちと関係を持ってしまうが、互いに関係が露呈した挙げ句に精を搾り取られてしまう。

【登場人物】

沢口直彦
20歳の大学生。幼い頃に母親を亡くし、父親は長期出張で不在の為1人で居る事が多い。童貞。

伊藤有紗
27歳。彩子の姪で両親が転勤で不在の為、彼女の元に身を寄せている。商社の営業企画部に勤めるキャリアウーマン。Fカップ。幼い頃の直彦と一緒に遊んだ事が有り、15年振りに再会したらしい。

伊藤彩子
38歳。沢口家の隣人で夫を亡くしている。父子家庭の直彦を思いやり、一緒に夕食を共にした時期も有ったが、現在はあまり行き来が無い。有紗の転居により直彦との交流を深めている。

伊藤真理奈
18歳。彩子の長女で歳の近い直彦を兄のように慕っているが、最近はあまり顔を会わせる機会が無く残念に思っている。テニス部で活躍しポニーテールが似合うEカップの美少女。処女。

【展開】

有紗と再会した直彦はその晩に自宅で彼女と共にワインを口にするが緊張の余りワインを溢し服を脱がされて勃起していたのがバレるが、積極的な彼女から口唇奉仕を受け口内に発射してしまう。
数日後有紗と食事に出掛けた直彦は何故か女性ものの下着をプレゼントされるがそれを誘いの合図と悟り彼女に下着を穿くように求め、帰宅した後彼女に筆下ろしをしてもらうのだった。

有紗から直彦の様子を聞いて夕飯を届けるようになった彩子は真理奈が彼に好意を抱くのを気にする一方で、ある日の夕方にスーパーで直彦を見掛け夕飯に誘うと母親のように甘える彼の求めに応じ、秘所を弄られながら口唇奉仕に浸るのだった。
数日後直彦を想ってひとり遊びに興じていた彩子は強風で自分の下着が飛ばされたのに気付き沢口家を訪れるが、目敏く先に見付けた直彦に奪われてしまった上、直前にオナニーをしていた痕跡を指摘されると抵抗出来ずにバックで貫かれてしまう。

有紗や彩子が直彦に秋波を送っているのを知り負けたくない一心の真理奈は帰りの電車の中で直彦を見付けさりげなく尻を股間に密着させると、厚かましく秘所を弄られて痴漢され困惑しながらも勇気を振り絞り宿題を見て欲しいと告げる。
直彦と2人きりになった真理奈は彼が自分の身体に見とれているのを知り、勃起を口に含み奉仕した後でシックスナインになり相互絶頂に至るが、処女喪失の心構えが出来ずに週末のテニス大会の後でヴァージンをあげると約束する。
テニス大会の後でフェンス越しに直彦と話しながら秘所を弄られ感じてしまった真理奈は直彦の部屋でうんとして欲しいとせがみ、正常位で処女喪失するとバックに体位を変えられて膣中で精を受け止めるのだった。

2回目の逢瀬の晩に直彦とテレフォンセックスを楽しむ真理奈を見て愕然とした彩子は翌日直彦を訪ねて関係を断つように懇願するが、アナルセックスを求められ初めての肛内射精を受けて絶頂に至る。
ところが直彦の部屋のドアが開いているのを不審に感じた真理奈に見付かって口論になり、自分の肛内に挿していたぺニスを口に含み誘惑する真理奈に茫然とし膣内射精を見守らざるを得なくなる。
そこに腕組みをして3人を見下ろす有紗の姿が。不敵な笑みを浮かべ自分にも欲しいと訴える彼女に動揺しつつ、騎乗位で跨がられ精を搾られる直彦を見て彩子は彼に顔面騎乗し自分にも挿れて欲しいとねだるのだった。

【レビュー】

積極的なお姉さんキャラの有紗が序盤の2章、母性溢れる彩子が中2章、お兄ちゃん攻撃で甘える真理奈が終盤2章とヒロインの性格付けは平均的だがバランスの良い設定では有る。
一方の主人公は如月作品らしくひたすら甘え口調だが、肝心な主人公側の心理描写が殆ど無い為かどうしてもヒロイン側の唐突な誘惑に終始している感が否めない。

有紗は如月作品では珍しく主人公に対し優位に立つヒロインで、筆下ろしに至るまでに下着を見せて挑発するなどなかなか舞台設定は良かったが、途中からは母娘の誘惑の合間に密会する描写が有るのみ。
彩子や真理奈に関しても前後の流れは多少大事にしてはいるが、どちらかというと各ヒロイン2章ずつのオムニバスのような趣で、終盤で強引にハーレムに纏めてしまい描写が少ないのも残念で有る。

この当時の如月作品はヒロインたちが結託して主人公を手玉に取る初期作品のテイストをほんの少し残してはいるが、不誠実な主人公にこの位のお灸を据えた方が読後感はスッキリするとは個人的に感じる所で有る。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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