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鷹羽真「ホームステイ【青い目の留学生】」

鷹羽真「ホームステイ【青い目の留学生】」(フランス書院文庫、2014年5月、表紙イラスト:村山潤一)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

日本に憧れる留学生マリをホストファミリーとして迎える事になった健人。3週間の短い同居生活を送る内に彼女を大事にしたい気持ちが高まり恋人関係が始まるが、次第に帰国の予定が近付いて来る。

【登場人物】

葛城健人
高校2年生。両親がマリをホストファミリーとして迎えた為、3週間彼女と同じ屋根の下で暮らす事に。童貞。

マリ・ブラント
高校2年生。オーストリアのウィーン出身だが、日本人の祖母がいるクォーター。清楚な佇まいと可憐な笑顔が好印象を与え、金髪蒼眼でスタイルの良い美少女。
祖母や親友のキャシーから日本の話を聞かされて興味を持ち、3週間のショートステイで来日。色恋沙汰に縁が無く、密かにロマンスを期待していた。

葉山洋子
25歳。健人の通う高校の英語担当教師。英国人の父親を持つハーフだが、切り揃えた黒髪に怜悧で知的な顔立ちでメガネを掛けたクール系美女。Sっ気が強くこれまでにも男子生徒に手を出し、従順に手なづける事に快感を覚えていた。

キャシー・ロジャース
日本の大学に留学中の大学生でチアリーディング部に所属しており、爆乳でグラマラスな女性。マリの姉貴分でマリを日本に招いたが、彼女の初めての彼氏になった健人に並々ならぬ興味を抱き、初対面の夜に誘惑を仕掛けて来る。ステレオタイプの留学生で、片言の日本語と英語を話すのが特徴。

【展開】

健人は両親と共にマリの歓迎パーティを開くが、疲れて眠ってしまった彼女をおぶってベッドに寝かせると、寝惚けていたせいで祖母と勘違いしキスを求められ、衝動的にディープキスに及んでしまう。

2日後マリが同じクラスになり英語の授業中の態度を見て健人が彼女に熱を上げていると察知した洋子は、放課後に英語準備室へ誘うとマリを襲わないように自分が処理してあげると誘惑し手コキで射精に導く。

週末を迎え両親が不在の為マリと2人きりで過ごす事になった健人は、彼女を性の対象と見ないように意識する余りにそっけない態度を取ってしまい、それを見たマリは健人に嫌われたのだと消沈し雷雨となったその晩寂しさから部屋で泣き崩れる。
マリの様子が気になり健人は部屋を訪ねると彼女からキスを求められ、それを本番までOKのサインだと早とちりし初心な彼女の乳房に愛撫を仕掛けて絶頂に導くと、正常位で繋がり朝まで何度も精を放つのだった。

週明けの授業でマリとの仲が進展したと気付いた洋子から校内放送で準備室へ呼び出された健人は、マリにしてもらっていないだろうと洋子からフェラチオで射精に導かれると、骨抜きにしようと目論む彼女からセックスを求められる。
しかしマリの方が好きだと決意した健人は執拗に洋子の膣内に射精を繰返すと、その精力の強さに屈服させられた洋子は淫語を口にしながら激しく乱れ健人を追及するのを諦める事に。

こうして2週間目の週末を迎えキャシーが葛城家にお泊まりにやって来るが、人目も憚らずスキンシップを求める彼女に健人はたじたじになりつつ、その晩に早速キャシーに夜這いを掛けられ交わる内に彼女の被虐性を開花させるのであった。

残る1週間を公認の恋人関係で暮らす内に3週間目の土曜の朝を迎えた健人は、キャシーに唆されメイド服に着替えたマリに目覚めのフェラチオ奉仕を受ける事に。
健人の両親から交際を始めてはと勧められ嬉しさの余りマリは健人に紅茶を溢してしまい、同じ気持ちの健人は粗相をした彼女に挽回のチャンスを与えると告げて浴室に連れ込み泡奉仕させた後、扉越しに母親と会話しながらマリに中出しする。

翌日曜日健人とマリはしばしの別れを惜しむかのように空港の男子トイレの個室に忍び込み、愛を確かめ合うのだった。

【レビュー】

ほぼ年1作品ずつフランス書院文庫で出版している作者は、普段は同レーベルの弟分に当たる美少女文庫を主戦場としている。
典型的なボーイミーツガールの作風は美少女文庫ではわかつきひかるさんがお馴染みだが、それを黒本に移植したようなものと言っても過言では無い。

単にジュベナイルポルノにしないように淫語全開の女教師や、ステレオタイプのお姉さん留学生を加えているのがらしい所だが、あくまでもベースは清楚で可憐なマリとの恋愛物語に終始しており好印象を与える。

マリの性格付けを重視した為か、今までの鷹羽作品のメインヒロインに見られた淫語全開のキャラクターという違和感は見られず、あくまでも清楚な少女がちょっと背伸びしてエッチな事をしてみました的な可愛らしさが正攻法で描かれている。

その分鷹羽作品らしい弾けたヒロイン(手袋描写付き)は女教師の洋子とアメリカンなキャシーで十分補われており、マリとのイチャイチャぶりとの場面転換と共に官能成分としては申し分ない作りではないだろうかと思う。

個人的には洋子を廃してキャシーを高校の先輩にして主人公やマリの手解きや3Pで彩りを持たせてもとは思うけど、恋する2人が童貞処女を同時に失う方がやはり物語としてはすんなりいくのかもしれず、その点では本作の試みは成功と言えるだろう。
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
どなたでも書き込み自由ですが、管理人が許可するまではコメント欄に反映されないので、その辺りはご理解下さい。

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