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鷹羽真「お姉さんはCA [キャビン・アテンダント] 」

鷹羽真「お姉さんはCA[キャビン・アテンダント]」(フランス書院文庫、2013年4月、表紙イラスト:川島健太郎)

ネタバレ有り。御注意下さい。

【あらすじ】

高校進学を控えた優人は機内で優しく奉仕してくれたCAに想いを寄せる。数日後彼女が兄嫁の夏奈と知り驚くが、再会するなりやけに積極的に誘惑する彼女に翻弄されてしまう。

【登場人物】

水元優人
高校進学を迎えた少年で、結婚を機に父親と疎遠になり関係回復を狙う兄の思慮により、高校生活を兄夫婦の元で暮らす事に。童貞。

水元夏奈
27歳。優人の兄嫁で国内航空線でキャビン・アテンダントの仕事に就いている。3年前に結婚したがここ1年はセックスレスが続いており、義弟の優人の存在を知りショタコン気味に想いを募らせていた。

【展開】

受験で上京しようと搭乗中の機内で固い表情で最前列の席に座っていた優人は、対面の席でパンチラや足コキを仕掛ける美人CAから緊張を解してあげると告げられ手袋越しに優しく手コキされてしまい、彼女に淡い想いを抱く事に。

翌月優人は兄から呼び出され実家近くの県庁所在地のホテルで久々に対面を果たすと兄嫁だと紹介された夏奈が件のCAだと知るが、兄がトイレで中座した隙を見てテーブル下に潜り込んだ彼女の口戯により射精させられてしまう。

酔い潰れた兄を部屋へ運んだ優人は夏奈に誘われホテルの隣室で散々精を搾り取られた揚げ句挿入しようとするが上手く行かず、結局夏奈が馬乗りになって童貞を喪失すると朝方まで互いの身体を貪り合うのだった。

優人は上京するなり新生活初日から兄が多忙で不在がちと知り夏奈の淫乱な身体を毎日のように求めると、始めは夫の弟で淋しさの代償にしていた彼女も優人を一人の男と見るようになり、勤務の合間を縫って裸エプロンで歓待し彼を歓ばそうとする。

梅雨を前にリゾートホテルのプールで夏奈から水着姿を披露され人目を気にしながらも彼女と水際で激しい1日を過ごした優人だが、6月に入ると兄の長期出張と夏奈の多忙によりすれ違いの毎日が続く。
そんな中夏奈から空港近くのホテルへ来るように呼び出された優人は、CAの制服姿の彼女に手袋越しに手コキされたり、キスを交わしながら足コキされたりと奉仕されるが、御返しにと彼女を激しく攻め立てて貫き専属奴隷宣言をさせてしまう。

夏休みを機に沖縄旅行を兼ねて九州へ出張した兄に顔を見せようと夏奈の搭乗する便に乗った優人は、他の乗客の目を盗んで彼女を機内のトイレに連れ込み、濃厚なキスを交わし合うのだった。

【レビュー】

前作はヒロイン3人の作品だったがいずれもクロスする場面は無く、単体ヒロインのオムニバス形式の趣が強かった。本作では原点回帰を狙ったのか単体ヒロインの作品であり、基本的な軸はぶれてはいないと言えるだろう。

本作では「お姉さん」がCAであり兄嫁でも有るが、仕事が多忙とは言え一応は夫の居る身でも有る。兄嫁の出る作品なだけに多少は背徳感を持たせるかと思ったものの、文中で夫への当て付けを思わせる描写が有った位だった。
この辺りはいかにも現代の誘惑作品らしいしライトな作風を得意とする作者らしいのだが、折角の兄嫁設定なら素面の兄が側にいる中での密かな交わり等何かしらのドキドキ感を加えてみても良かった気がする。

CAとしての設定はこちらも手袋での手コキ描写が好みである作者のフェチィシズムが上手く盛り込まれていて興味深い所だが、これだけあられもない描写ならヒロインの夏奈が兄嫁で無くても実姉や義姉でも良かったように思えてならず、些か残念である。

【参考記事】

DSKさんのレビュー紹介記事はこちらからどうぞ。

お姉さんはCA(著:鷹羽真、フランス書院文庫)
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プロフィール

にゃら

Author:にゃら
千葉県在住の会社員。40代を迎えましたが、まだまだフラフラと迷う日々を送っています。
フランス書院文庫を中心に官能小説だけで蔵書が200冊近くになりました。整理したいと思いつつも手離し難く、最近電子書籍に目覚めて古い本から順に移行させつつも、まだまだ購入量の方が多いといったところです。
因みに一部で広報担当だとか、出版関係だとか思われているようですが、ただの会社員ですのであしからず(苦笑)

〈誘惑官能小説〉
主にヒロイン側からのアプローチで結ばれる官能小説。「私がオトナにしてあげる」などの舞台設定が好きな方にオススメします。
自分の年齢の半分以上(!?)官能小説に触れて来ていますが、最近は趣向の多様化もあって、一口に誘惑と言っても色々と華やかになっています。
なお個人的な好みが色濃く反映されていますので、作品によっては辛めな感想になりますが、その辺はご容赦下さい。

〈コメント〉
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